日本共産党新座市議会議員団
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市議会報告
2006年12月議会← 前回  |  次回 →
日本共産党議員の一般質問
日本共産党が意見書を提案"庶民大増税反対"全会一致で可決
市長が「都市計画税6年連続値上げ」を計画
小児救急医療体制の充実のため医師会に申し入れて改善を
高すぎる国保税 減免制度の周知が必要
来年度、陣屋小がきれいに
新堀小の施設は順次修理します
市民の声実る
12月議会あれこれ
市政に提案日本共産党議員の一般質問
笠原すすむ
建設常任委員長笠原すすむ
.入所児童数が増えているのに、民間保育所への補助金が職員待遇改善補助金などが大幅に削られ7年間で半減している。充実こそ必要だ。
.民間保育所への手厚い支援は必要と思うが、今の財政状況では厳しい。
その他1築30年を越える公立保育所の改修・建替えを急げ。2市役所の非正規職員の待遇改善を。3大型道路や、新座駅北口土地区画整理事業など大型事業をスローダウンし、福祉、教育の充実を。
工藤かおる
文教経済常任委員工藤かおる
.教育基本法改訂は競争教育を激化し、いじめの温床を広げるのでは。また市はいじめを3年間で30%減の数値目標を掲げているが、実態把握は。
.教育基本法は理念法でいじめとの関係はない。いじめ隠しはなく、教委は的確にカウントしている。
その他1高齢者の福祉サービスの存続、充実を。2国保税、介護保険料の値上げを抑え減免制度の周知を。3介護保険利用料補助制度に所得制限を入れるな。4水道道路、陣屋通り、県道の歩道整備を。
石島よう子
文教経済常任委員石島よう子
.小中学校の改修予算が減らされ学校の要望に応えられない状況だ。計画的な改修を。
.優先順位をつけ計画的に対応したい。陣屋小、第六中の大規模改修、野寺小図工室の改修を行う。特別室へのエアコン未設置校には設置したい。
その他1都内の病院でも乳幼児、重度障がい者、ひとり親家庭の三医療費の窓口払い無料化を。2県道の歩道整備(野寺1、2丁目〜栗原)3ひばりヶ丘入口交差点の右折車線設置
朝賀ひでよし
総務常任委員朝賀ひでよし
.介護予防が導入された。医療費節減の意味からも 疾病予防対策をどう検討しているか。
.医療制度法が変わり、生活習慣病対策が入りました。市としてはその予防や介護予防対策に取組む推進チームを作りその中で検討しています。
その他1固定資産税の高さに市民は苦しんでいる。市で税率が決められる都市計画税のさらなる増税はやめよ。2職員のメンタルヘルス対策の充実を。3墓地を求める市民のために、共同墓地設置を検討せよ。
保坂フミ子
厚生常任委員保坂フミ子
.小児救急医療が毎週金曜日に休診になっている。体制を整え医師の確保に努力せよ。また市民も利用している清瀬小児病院の移転反対の意思表明を。
.小児科医確保は難しい。また移転反対の意思は伝える。
その他1軽度の要介護者のベットや車いすの取上げがないか調査を。2中野二丁目5・6番地の雨水冠水解消工事は来年度予算で実施せよ。3県道の川越ー新座線の歩道整備を。
こじか伸衛
副議長・建設常任委員こじか伸衛
.市民体育館に指定管理者制度を導入せず、体協職員の資格を生かした多様な企画で市民のスポーツ利用を広げるべき。
.指定管理者制度は平成20年導入予定だったが今すぐ導入せず、若い職員に頑張ってもらう。
その他1地域経済活性化につながる住宅リフォーム助成制度導入を。2小中学生の通学路となっている陣屋通りの交通安全対策を。3老朽化した新堀小の改修整備を。
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日本共産党が意見書を提案
「庶民大増税反対」全会一致で可決
 来年度予算の財務省案が示されました。定率減税の廃止、国民年金や厚生年金保険料引上げ、生活保護の母子加算の段階的廃止など来年も庶民や弱者を痛めつける増税が目白押しです。

 日本共産党は12月市議会で「大企業に減税、庶民には増税という税制改訂をしないことを求める意見書」を提案しました。

 意見書は「大企業の法人税はヨーロッパ諸国と比べて高くなく、社会保険料の負担分も含めると企業負担はヨーロッパの半分からハ割・・この間の相次ぐ減税で法人税収は6兆円も減り、財源不足を消費税増税や庶民増税で補うことが検討されている」として、空前の利潤を更新する大企業に応分の負担を求める税制改訂を求めたものです。

 この間、住民税や介護保険料の値上げなど市民の怒りを意識してか、保守、公明、民主議員は質問も討論もせず全会一致で意見書は採択されました。
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大型事業を凍結し市民生活守れ
市長が「都市計画税6年連続値上げ」を計画
 市は「財政が大変」として公共料金値上げ、市民サービスカットを計画。来年度も都市計画税を連続値上げし、一人暮らし高齢者の弁当代50円値上げ等社会的弱者の補助金カットを予定しています。

 日本共産党市議団は「削るところが違っている。大型公共事業の凍結を決断し、市民負担増やサービスカットをすべきでない」と市長に申し入れ市民団体と運動。集団資源回収補助金などいくつかを撤回させました。「市民の暮しと福祉を守る」自治体本来の仕事を充実させるよう頑張ります。
3年連続の福祉サービスカット
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小児救急医療体制の充実のため
医師会に申し入れて改善を図れ
 全国的に小児科医不足が社会問題になる中、保坂議員は12月議会の一般質問で、小児救急2次医療体制の充実を求めました。

 「新座市、志木市、朝霞市、和光市4市の朝霞地区の小児救急2次医療体制では、金曜日の夜間は実施されていない。市は医師会などと話し合って、改善に努力するべき。
 また市民が多く利用する、清瀬小児医療センターの移転が問題になっているが、移転しないよう申し入れよ。」と質問しました。

 要求した資料では4月から11月までの8ヵ月間の当番日数は、290日ありますが、小児救急医療が実施されたのは、216日で74日は実施されていません。(表1)

 また4市の中でも、志木市立救急市民病院での実施が120日と半数以上になっており、西武線沿線の市民は志木市や、朝霞市、和光市の離れた病院に行くか、清瀬小児医療センターなど都内の病院に依拠していることがわかりました。(表2)

 市長は、「国全体の医師不足が問題だ。志木市の市立病院は、小児科に力を入れているようだが、医師会との話し合いや、清瀬小児医療センターにも申し入れをしてみたい。」と答弁しました。

 子育て中の親にとっては、夜中に熱が出てひきつける、喘息で発作が起きるなど突発時に、小児救急がなく、たらい回しにされるのは不安で切ないものです。

 朝霞地区小児救急医療体制の一層の充実は欠かせません。そのためにも、国の医療政策の転換が求められています。
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18年度の小児救急医療体制の実施状況(表1)
参加病院別実施日数(B)の内訳(表2)
高すぎる国保税減免制度の周知が必要
 工藤かおる議員は12月議会で、「国民健康保険税、介護保険料の値上げを抑え、生活が厳しい人へ減免制度をもっと周知すべき。」と質問しました。

 工藤議員はまず市議団に来た手紙を紹介し、市が難病の子どもがいる家庭からも保険証を取り上げている例をあげました。この方はリストラで家も失い、着の身着のままで知人を頼って新座市に来たが市税等が払えず、先天性小児疾患の娘の通院のため、市と掛け合ってやっと保検証を交付してもらっています。

 工藤議員は「失業で収入が著しく低下し減免できる対象なのに、こういう困った人に情報が届いていない。減免制度の存在を知らせるのは、行政の説明責任として最低必要だ。」と主張。パンフレットやホームページなどで減免制度を分かりやすく市民に知らせること、減免申請用紙を窓口に置くことなどを具体的に提案しました。

 しかし、市長は「国民健康保検税は来年度値上げしないが、さ来年度は難しい。減免制度は今でも周知している。」など市民の窮状に目を向けない答弁でした。

 日本共産党は減免制度も活用し、払える税金にするため市民と力を合わせていきます。
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来年度、陣屋小がきれいに
全小中学校から改修要望 191ヶ所も
学校訪問1 学校訪問2
トイレ改修はどの学校からも要望が
(校長先生に伺う市議たち)
スチール製の下駄箱。小さくて靴が入りきらないわね。
 日本共産党市議団は傷みの目立つ各学校の現状を調査するため、昨年秋、小中学校を訪問しました。

雨漏り、トイレが臭い、外壁の汚れなど

 陣屋小や第六中の大規模改修が先送りされ「がっかりした」(校長)との声、「体育館の床が老朽化し、ささくれ立っている。市長も部長も見に来ているが、なかなか直してもらえない」等の声を聞きました。市議団は老朽箇所を写真に撮り、12月議会の一般質問で取り上げ改善を強く求めました。

計画的な維持補修できれいな学校を

 共産党は「雨漏り、外壁塗装、教室床のひび割れ、トイレ改修など全23小中学校から191項目もの改修要望が出されている。教育予算が減らされ各学校からの要望に長年応えていないからだ。雨漏りなど深刻ではないか。計画的に維持補修すれば経費も安くてすむ。必要な予算を確保し子どもたちの学習環境を整備すべき」と主張。

 教育長は「これまで耐震補強、アスベスト除去工事を優先してきたが、各学校の要望を優先順位をつけ改修したい」「来年度は陣屋小の大規模改修(トイレ改修含む)、20、21年度に第六中の大規模改修をおこないたい。」と答弁しました。

 また、学校などの改修事業費(毎年10億円)を予定した『長期財政計画』が初めて議会に示されました。
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新堀小の施設は順次修理します
 小鹿議員は12月議会で、傷みの激しい新堀小学校の施設改修を行うよう一般質問しました。

 昨年秋、共産党議員団が行った小中学校の訪問で、新堀小学校は、築33年経っているため、大変傷んでおり危険箇所もあることがわかりました。小鹿議員は7項目をあげて質問しました。

1学校の外壁ネットは、人が出入りできるほどの穴が3ケ所、細かい穴は数箇所もある。
回答:今年の予算で行うよう早急に夜討します。

2門が重くて開け閉めができない。
回答:門の重さを支えるようになっていないので、取り替えます。

3玄関上部の塗装がはがれている。
回答:四年前のピロティ改修のときに塗装したので、しばらく待ってほしい。

4天井の雨漏りの染みに色の違うベニヤを当てている。
回答:きれいに改修します。

54階の階段の踊り場から、弾みで子どもが乗り出して落ちたら危険だ。
回答:高さが1メートル40センチ以上あるので規格上は大丈夫ですが、検討します。

6体育館の電球が切れている。
回答:電球は1ケ所400円位で取り替えることができますが、高いためローリングタワーを業者に頼んで取り替えるので費用が高くつきます。しばらく待ってもらいたい。

7体育館の屋根裏の保存材が曲がっていて落下しそうだ。
回答:電球の取替え時に点検します。

 このようなやり取りの後、教育総務部長は「今ある予算と来年の予算編成に向けて、財政が厳しいときですが、検討してやらなければならないものは順次修理します。」と答弁しました。
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市民の声実る
「市民アンケート」の声などを元に、12月議会や市交渉等で
 要望したことが一部実現しました。
★「陣屋通り・伊豆殿橋付近の交通安全対策を」
→センターラインを少し移動し歩道部分を確保する工事をおこないました。

★「六中前の道路が一部暗い」
→水銀灯を一灯さっそく増設しました。

★「栗原六丁目交差点の安全対策を
→点滅式の信号機を設置します。

★「福祉の里のトイレをオストメイトトイレに」
→来年度予算で改造します。

★「新座駅前や北野の公園に遊具、藤棚の設置を」
→設置しました。
栄5ー8地域の道路を改修 (写真左)

100メートルにわたり両側がガタガタしていた栄5ー8地域の道路が改修され、市民に喜ばれています。
日本共産党 栄・池田後援会
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12月議会あれこれ
いじめ自殺の報道が相次ぐ中の12月議会。県と新座市は「いじめを3年間で30%減」の数値目標を掲げていますが、いじめ発生が教師や学校の評価につながるようでは問題。教育基本法改悪で競争教育が激化し、子どものストレスが増すことが懸念されます。

●75歳以上から毎月保険料を徴収する後期高齢者医療制度。高齢者の負担増を批判して反対しました。

勤労青少年ホーム(パレット)は再びシルバー人材センターが指定管理者に。経費節減だけでなく総合点での評価と判断して賛成。

国への意見書では共産党議員が提案した「高利潤の大企業に応分な負担求め庶民増税反対」が全会一致で採択される。一円も法人税を払っていない銀行が自民党に献金?「税金は持てるものが応分な負担を!」が世論に。

●日本共産党は07年度予算への重点要望15項目を提出。「大型事業の見直しと福祉サービス縮小をしないこと。介護保険や障害者自立支援で独自の軽減策」などを要求しました。

●市長は大幅な職員定数削減を計画していますが、新座市の市職員人件費比率は関東地方類似市の中で最低です。福祉や教育など非営利な公的サービスには熟練したマンパワーが必要です。
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