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大型事業のために福祉けずるな |
区画整理、大型道路などの見直しを |
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小鹿伸衛議員は九月議会で、「市民に痛みを押し付けないために、大型公共事業を今こそ真剣に見直せ。」と一般質問しました。
小鹿議員は「市税収入は99年の222億円から04年は199億円と市民の所得が23億円も落ち込み、これからの税収増は見込めない。それなのに市長は112億円かかる『新座駅南口第二土地区画整理事業』を推進しようとしている。地権者の土地利用計画をよく聞き、計画をスローダウンすべき」と批判。当初なかった電線地中化工事(警察側も入れて約4億円)、野火止用水の復元工事(3億2844万円)、公園・緑地整備(1億100万円)は、一般財源で行うのが筋だ。」と主張しました。
しかし市長は「当初になかったものも何としてもやりたい。ただ規模や内容は検討はする。」と計画に固執しました。
小鹿議員はさらに、「『新座駅北口区画整理事業』は1年くらいの先送りでなく5年は凍結すべきだ。」と提案。しかし市長は「今年は都市計画決定をやった。来年は事業認可をとるところまでやらしてもらいたい。事業計画は検討する。」と答弁しました。
さらに50億8800万円もかかる『東久留米志木線都市計画道路事業』は、3分の1が借金で後年度支払わなくてはなりません。『土地開発公社の財政健全化』のために毎年10億円の拠出金が続くのに、新たに5年間で40億円近くの一般財源からの支出も予定されています。
小鹿議員は「市長の予算編成権は強い権利であり、今日の財政悪化を招いた市長の責任は極めて重い。ここに及んでも借金で大型事業を推進しようとする市長は財政への危機感が全く稀薄だ。このままでは後年度、借金返済に追われ、市民の福祉や教育にまわすお金はないではないか。市民に痛みをまた押し付けるのか。」と厳しく指摘し、大型事業の凍結、見直しを強く要求しました。 |
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