日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2004.1.11  No.1048
日本共産党新座市委員会
乳幼児医療費窓口払いの撤廃を
市に強く要請「市長の決断があればすぐ実現できる」
 乳幼児医療費は、市民の願いで一歳ずつ無料化が進み、昨年7月から就学前まで無料となりましたが窓口払いがあるため、東京都のように「窓口払いの撤廃」は乳幼児をかかえたお母さん方の強い要望です。

 石島よう子議員は昨年の12月議会で再度「窓口払い撤廃を」と質問しました。

 すでに47都道府県の内、31都府県、県内では13市町が窓口払い撤廃を実施し、お金の心配をしないで子どもを医者に連れていけるようにしています。

 市長は健保組合が家族の医療費として払う「付加給付と二重私いになる。また6割が市外の病院にかかっていて医療機関と個別の契約が必要であり市の事務量や経費もふえる」として「引き続き4市まちづくり協議会の課題として検討したい」と答弁しました。

 しかし、少子化対策の一つとして就学前まで無料化する自治体が増えたことや、不況の中で付加給付をやめる健保組合も多くなっています。

 石島議員は、「市民が加入している健保組合に新座市が窓口払いを撤廃する旨通知すれぱ二重払いは防げる。越谷市のように職員を配置すれば単独でも実施できるし、医療機関にも歓迎されることである。何が4市まち協の課題になっているのか」と質問。

 市長は「付加給付の市負担分が4市足並みが揃わない部分が課題。医師会に単独でお願いすることもあろうが、もう少し時間をいただきたい」と答弁しました。

 市が負担することになる付加給付は約653万円で医療費全体の4%たらずです。石島議員は「市長の決断があればすぐにでもできること。市内の病院からでも一歩一歩実現するように」と求めました。
イラクに自衛隊を送るな
憲法に違反し、テロや報復ふやすだけ
 小泉首相や公明党は、自衛隊派遣について「テロに屈するな」「危険だが頑張って欲しい」などと激励し月内にも陸上自衛隊を派遣しようとしています。

 しかし、占領軍への反発から戦闘やテロはイラク全土で頻発しており、アメリカ軍と一体とみなされる自衛隊派遣はかえってテロの土壌を広げるだけの愚行です。

 日本共産党は、1自衛隊が行くところが、戦闘地域となり、報復攻撃やテロの危険性を増幅させる。2自衛隊のおこなう安全確保支援活動は、事実上米軍への支援、補給行為であり憲法違反。3アメリカ言いなりの派遣は、中東諸国のわが国への信頼を裏切るものと指摘し断固反対です。

 昨年暮れ12月26日に、日本共産党後援会と市議団6名は志木駅頭で『イラク派遣ただちに中止を』の宣伝と署名活動をおこない、一時間半で百三十八筆の署名があつまりました。

 多くの市民が「従兄弟が旭川にいるので心配している」「小泉首相が行けばいい」「日本が報復されちゃうよ」「共産党頑張ってよ」などと語りながら署名してくれました。
市民の願い『門前払い』の保守、公明党
市民を失望させる「陳情」の否決
 年金、医療の改悪など、国の悪政から「市民を守る砦」となることが市政の重要な役割の一つです。

 ところが、新座市議会の保守、公明党、民主党は国の悪政はやむをえないと批判の声は一切上げません。

 『鈴木宗男議員の議員辞職を求める意見書』『医療費3割負担の凍結を求める意見書』『消費税増税反対』など、市民の当然の声も国に届けずに不採択しています。市民感情とまったくかけ離れています。このような議員がいくらいても、市民の声は政治に届きません。
(下表参照)

 また、昨年「イラク攻撃やめよ」と世界中から反戦の声が沸き上がっている時、日本共産党は他会派と共同で『イラク攻撃即時中止の意見書』を提案しましたが、公明党は、「イラクは大量破壊兵器を持っている。イラク攻撃やむなし」と意見書に反対。大量破壊兵器は今だ見つからず、イラク攻撃の根拠は根底から崩れています。「平和の党」の看板が泣きます。

 また、保守、公明党は『高層マンション反対』『放課後保育室入所を6年生まで』『自転車置き場の存続を』など切実な陳情もたびたび否決し、市民を失望させています。昨年12月議会では、ゆきとどいた教育を願って約一万筆の父母の署名とともに提出された『30人学級を求める陳情』に対しても、「教育制度を安易に変え子どもを実験台にするのか。不採択すべき」と述べ陳情を否決しました。
消費税の増税反対 2000.3 保守.公明が反対
放課後保育室の対象学年を6年生まで延長求める陳情 2000 保守.公明が反対
学校給食の民間委託の再検討を求める陳情 2001 保守.公明.民主が反対
鈴木宗男議員の辞職を求める意見書 2002.3 保守.公明が反対
野火止四丁目自転車置き場の存続を求める陳情 2002.3 保守.公明が反対
医療費3割負担の凍結を求める意見書 2003.3 保守.公明が反対
イラク攻撃中止を求める意見書 2003.3 保守.公明が反対
3市合併協議会の設置の検討を求める陳情 2003.6 保守.公明.民主が賛成
政党助成金の廃止を求める意見書 2003.6 保守.公明が反対
30人以下の少人数学級を求める陳情 2003.12 保守.公明.民主が反対
日米共同軍事演習に反対しましよう
「イラク派兵」と直結、朝霞基地で今月から
 みなさんご存じでしょうか。1月21日から2月1日まで朝霞市の陸上自衛隊朝霞駐屯地で、米軍との共同軍事演習がおこなわれます。

 今回の演習には、イラク攻撃にも参加した「なぐりこみ部隊」の異名をもつ米第三海兵師団も沖縄から参加。海兵隊と共同演習すること自体、自衛隊の海外派兵を具体化するものです。

 参加人数は自衛隊2500人、米軍1400人とされ、朝霞駐屯地にはすでに大型テントが多数張られ、米軍受入れの準備が異常な緊迫のもとで進んでいます。

 防衛施設庁は「敵からの攻撃を仮想したコンピューターシミュレーションによる机上訓練」と説明していますが、イラク情勢からみても事実上の軍事演習であることは間違いありません。

 攻撃からの防衛を口実に、テロや核・生物化学兵器戦、治安出動などあらゆる場面を想定した米日共同演習といってよいものです。

 日本をますます『戦争する国』に引きづり込む軍事演習やめよの集会にご参加ください。
朝霞駐屯地での
日米共同軍事演習反対! 1.18集会
憲法守れ!許すな!自衛隊のイラク派兵
と き:2004年1月18日(日) 午後1時〜3時45分
ところ:朝霞市中央公園
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