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市民にこそ報奨金を |
「口座振替」にすれば、銀行に報奨金(一税目あたり)200円 |
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9月議会に「市民が市民税や国民健康保険税などの口座振替手続きをした場合、一税目あたり200円の手数料を金融機関に報奨金として支払う」とした補正予算52万円が提案されました。
笠原進議員は「税を払う市民に報奨金がくるのでなく、銀行など金融機関に支払うのは道理がないのでは」と市民からの手紙を紹介して質問しました。手紙には「(前略)口座振替の依頼を受けるのに手数料を定めている銀行はないと言われた。市は郵便局や銀行に定めのない手数料をなぜ払うのでしょう。税収が滅リ財政が苦しいと聞きますが、なぜこんな無駄なことをするのでしょう。」というものです。
保守会派の並木平八議員、革新無所属の星川一恵議員も批判的な質疑をしました。
議員たちは「市民が自主的に口座振替をしても金融機関に報奨金が支払われるのはおかしい。この件で金融機関と相談したのか。今まで振込にしている市民との整合性もない。三重県四日市市で実施しているそうだが、効果のほどは」等の質疑が行われました。
市長は「金融機関とは協議していない。銀行が窓口で口座振替を勧めているとは思っていない。市民の自主的な判断かどうかの判別はできないが、納税率アップのために提案したい」というもので四日市市での効果は不明でした。
従来あった前納報奨金制度など市民への報奨金は「市政リストラ」で廃止しながら、銀行への報奨金を新設するのは道理があるでしょうか。 |
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