日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2005.1.23  No.1098
日本共産党新座市委員会
これはひどい!11億円こえる市民負担増
下水道使用料40%の大幅値上げ 敬老祝い金77歳は廃止など
 市が3月議会に予定している「公共料金の値上げ」や「市民サービス低下」の内容がはっきりしてきました。

 都市計画税などの「値上げ」が7億2170万円。重度要介護高齢者の介護手当の廃止、チャイルドシート購入費補助金の廃止、がん検診の自己負担などの「サービス低下分」が4億2400万円。合計11億円を越える市民負担増は、新座市政はじまって以来の大規模なものです。

 「税、公共料金の値上げ」は1都市計画税の値上げ(税率を0・14から0・17に値上げ。値上げ率21%)2国民健康保険税の介護分を約2億円値上げ。(値上げ率86%。一人当たり1万2466円増)3下水道使用料の値上げ(値上げ率は平均40%、2億8244万円の値上げ。7月から実施)4公民館・コミセンの有料化(社会教育団体も2分の1の負担を求める)など多くの項目にのぼり、総計で05年度で5億8500万円(07年度で7億2170万円)にもなります。

 「市民サービスの低下」は1敬老祝い金の縮小(77歳は廃止。88歳は2万円を1万円に、99歳は3万円を2万円に減額。1290万円の予算が283万円に大幅カット)2要介護認定4、5の高齢者介護手当を廃止(491人)3重度障害者の福祉手当をカット(課税世帯は月8000円から5000円に減)4がん検診は1割の自己負担、基本健康診査は3000円の自己負担。5集団資源回収事業者奨励金のカット(1キロ7円を5円に減)6低所得者の児童生徒の就学援助金を約1000万円カットなど30項目以上のサービス低下で、総額は4億2400万円に及ぴます。

市民、弱者に負担強いるな

 市財政の悪化は「三位一体」改革による国の補助金カットと、須田市長自身の財政運営のゆるみにあります。長期的な見通しもなく土地開発公社による道路用地購入等は226億円もの債務となり財政悪化を決定的にしました。市民や弱者に負担を強いる値上げやサービス低下は許せません。
11億円こえる市民負担増
許せません!命ちぢめる市の増収計画!
14日の「値上げ反対市民集会」発言より
●検診は無料に

 厚労省の「健康日本21」の計画に基づき、市もいきいき新座推進協議会で計画の策定が進んでいる。がん検診や基本健康診査が3割自己負担だと4000円以上と多額になり、この計画に逆行している。

 最近大腸がんが増えているが、早期発見すれぱ入院の必要がない。がんが進行して発見されると医療費が多くかかり国保の財政も圧迫します。保健予防、介護予防のため検診の無料化を続けるため頑張りたい。

(医療生協・朝妻さん)

●市職員も賃金カツト

 市職員としても大きな関心をもっています。職員は賃金カットが続き今までにない痛みの提案もされています。仕事は増える一方ですが、職員は減らされ人件費は県下で41市中35番目という少なさです。市民と力を合わせて積み上げてきてせっかく作った新座の優れた制度が崩されようとしています。

(市職員組合)

●遺書かく中小業者

 これから確定申告の時期を迎えます。中小業者は国保を必死に払っていますが年金が払えない人が圧倒的に多い。追い詰められて死にたいと遺書を書くような人の相談に乗ってきました。市は業者の実情をもっと知ってほしい。

(民主商工会・高橋さん)

●冷たい仕打ち

 公共事業を何でも削るのでなく、住宅リフォーム助成制度は朝霞市で700万円の予算で1億7000万円の仕事ができたように市内業者を元気づけます。また、男性の平均寿命は78歳でやっと平均寿命に近づいた77歳の敬老金をカットするのは非常に冷たい仕打ち。やさしさがないと思います。

(埼玉土建組合・後藤さん)

●お習字の半紙まで?

 学校現場では、とにかく削るものはないかと騒がしくなっています。年2回の尿検査を1回にできないか。子どもたちの画用紙や習字の半紙を家庭から集金できないか、学級通信は何回、何枚発行しているのか等まで言われています。副担任も半分に削るうわさがある。教育委員会は市長に教育充実の意見をきちんと述べるべきです

(教職員組合)

●命ちぢめる負担増

 年金生活を5年近く送り、悪政のおかげで医療費の負担、控除の廃止など次々被っている。給料が3割カットされ、一円単位で切り詰めた生活をしている人を知っている。地方自治体が命を縮めるようなことをしていいのか。本来の立場に立ってほしい。

(野寺・田島さん)
純白の富士山、イチゴ狩りを楽しむ
後援会「新春バスツアー」に600人が参加
 日本共産党西部東地域後援会連絡会は1月16日に初詣とイチゴ狩りの「新春バスツアー」をおこない、約600名、バス15台。新座からは110名バス3台で参加しました。

交流深め英気養う

 前日からのあいにくの雨で天侯が心配されましたが、目的地の三嶋大社に着く頃には雨も上がり、雪で包まれた真っ白い富土山をバスの中からも見ることができほっとしました。三嶋大社ではそれぞれの思いでお参りをし、洋らんパークでの昼食時には国会議員からのメッセージが紹介され、あちこちで交流の輪が広がりました。

 その後、食べ放題の「イチゴ狩り」を楽しみ、沼津の「干物センター」に寄り買物をして岐路に。干物センターでは「日本共産党に頑張ってもらうしかない」と話すおじさんが店先にいて大いに励まされました。参加された皆さんありがとうございました。

(朝賀英義市議)

早めの春を感じて

 横浜を過ぎるあたりから雨もあがり、三嶋大社は快く迎えてくれました。境内では梅もほころび、春が近いことを知らせてくれました。洋蘭パークではトロピカルを満喫。イチゴの食べ放題は昔のイチゴの味ではなく甘味だったのでまた満腹に。食用菜の花を摘んできた人は早めの春を持ち帰りました。また楽しみに参加します。

(東野後援会・松屋)

心と目 そしてお腹いっばいの思い出

 ミゾレがぱらつき、「今日は薄ら寒いバスツアーだな」と誰しも100%疑わなかった出発時。ところが足柄あたりで真正面に純白に輝く雄大な富士山が裾野までくっきりと姿を現し、「もうこれだけで今日来た値打ちがあった」と思うくらいでした。「伊豆洋蘭パーク」では世界各地の見事な蘭が咲き競い、目の保養ができました。レストランではまずまずのチラシ寿司で腹いっばい。菜の花も今晩のおかずに摘み取って申し分ない一日でした。

(早川道弘・大和田)
スマトラ沖の地震被災者救済募金ありがとうございました
 15万人が被災し死亡者の半数が子どもという大災害への救援を訴え、日本共産党市議団と後援会は17日夕方、志木駅で救済募金をおこない、3万6134円の暖かい募金が寄せられユニセフを通じて被災地に送金しました。ご協力ありがとうございました。
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