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小森陽一氏(全国九条の会事務局長)迎え四市革新懇が総会 |
これからは新座市独自の革新懇へ |
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5月20日、92年以来活動してきた朝霞地区四市の「四市革新懇」が、第14回総会を開きました。活動の総括、収支決算を承認し、「今後は各行政区ごとに革新懇を立ち上げ、憲法、教育基本法などの共通課題で連絡を取りあい、学習をおこなう」ことを確認しました。
その後の小森陽一氏(全国九条の会事務局長)の記念講演は2時間に及ぶもので、約90名の参加者に深い感動を与えました。
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目からうろこの小森講演
小森氏の講演は、「自民党の改憲案は”新憲法草案”と称しているが、なぜ改正案というタイトルではないのか。マスコミに理由を問われてもはぐらかそうとしたそうだが、それは現行憲法と切り離して、まったく別物の憲法を制定しようという意図の現われだ」という話から始まりました。「”公の秩序”という文言が沢山ちりばめられ、『国民が国家を縛る』という憲法の性格を、『国家が国民を縛る』という性格に根本的に覆した。これはクーデターです」といきなり目の覚めるような捉え方を示していただきました。
また、「憲法9条の1項は変えませんと言っているが、1項の文言は国連憲章の文言と同じものであり、これを変えれば国際社会の反発は必至でもともと手をつけられないもの」という指摘も目からうろこでした。
「9条2項の戦力の不保持、交戦権の放棄から、自衛軍の明記への変更こそが、アメリカと一緒に戦争を行える体制へのアメリカの一貫した要求だった」ということが良く分かりました。ユーモアを交えながらもストンと胸に落ちる講演でした。
(投稿・I生・新座) |
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