日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.1.7  No.1198
日本共産党新座市委員会
今年も力いっぱいがんばります!
新しい年 あらたな決意で
今年も力いっばい頑張ります!
(前列左から) 桜井はる子党衆議院埼玉4区国政対策委員長、あやべ澄子党埼玉県暮し福祉
対策責任者、朝賀ひでよし市議団長、
(後列左から) 笠原すすむ市議、石島よう子市議、保坂フミ子市議、工藤かおる市議、
こじか伸衛市議・副議長
 新しい年、いかがお過ごしでしょうか。日頃のみなさんのご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。
 雇用破壊や医療改悪、庶民増税など、暮しを破壊する自民・公明の政治へ、怒りが広がっています。私は多くの県民の皆さんなどから「格差拡大」社会へのきびしい批判を伺ってきました。今年も弱い者いじめの政治を許さず、くらしを守るため全力をつくします。
 また、国が教育に介入し、「競争教育」を激しくする「教育基本法」の改悪は許せません。子ども一人ひとりが人間として尊重される社会と教育の実現をめざします。
 新しい年、憲法九条を守り、希望をもって暮せる埼玉、日本をめざし、みなさんと力をあわせ、全力でがんばります。

2007年元旦
日本共産党埼玉県暮らし福祉対策責任者 あやべ澄子
日本共産党衆議院埼玉四区国政対策委員長 桜井はる子
日本共産党新座市議会議員団 朝賀ひでよし
保坂フミ子
こじか伸衛
笠原すすむ
工藤かおる
石島よう子
日本共産党が意見書を提案
「庶民大増税反対」全会一致で可決
 来年度予算の財務省案が示されました。定率減税の廃止、国民年金や厚生年金保険料引上げ、生活保護の母子加算の段階的廃止など来年も庶民や弱者を痛めつける増税が目白押しです。

 日本共産党は12月市議会で「大企業に減税、庶民には増税という税制改訂をしないことを求める意見書」を提案しました。

 意見書は「大企業の法人税はヨーロッパ諸国と比べて高くなく、社会保険料の負担分も含めると企業負担はヨーロッパの半分からハ割・・この間の相次ぐ減税で法人税収は6兆円も減り、財源不足を消費税増税や庶民増税で補うことが検討されている」として、空前の利潤を更新する大企業に応分の負担を求める税制改訂を求めたものです。

 この間、住民税や介護保険料の値上げなど市民の怒りを意識してか、保守、公明、民主議員は質問も討論もせず全会一致で意見書は採択されました。
市民の声実る
「市民アンケート」の声などを元に、12月議会や市交渉等で
 要望したことが一部実現しました。
★「陣屋通り・伊豆殿橋付近の交通安全対策を」
→センターラインを少し移動し歩道部分を確保する工事をおこないました。

★「六中前の道路が一部暗い」
→水銀灯を一灯さっそく増設しました。

★「栗原六丁目交差点の安全対策を
→点滅式の信号機を設置します。

★「福祉の里のトイレをオストメイトトイレに」
→来年度予算で改造します。

★「新座駅前や北野の公園に遊具、藤棚の設置を」
→設置しました。
栄5ー8地域の道路を改修 (写真左)

100メートルにわたり両側がガタガタしていた栄5ー8地域の道路が改修され、市民に喜ばれています。
日本共産党 栄・池田後援会
保守、公明、民主の各議員たちが賛成せず
障がい者の願い届かず
授産施設こぶしの森 利用料が2万円近くに

 10月から障害者自立支援法が全面施行され、障がい者と家族を苦しめています。

 福祉の里にある障がい者授産通所施設「こぶしの森」では、従来通所者の負担はゼロでしたが、毎日利用料を払わねばならないため、現在は2万円近い利用料に。こぶしの森に通えば通うほど多くの*利用料を払う仕組みになりました。「なにが自立支援か」と関係者は怒っています。

保護者会が陳情 市の独自軽減と、制度見直しを求める

 12月市議会にこぶしの森の保護者会から陳情が出されました。「1利用料負担の影響について実態調査を行い障がい者が施設を退所したり通所日数を減らしたりしないよう、新座市独自の軽減措置をしてください。2国、県に対し障害者自立支援法の見なおしを求める意見書を提出して下さい」という内容です。

 厚生常任委員会で保坂議員は「障がいの重い人ほど負担が重くなる自立支援法はひどい法律だ。見直さなければならない。採択して意見書を国に提出しましょう」と主張。星川議員も採択を主張しましたが、保守、公明、民主の4議員は「趣旨採択で意見書も提出しない』と決めました。

 18日の本会議で亀田常任委員長(公明)の結論報告に対して笠原市議は厳しく反対討論をしました。

共産党、陳情採択を主張

 「『市の独自軽減と国ヘの意見書』を求める保護者会の願いはもっともなことだ。ところが厚生常任委員会の結論はその両方に何一つ応えていない。言葉は趣旨採択だが実質は不採択の結論と同じではないか。平野議員(保守)は『財政が大変だから軽減措置は確約できない』と執行部の立場に立っている。細田議員(公明)は『制度を見直すのはかなり大きな英断が必要、そこまで難しい』と言っている。平松議員(民主)は『意見書は9月議会に出したから出しませんよ、というのもちょっとどうかな』と言いながら結局は出さない結論だ。障がい者の保護者会の気持ちを受け止める市議会でありたい。採択すべきだ。」と討論しました。

 その後、保坂、星川、高邑各議員も「採択すべき」と討論しましたが、保守、公明、民主の議員は一人も討論もせず黙って常任委員会の結論を追認しました。
*こぶしの森の利用料

 障害の程度区分1の人(24人在籍)は利用料591円、区分2の人(24人在籍)は562円です。昼食代300円も含め、一ケ月21日通所すると2万円近く負担するように変わりました。
都内の病院でも窓口払い無料化を
 昨年7月から乳幼児、ひとり親、重度心身障害者の3医療費の窓口無料化が始まり市民に喜ばれています。ところがこれは新座、朝霞、和光、志木の4市の医療機関との契約で都内の病院では窓口払いが残っています。

 石島議員は「東京都に隣接する野寺、栗原、片山、西堀、新堀地域などに住んでいる市民も同じサービスが受けられるよう都内の医療機関との契約を」と質問しました。

石島議員 市民が利用する都内病院との契約を先に

 市長は4市内で契約していない病院との契約が先だと答弁。

 石島議員は「市民があまり利用していない和光市の病院等と100%契約するまで、東京と隣接する市民が同じサービスを受けられないのは理解できない。特に新堀、西堀は地形的にも市内より東京都の病院に行かざるをえない。なぜ都内との契約が進まないのか。児童福祉課の職員体制が足りないのか。」と質問。

市長答弁 市民の利便性の向上の面から努力したい

 市長は「東京都の自治体から新座市内の病院を利用する都民のために窓口無料化を実施してほしいという依頼はなく、逆の依頼だけをするのはどうかという朝霞地区医師会の意向もあるが、市民の利便性の向上の面から気持ちは理解できる。来年4月以降努力していきたい。」と答弁しました。

 その後の調べで窓口無料化実施後、市内の医療機関での乳幼児の受診が増えていることがわかりました。

 石島議員は「容態が急変する乳幼児の通院で窓口無料化の希望が強いのがよく分かる。引き続き取上げたい」と語っています。
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