日本共産党新座市議会議員団
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市議会報告
2008年 3月議会← 前回  |  次回 →
工藤薫議員が副議長 石島陽子議員が厚生常任委員長
日本共産党議員の一般質問
国民健康保険税値上げ 日本共産党は断固反対する
ゆきとどいた教育を 小3まで35人以下学級にせよ
小6まで子ども医療費(入院費)が無料に
《小鹿議員》住宅リフォーム助成制度を
《石島議員》後期高齢者医療制度の説明会を要求
《工藤議員》国保税一万円の引下げを
《小野議員》はなみずき通り(新座団地)に街灯を設置
《朝賀議員》市内循環バスの実現を
《笠原議員》「障害者控除対象者認定申請書」を送付
工藤薫議員が副議長 石島陽子議員が厚生常任委員長
議長は嶋野加代議員(政和会)

 08年度新座市議会3月定例会は新しく選出された26名の市議でスタートしました。

 議員の会派構成は下表のように、政和会、公明党が7名、日本共産党が6名、刷新の会5名、語る会1名の5会派です。

 議会の三役人事について日本共産党は会派数に応じた民主的な互選を主張し、議長に政和会の嶋野加代議員、副議長に日本共産党の工藤薫議員が選出されました。公明党は監査委員を希望しました。

 四つの常任委員会委員長ポストは人数の多い4つの会派から1人ずつ選出されました。日本共産党は厚生常任委員長のポストを選び、石島陽子議員があたることになりました。

 日本共産党は議論の場としての議会改革に積極的に取り組み、市民の目線で行政のチェック機能を果たすよう奮闘する決意です。
市議会の5会派◎は代表者  敬称略
党・会派
人数
議 員 名
政 和 会 7人 ◎並木 傑 並木平八 森田輝雄 嶋野加代 小池秀夫
平野 茂 榎本賢治
日本共産党 6人 ◎朝賀英義 小鹿伸衛 笠原 進 工藤 薫 石島陽子
小野大輔
語 る 会 1人 ◎高邑朋矢
公 明 党 7人 ◎亀田博子 川上正則 細田 健 滝本恭雪 北村由江
白井忠雄 中村容子
刷新の会  5人 ◎平松大佑 佐原範久 柴崎 清 中村和平 島田久仁代
常任委員会の構成◎は委員長 ○は副委員長  敬称略
総務常任委員会

◎川上正則 ○笠原 進 榎本賢治 平野 茂 島田久仁代
北村由江
文教経済常任委員会
◎平松大佑 ○小池秀夫 並木平八 小鹿伸衛 小野大輔
白井忠雄 中村容子
厚生常任委員会
◎石島陽子 ○滝本恭雪 嶋野加代 佐原範久 亀田博子
工藤 薫 柴崎 清
建設常任委員会
◎森田輝雄 ○細田 健 並木 傑 高邑朋矢 朝賀英義
中村和平
議会運営委員会
◎平野 茂 ○滝本恭雪 小池秀夫 佐原範久 笠原 進
白井忠雄  委員外議員・高邑朋矢
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3月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
こじか伸衛
文教経済常任委員こじか伸衛
後期高齢者医療制度は中止・撤回を
Q.後期高齢者医療制度は年金天引きで高い保険料を取り立て、受けられる医療も制限される。命に係る資格証明書は発行するな。
A.国が決めたことなので法律に従うしかない。払えないから資格証明書とは考えていない。基準をつくる。
その他1住宅リフォーム助成制度を。2公共事業発注は地域経済振興に役立てよ。3「憩いの森」を計画的に増やせ。
石島よう子
厚生常任委員長石島よう子
保谷・朝霞線で分断される住民生活守れ
Q.新設道路保谷・朝霞線によって野寺地域住民の生活圏が分断される。信号機の設置を増やし、市民要望を聞く場を設けよ。
A.今後は地域住民側に立ち交渉役になっていきたい。要望を聞く説明会を開く。
その他1通院医療費も小学校卒業まで無料化を。2いなげやの裏の市道に外灯設置を。3県道練馬・所沢線コスモスステージ前に横断歩道を。
工藤かおる
厚生常任委員・副議長工藤かおる
国民健康保険税の一世帯一万円引下げを
Q.福祉切り捨ての行革で市の実質収支は毎年黒字になっている。高くて払いきれない国保税の引下げは市民の強い願いだ。
A.徴収率が低い世帯は所得3百万円前後で必ずしも低所得者ではない。引下げは考えていない。
その他1保育園の待機児童対策を。2公共施設を使いやすく3榎木ガード内の交通安全対策を。
小野だいすけ
文教経済常任委員小野だいすけ
児童虐待の背景と今後の対策は
Q.新座市内で今年の1月児童虐待の事件が起こった。親が育児ストレスを抱える経済的、社会的な背景がある。児童虐待の原因と今後の新座市としての対策は。
A.虐待の問題は親だけの問題ではないと認識している。引き続き、子育て支援策など充実させていく。
その他1新座団地前のはなみずき通りの歩道に街灯設置を。2新座志木中央総合病院前の市道の歩道整備を3北野入口商店街通りの安全対策を。
朝賀ひでよし
建設常任委員朝賀ひでよし
市民の足となる市内循環バスを
Q.今、身近な交通手段が強く求められている。県内でも40市中31市で市内循環バスなどが走っている。早く実現せよ。
A.庁内の検討委員会の報告が3月中にでる。4月から市民も加えて検討するので少し待ってほしい。
その他1介護保険料の独自減免制度を設けよ。2要支援要介護1の方への支援策充実を。3市道57-18号線の改良を。4県道の歩道設置促進を。
笠原すすむ
総務常任委員笠原すすむ
障害者控除の対象者全員に通知を
Q.障害者控除対象者と認められると税金が軽減される。介護保険で要介護1以上の方全員に申請書を送付せよ。
A.朝霞市では1300通も認定書を送った。新座市でも改善したい。
その他1小3まで35人以下学級を実施せよ。2ふるさと新座館建設は見直しを。3新堀一丁目幼児プールは継続せよ。4選挙公営掲示板の増設を。
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一世帯平均1万2千円 国民健康保険税値上げ
自民、公明党、民主党が賛成 日本共産党は断固反対する
 新座市国民健康保険税の平均7・55%、一世帯平均1万2千円の値上げ案が3月市議会で自民、公明、民主の各市議の賛成多数で可決されました。値上げに反対したのは、日本共産党6名と高邑市議の7名だけでした。

 日本共産党は反対討論で「1市民の家計が大変な中で値上げは絶対に行うべきではない。市民は値下げこそ望んでいる。国保加入者の7割は所得二百万円以下の低所得世帯だ。2後期高齢者医療制度の新設で国保会計は負担が軽減される見通しだ。3特定健診を国保会計でおこなうが一般会計からの繰入金を増やせば値上げしなくてすむ」と批判しました。

 公明党7人、刷新の会(民主系)5人は黙ったまま値上げ案に起立して賛成しました。
市議会を骨抜きにする「黙って賛成議員」
 国保税値上げがかかるというので、一番に本会議の傍聴に入った。共産党の反対討論で増税案が余る財源を隠して作られ、いかに市民を苦しめるか、ていねいな発言で分かった。賛成討論は保守系の一人。それも役人の書いた原稿の棒読み。本心でもない「市民の目線」なる言葉を使って笠原議員にたしなめられた。共産党と良心的な無所属の議員以外は賛成。発言もしない議員は市議会を骨抜きにしている。市民の生活を守る気迫が感じられなかった。
(藤田)
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ゆきとどいた教育を
小3まで35人以下学級にせよ
 「新座市でも少人数学級を実施すべき。この4月から小学校3年生を35人学級にせよ」と日本共産党は提案しました。

 現在小1、2は35人学級、小3から40人学級となっているため、下表のように、小3になると小2の時より10人前後も人数が多くなる学校が毎年数校あります。

 「一人ひとりにゆきとどいた教育ができるよう、少人数学級は全国の流れだ。志木市をはじめ、県内でも上尾市など多くの市町で実施している。新座市でも今年は4人の教員を増やし、約一千万円の支出で実現できる」と迫りました。

 教育長は「少人数学級がよいのはわかるが、市単独で行うものではなく、国や県が行うべきものだ」と答弁しました。
新3年生→35人学級なら
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小6まで子ども医療費(入院費)が無料に
 3月議会に「子ども医療費(入院費)を小学校6年生まで無料とする」条例案が市長から提案されました。

 日本共産党は「子どもが小学校に上がってからもまだまだ医療費がかかる。ぜひ無料化を」という市民の声を受け、署名に取り組み、議会でも繰り返し取り上げてきました。入院と共に通院費も市民の強い願いです。

小学2年生まで通院費無料に 日本共産党が修正案を提案

 そこで日本共産党は「小学校一、二年生まで通院費を無料に。来年度は国、県の補助改正があり市の一般財源が約4600万円も軽くなる。その分を使えば実現できる」と条例修正動議を提案しました。しかし、修正案は残念ながら否決されました。

 東京都は中三まで無料、県内でも三芳町、狭山市が小学校六年など年齢引き上げが進んでいます。引き続き皆さんと力を合わせます。
市議会を傍聴して
 共産党の工藤議員が「小学校二年生まで通院費助成を」と道理ある修正動議を提案しました。
 笠原議員は先の市議選の広報をかざして「あなた方多くが通院費助成を公約した」と採択を呼びかけたのです。でも否決。
 先の12月議会で三年生まで無料化と主張していた公明党議員までもこれを否決したのには呆れてしまいました。
(斉藤)
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地域経済振興に最適
住宅リフォーム助成制度を
 給与所得200万円以下の世帯が一千万人を越え、可処分所得(使えるお金)が10年連続減り続け、その上原油や穀物市場の高騰で、生活必需品の値上げが暮らしに追い討ちをかけています。

 小鹿議員は「中小零細業者は原材料が値上がりし、厳しい経営を強いられている。住宅リフォーム助成制度(市内業者にリフォームを頼み経費の5%・10万円を限度に市が補助する)を早期に実現すべきた。朝霞市では700万円の予算で大工さんなどの契約高は2億円を越え、30倍以上の経済波及効果がある。」と年内の実施を迫りました。

 市長は「耐震診断・補強工事の補助制度をつくる準備をしている。4月に『新座市耐震計画』をつくり、8月に国に計画を提出して認められれば来年度から国の補助が実施できる。そうすると、リフォームも当然補助制度としての運用が考えられる」と答弁しました。
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後期高齢者医療制度の説明会を要求
 石島議員は後期高齢者医療制度について、「市長は施政方針の中で埼玉県後期高齢者医療広域連合との連携のもと、万全の態勢で臨んでいくと述べている。市民から制度についてよくわからないという声をよくお聞きするが」と説明会を要求しました。

 市長は「制度については広報にいざで掲載し、75歳以上の市民にパンフレットを郵送した。説明会をしても市民は理解できない」等と答弁。

 石島議員は「説明会をおこなう前から理解できないというのは市民をバカにした話ではないか。県内でも各市が公民館などで説明会をおこなっている。保険料の計算の仕方など市民に一番身近な窓口で多くの市民に周知をという市長の考えで実施しているそうだ。新座市も実施すべきだ」と追求。

 市長はついに「わかりました。4月に入ったら各公民館で説明会を実施する。4月1日付け広報で説明会のPRもおこなう」と答弁し、翌日には日程も明らかになりました。
畑中公民館 4月2日 13:00〜15:00
中央公民館 4月3日 13:00〜15:00
栄公民館 4月9日 13:00〜15:00
栗原公民館 4月11日 10:00〜12:00
西堀新堀コミセン 4月14日 13:00〜15:00
野火止公民館 4月16日 10:00〜12:00
大和田公民館 4月21日 13:00〜15:00
東北コミセン 4月23日 10:00〜12:00
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国保税一万円の引下げを
 工藤議員は「国保税を一世帯当たり一万円引き下げよ」と一般質問しました。

 日本共産党がおこなった市民アンケートでも国保税、介護保険料の引下げの要求がダントツに第一位です。

 工藤議員は「市民は高い国保税に悲鳴を上げている。市の財政はこれまで敬老金カットなどで07年、08年と実質収支は黒字になっている。国保税を引下げすべき」と要求しました。

 市長は「後期高齢者医療制度の開始で医療費の支援費が多い。国保税率引上げも低所得者には配慮した」などと市民の実態には触れない答弁。

 工藤議員は、「定率減税の廃止などで、年金収入は減っているのに、国保税、介護保険料が上がり、高齢者世帯は5年間で1・7倍にも増えている。所得が少ない人ほど徴収率が低いのは市の資料でも明らかだ」と追求しましたが、市長は出来ませんとの答弁を繰り返しました。
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はなみずき通り(新座団地)に街灯を設置
 新座団地内のはなみずき通りの貯水塔からリバーサイドまでの歩道に街灯が設置され、夜でも明るく通行しやすくなりました。

 はなみずき通りの貯水塔からリバーサイドまでの区間の歩道は、夜は新座団地や車道の明かりがとどかず暗いため、歩行者や自転車で通行する方たちより、「対向車や通行人が見えて、安全に通行できるよう、街灯をつけるなど改善してほしい」との要望がありました。

 小野議員は市が街灯をつけるよう要求し、3月14日の一般質問でもとりあげました。市長は「3月13日に6基の街灯を設置しました」と答弁。市民の願いを実現することができました。
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市内循環バスの実現を
埼玉県内41市中31市ですでに運行
 朝賀議員は3月議会の一般質問で市民の要求の強い「市内循環バスの早期実現」について取り上げました。

 朝賀議員は市議選の中でシャトルバスが無くなったために私は足が不自由で市役所に行くのにタクシーを使うと往復で5千円もかかって大変です」「病院に行くのにタクシーで往復すると3千円もかかります」などの声が数多く寄せられたと紹介しました。

 朝賀議員は「65歳以上の方が二万八千百二十五人・人口比18・05%(08年1月31日現在)と多くなっていて、日常的に身近な交通手段の必要性が高まっている。また埼玉県内41市中31市ですでに市内循環バスやコミュニティバスが運行されている」として、市内循環バスの早期実現を強く市に求めました。

 市長は「庁内の公共交通検討委員会の報告が3月中に出る。4月になったら市民も交えて検討を進めるのでもう少 し待ってほしい。市民参加の組織の人数やメンバーはまだ決まっていない」と答えました。

 朝賀議員は、「採算性を考えてはこの事業はできない。高齢者や弱者の足の確保、社会参加を考えて進めよ。また市民は公募すること」を求めました。

 幅広い大きな市民の運動で市内循環バスを実現させましょう。
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障害者控除を申請しましょう
確定申告で減税になります
 税金が軽減される「障害者控除対象者認定申請書」を介護保険で要介護1以上とされた全員の方に送付することになりました。

 笠原進議員は一般質問で「国立市ては今年から要介護1以上の全員に送付したところ、障害者控除認定書の発行が前年の七倍になり、「税金が戻って助かる」と市民から喜ばれている。豊橋市でも実施している。新座市でもぜひ実施すべき」と市長に迫りました。

 市長は「朝霞市では今年1300通も認定書を送っている。新座市でも送付したい」と答えました。

 笠原議員は「高齢者にわかりやすい文章で送付を」と求め、福祉部長は「よく研究してわかりやすい文章としたい」と答えました。

 障害者控除はさかのぼって申告できます。

 不明なことがあれば日本共産党市議団にご相談ください。
障害者控除認定を受けると
 確定申告で所得税27万円、住民税26万円、「特別障害者控除」はそれぞれ40万円、30万円の控除が受けられます。
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