日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2004.1.18  No.1049
日本共産党新座市委員会
3市合併任意協解散で合意
 新座、朝霞、志木の3市任意合併協議会は十三日に開かれた第3回会議で、合併協を解散することで合意しました。今月末に4回目の会議を開き、正式に解散を決めます。

 合併推進団体の「4市の未来を創造する会」が、本人の知らない間に勝手に印鑑まで使用して陳情書を提出していた間題で、任意合併協は紛糾を続け実質審議には入れないでいました。

 今回も、朝賀英義委員から「新座市の議会に提出された『任意合併協から新座市は脱退してほしい』という陳情は継続審議になっている。新座市の『創造する会』の会長がすでに交代していたのに偽って陳情を提出したのではないかという疑惑が大きくなって調査中だからだ。新座の議会で結論が出ないうちに審議を進めるのは困る。」との提案があり、協議の結果、審議をせず延期しようとなりました。

 すると、須田新座市長が「今日も延期となれば、合併特例法期限内の来年3月までに合併することは不可能だ。新座市は任意合併協を脱会する」と発言。3市長が協議し解散で合意しました。

 任意合併協の設立そのものが、合併推進団体の拙速で強引なやりかたでスタート。まったくの市民不在でした。任意合併協の設立に賛成した保守(自民)・公明・民主の議員の責任も問われます。

 須田市長は「陳情書の印鑑がどうのこうのでなく、内容を議論してほしかった」といって、合併推進団体を弁護。須田市長は自他共に認める合併推進派の中心ですが、今回の発言は『合併の目的が合併特例債の確保だった』ということを改めて浮き彫りしました。
4年間で質問ゼロの議員も
 議員は市民から選ばれ、市民の目線で議案を審議するとともに市民要望実現にむけて活動しています。

 この4年間定例市議会の際に市民要望実現にむけて、16回一般質間する機会がありましたが、小野議員、小糸議員は2年間は議長でしたがそれにしても一般質間がゼロと1回。ほかにも黙って座っていることの多い市長与党議員は市民代表として役割を果たしているのでしょうか。
<4年聞の一般質問>
小野信雄 0回 (新和会)
小糸正文 1回 (新和会)
三村邦夫 2回 (新和会)
鈴木泰夫 2回 (民主クラブ21)
古沢 隆 4回 (公明党)
田巻隆平 8回 (民主クラブ21)
小川 清 9回 (明政会)
朝賀英義 16回 (日本共産党)
小鹿伸衛 16回 (日本共産党)
保坂フミ子 16回 (日本共産党)
工藤 薫 16回 (日本共産党)
古田俊信 16回 (日本共産党)
石島陽子 16回 (日本共産党)
     
敬称略
市民のみなさんと力を合わせて実現しました
実績シリーズ No.1
1.小学校入学前まで医療費を無料化

 乳幼児医療費無料化は子育て世代の強い要望です。共産党は「アレルギー疾患など長期治療が必要。若い子育て世代に経済的支援を」とこの4年間だけでも一般質間で7回とりあげ、女性団体の陳情採択なども力となって、2000年に3才児、2002年4才児、ついに昨年から就学前まで無料となりました。

2.障害児・者の切実な願い実現

 みどり、わかぱ学園(障害児施設)の床暖房、.エアコン設置、通園バスの買替え。知的障害・者のデイケア増設や改修、精神障害者の医療費補助など切実なご要望を聞き取り、議会でも取り上げて実現。介護認定者の「障害者控除」も今年の確定申告から申請すれば減税に。

3.学校の危険か所を改善、トイレも

 議員団は2003年夏、ほぼ小中学校全校と保育園を訪間、ご要望を聞きながら危険か所は写真に撮って改修を市に要望しました。玄関壁の塗装(野寺小)、渡り廊下のひび割れ、プールの手摺(西堀小)など多くを改善。トイレは先進市を視察して議会で提案、来年から改修が始まります。

4.志木駅南口地下駐車場計画を延期

 市は120台の地下駐車場(1台約950万円)を計画。共産党は「どの自治体でも地下駐車場は大赤字。駐車場不足は将来もない。放置自動車の実態調査が不正確」等を指摘し、大型事業の見直しを再三要求。市は前期計画から延期し、バリアフリー対策としてエレベーターだけが設置されることになりました。
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