日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2006.1.22  No.1148
日本共産党新座市委員会
林間学校補助(小学5年生)を1000円に半減
新座市行革の冷たさ 朝霞市7600円、志木市4500円、和光市5000円
 新座市では小中学校の林間学校の費用に対して10年前から小学校は一人2000円、中学校は一人4500円の補助金を出して保護者負担を軽減しています。ところが今回の行財政改革で、小学校は1000円に、中学校は2000円に補助金の減額を検討しています。

 保護者負担は各学校の利用する宿泊施設やバス代等によって違いがありますが、平均で小学校は約1130円、中学校は約26900円です。(第五中はスキー林間のため41000円)
 
 お隣の志木市や朝霞市は、市が宿泊施設を持っているため、保護者負担は実費のシーツ代、食費等。市がバス代を補助し、その額は志木市は小中とも4500円、朝霞市は小学校7600円、中学校4700円。そのため、保護者負担は志木市は小学校で5000円〜8000円、中学校で6000円〜1万円。朝霞市は小学校が平均7000円と新座市より大幅に少なくなってういます。(中学校は全校スキー林間のため約3万円)

 和光市は新座市同様、市の宿泊施設がないため市が小中学校とも一人5000円の補助とバス一台につき5万円の補助を行ない、この補助額は新座市より大幅に大きいものです。

 新座市でもこの間、県の施設を利用するなど学校側の努力により保護者負担を減らしていますが、志木市や朝霞市に比べて重くなっています。

1000円ではありがたみがない

 「生活が厳しくなっているのに、1000円の補助ではありがたみがない」という声も聞きます。

 子ども達も喜び、林間学校の目的を達成できるよう市は本来無償である義務教育の林間学校の費用について補助金の充実こそ考えるべきではないでしょうか。
新座志木中央総合病院など
1月1日から窓口無料化が始まる
 乳幼児医療費などの窓口無料化が05年7月から開始されましたが、中央病院など大病院系がコンピューターソフトの入れ替えなどの事情から実施されていませんでした。

 市民から「窓口で現金を要求された。話が違う」「いつから無料になるのか」などの声を多くお聞きしました。

 日本共産党市議団は、市民の受診の多い中央病院系での実施が遅れている原因を調査し、朝霞四市党市議団とも連携して議会で取上げると共に、病院長にもお会いして窓口無料化の実施をお願いしてきました。

 この程、新座志木中央総合病院、朝霞台中央病院、新座病院などが今年の1月1日から実施することになりました。引き続き都内病院でも実現できるよう市民と力を合わせてまいります。
市民の受診が多い医療機関
新成人は1561人
 1月9日新座市民会館で成人式がおこなわれ、着飾った新成人が友人との再会に喜びの輪が広がっていました。参加者は新成人1561人中1048人(67.1%)で近年最高の出席率。男538人(64.1%)、女510人(70.6%)。

 青年達の実行委員会が企画したアトラクションに会場は盛り上がっていました。市議団6名は青年の未来が希望の持てる世の中へと呼びかけました。
足元で戦争の準備が進められている
朝霞駐屯地(新座市域)に中央即応司令部建設
陸上自衛隊朝霞駐屯地を調査
 「閉所戦闘訓練用資材といいます」白い平屋のプレハブハウスの前で自衛隊幹部が説明しました。近くに二階建のプレハブや一坪程のボックスもあります。「何に利用しているんですか」私(笠原)が聞くと「訓練内容に関わることにはお答えできません」との答え。プレハブのドアは軍靴で蹴り開けたと見られる無数の傷跡。テロや武装勢力との戦闘を想定した市街地戦闘訓練施設と考えられます。イラク派兵をきっかけに自衛隊が最も重視する訓練です。

 12月21日、塩川鉄也衆院議員、あやべ澄子国政対策委員長などと共に陸上自衛隊朝霞駐屯地を調査しました。

 新座市の敷地内に長さ300mの実弾を使っての屋内式射撃場がありますが、その近くに射程距離25mの屋内式射撃場の建設が予定されています。テロ、ゲリラ、特殊部隊による攻撃対処能力を向上させるための日本初の施設です。

 また、米軍と自衛隊が一体となった海外での軍事活動をにらんで中央即応集団司令部も作られます。今年度予算で司令部庁舎建設経費として約7・5億円が計上され、すでに調査・設計業務が行われているということでした。同司令部の庁舎予定地は新座市域で県防災センターの近くでした。同司令部は神奈川県の米軍座間基地に「同居」すると言われており、それまでの間の仮庁舎として建設されると見られています。

 自衛隊が米軍に従って一体となって海外でたたかえる軍隊に変貌しようとしている・・陸上自衛隊朝霞駐屯地を調査して実感しました。足元で戦争の準備が進められている。住民に何も知らせないまま・・・

(笠原進市議・記)
卒業記念品は「筒」だけ・・英和辞書をカット
子育て支援に逆行  市の行革大綱と後期基本計画
 1市の行財政改革で、当初予定していた学校改修などがほとんど先送りにされそうです。

 共産党議員が12月議会で「学校からの改修要望とその実現状況」を資料要求したところ、04年度の要望に対して改修が実施されたのはわずか14・8%。特にプール更衣室改修などプール関係や校舎内面塗装などの要望が多数出されていますがほとんど改修されていません。(下・資料参照)
 
 市は当初、体育館は1校、校庭やプール改修は2校ずつ毎年改修し、普通教室の扇風機設置を4校ずつ計画していたものをすべて先送りする予定です。

 2さらに市は入学・卒業記念品までカット。これまで小学6年生の卒業記念品は「英和辞典と筒」だったのを「筒」だけに、中学校卒業では「印鑑と筒」だったものを「筒」だけに削減。これにより約1200万円を「節約」する予定です。新座市は国際化教育特区で「小学校から英会話」と銘打っていますが、英和辞書を省きました。

 3また、夏休み中の学童の保育は従来6年生までとしてたものを4年生までにし、それによる指導員人件費を200万円浮かせる計画です。しかし児童の安全が脅かされている世相の中で、長期休業中の学童保育の重要性は増すばかりではないでしょうか。  子どもたちや学校現場からの声に耳を傾けず、子育て支援に逆行するものです
各学校の改修要望とその実現状況
新婦人新座支部が創立40周年
新婦人新座支部が創立40周年
 新婦人新座支部が創立40周年を迎え、記念の集いが1月15日大和田公民館で開催され、朝賀、保坂、工藤、石島市議も参加しました。お正月らしく和服で抹茶を楽しんだ後、来賓から連帯挨拶や、40年を振り返ってメッセージがありました。

 この日に向けて10年間の運動をまとめた文集が発行され、子育て支援や女性の権利拡充、米軍大和田通信基地の撤去、新座に民主市政実現を求める運動などを担ってきた新婦人の歴史に思いを馳せるひと時でした。

 新婦人には、「自分の願い実現を」と絵手紙、ダンベル体操、読書、赤ちゃんリズム、パソコン、産直野菜など多彩な小組みがあり、各班のアトラクションや展示の披露もありました。憲法改悪に反対し世界の女性と手をつないで平和を築く活動をさらに発展させていきましょう。

(小泉記・東北)
街の話題
「イーホームズが建築確認をした」旨の旗を林立
 畑中1丁目に建設中の13階建てマンションの建築確認をイーホームズが行っていたことが分かり住民は構造計算書等の開示を施工主、設計者に要求。誠意ある対応がないため「イーホームズが建築確認をした」旨の旗を林立させています。
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