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「新座駅北口土地区画整理事業は07年度は着手せず」 |
共産党の主張が実る |
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日本共産党市議団は、「大型公共事業のスローダウンこそ必要」と主張してきましたが、07年度予算編成にあたり、須田市長も「新座駅北口土地区画整理事業などのスローダウンが必要」との認識を初めて示しました。
1月24日須田市長は「第4次新座市行財政改革大綱の推進について(今後の財政運営の方向性)〔素案〕」への意見を求める文書を市議会議員に発送しました。22項目の大型事業の見直しの検討結果などが示されています。
日本共産党市議団は、一部の事業をスローダウンしたことを評価しつつ、さらに市民の立場で検討することを求め、11項目の意見書を市長に提出しました。
主なものは次のとうりです。
新廃駅北口土地区画整理事業関連の、5事業については、「07年は着手せず、状況を勘案しながら検討する」としています。市長は議会では、07年に着手したいと繰り返し言っていたことを考えると、07年に着手しないと決断したことを高く評価し、同時に、財政運営は一年で好転することは考えられないので、一年だけでなく、しばらくは凍結することを明確にする方が市民にも良いと主張し、南口区画整理事業が終了するまで着手しないことを提案しました。
都市計画道路東久留米・志木線(石神・堀の内の大型道路)については、「完了年度を2008年度から2011年度に延期する」としていますので、スローダウンを評価しました。
都市計画道路保谷・朝霞線[市施行分〕(野寺2丁目の県道から道場の産業道路までを、幅27m4車線の新座市最大の道路を新設する)については、「計画どうり建設する」としているため、このような大型道路は必要ないと主張。
新座駅南ロ第2土地区画整理事業については、2012年に完了予定で、今後約70億円の事業費が必要ですが、完了予定をさらに遅らせて一年に支出する事業費を削減することを提案しました。
溢水(いっすい)地域の改善については、「今後検討する」としていたものを、08年から事業を推進するとしています。事業推進を評価し、07年から実施するよう提案しました。
新座料金所スマートインターチェンジの整備(関越自動車道新座料金所付近に、ETC車だけが通過できるインターを新設するもの)については「調査研究を進め、2016年以降に整備する」としていますが、約7億7千万円もの経費を投入して整備する必要はありません。通過車両が増え、周辺の交通渋滞を招くばかりです。
仮称ふるさと新座館の建設(新座駅南口第2土地区画整理事業地内に11億円以上かけて「ミニ道の駅」のような施設を建設しようというもの)については、「計画どうり建設する」としているので、現行の野菜直売所の整備にとどめ、巨額の経費をかけるなと主張しました。
市立集会所の新設については、「2010年までに2棟新設する」としていたものをとりやめるとしています。豪華なものにせず、計画的に建設することが必要と提案しました。 |
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