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歩みはゆっくりだけれど・・びわこ学園で学んだこと |
工藤かおる 日本共産党前新座市議 党市県政対策委員長 |
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学生時代に「重度心身障害児サークル」に入り、滋賀県びわこ学園で泊りがけのボランティアに行きました。脳性マヒ、自閉症、重度の心身障害児ばかりを少ない人数の職員がかかりっきりで療育しています。寝たきりの子どもには刺激が必要だと、揺さぶり、太陽に当てようと敷布ごと運んだりしていました。腰痛で若い職員も何年も勤められない、予算が削減される一方だという話も聞きました。今も変わりありません。
『どの子も必ず発達する・・歩みはゆっくりだけれど』
指導員のこの信念の強さはどこからくるのか。人間の発達への奥深い研修に裏打ちされているのでしょう。
びわこ学園では日本の福祉行政の貧弱なこと、支える職員の健康や身分保障のこと、多くのことを学びました。
必死に生きている重度心身障がい者医療費に「所得制限を入れよ、ある意味たれ流ししているとしか思えない」(吉田県議の県議会での発言)は障がい者の実状を知らない発言のようです。
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