日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.8.19  No.1228
日本共産党新座市委員会
核兵器ない世界 扉ひらけ
新たな決意みなぎる2007年原水爆禁止世界大会
原水爆禁止2007年世界大会
核兵器廃絶への決意新たに平和を歌う、原水爆禁止2007年世界大会・長崎閉会総会の
国内外の参加者=2007年8月9日、長崎市の市民会館体育館(しんぶん赤旗より)
 2007年原水爆禁止世界大会(8月3日〜9日)は五大陸20カ国以上の海外代表、全国各地から1万人以上が参加し核兵器廃絶へ新たな決意が漲る大会となりました。

 今なお世界には2万7千発の核兵器が存在し、超大国アメリカは核先制攻撃を公言しています。

 大会では、2010年の核不拡散条約(NLP)再検討会議にむけ世界的な核廃絶の運動を盛り上げようと行動提起。広島、長崎市長も式典で「国内でも原爆投下の正当化や、核保有の可能性が語られる」ことを批判し、非核三原則を国是とするだけでなく法制化が必要と強調しました。

「原爆投下しょうがない」発言への批判や、国が六連敗している『原爆症認定裁判』への支援が口々に訴えられました。

 参加者の半数以上を占めた青年たちの発言にはひときわ大きな拍手が寄せられました。新座市からは埼玉土建2名、保坂市議、工藤前市議が参加しました。
思いやり予算は06年だけでも5000億円
佐世保軍港の基地調査に参加して
 原水禁07年長崎世界大会に埼玉原水協214名の一員として参加しました。開会式では、長崎の被爆者21万人を目標にした折鶴が国境を越え50万羽に広がったことが青年代表の小林透(元ボクシングチャンピオン)から語られ、体育館に吊り下げられたことが印象的です。

 二日目は佐世保の軍事基地調査に参加しました。佐世保港の米軍水域は2700万平米で長崎港の10倍、神戸港の4倍という広大な水域をもつ天然の良港ですが、海鳥が一羽も飛んでいない不気味な海でした。

 私たちは船に乗り込み、米海軍の7隻の艦船(遠征攻撃群に改変)が全部停泊しているのを目のあたりにしました。佐世保港は弾薬庫、燃料貯蔵、船舶修理、乗組員の休養と4つの機能をもつ海軍港です。住民の基地返還運動が起こると、それを逆手にとって米軍再編の基地拡張がおこなわれ、原子力空母の修理基地となっているのも許せません。

 佐世保には軍人、軍属、家族など5780人と、日本人従業員1451人が働いており、食堂、病院、銀行の他、映画館やプール、球技場まで整備されすべて日本の税金・思いやり予算で支出されています。24億円で10戸建てたという米軍住宅は、忍者も上がれないような高い白塀の上にそびえていました。思いやり予算は30年間に及び、06年度だけでも5000億円を越しています。

 湯水のように国民の税金が使われる実態を知らせ、核廃絶の連帯を強める原水禁世界大会の役割の大きさに改めて感動しました。

(保坂フミ子市議・記)
埼玉県政を考える
現知事の『日本一』一皮むけば・・
1.「福祉予算3割増し?」国の制度が変わっただけ

 「民生費」はたしかに現知事が就任した2003年の予算より34%増えています。しかしこれは「増やした」のでなく国の制度が変わって「増えた」だけのこと。児童手当の対象年齢が06年度から小学校卒業まで引き上げられたことで123億8千万円増、障害者自立支援法で支援費の県負担が大幅に増加するなどが要因です。一方、68歳、69歳の老人医療費助成を27億円全額廃止したり、在宅障害者手当の大幅削減など自民党知事が手をつけなかった分野まで無慈悲な福祉カットがおこなわれています。

2.「日本一少ない職員」福祉のサービス低下が心配

 「埼玉は人口一人あたりの県職員が日本一少ない。減らした方が職員の頭が良くなる」と公言する現知事。これまで職員を減らしたのは次の施設を廃止等したからです。県立寄居養護学校、浦和と富士見青年の家、川越、春日部福祉センター、特養老人ホームや知的障害者施設の民間委託、県立図書館4館を3館に、高校を1 5 3校から138校に。県民へのサービスは低下し、福祉レベルをモウケ本位で低下させていくことが心配されます。

3.「犯罪が減り検挙率が上がった?」県民の実感なし
女性知事候補の公約

1.子ども医療費を中学まで無料に
2.最下位の医療を全国水準に
3.学校の耐震化を100%に
4.パート、派遣労働者保護の条例制定
5.地元商店、中小企業を応援
6.埼玉のゆたかな自然と農業を守る
7.無駄なダムやスーパー堤防ストップで財源を
8.憲法を県政に生かす
6億円余の増収は市民生活支援に
 昨年度の決算が確定し、繰越金が10億円余と、当初見込んだ6億円より4億2千万円余り多くなることが分かりました。多くなった要因は、特別交付税、市民税、地方消費税交付金などが見込みを上回った模様です。

 また、今年度の普通交付税は当初予算で1億5千万円計上しましたが、交付決定額は3億5千万円余で、約2億円の収入増です。合わせると当初予算より6億数千万円の増収になることになります。

 今年度は、定率減税の廃止、住民税フラット化、連動して国保税や介護保険料の引上げなど、市民に大変な負担が押し付けられました。約6億余の増収分は、市民の生活を支援する施策に生かすべきです。
★年金記録がつながりました。
8月9日「年金相談会」
 8月9日におこなわれた「年金相談会」は、川越社会保険事務所職員4人が、訪れた88人の市民の相談に応対しました。

  西堀のAさんは、払った筈なのに10年も空白だと秋田市役所等で言われ、半ばあきらめていたご主人の国民年金の納付記録がつながりました。「嬉しくて涙が出た」と語っていました。
市立保育園5園の耐震補強工事 平成22年度までに
6月議会で党議員が一般質問したことで、市の「検討結果」が回答されました。

小鹿議員

Q.官製談合に端を発した入札問題。新座市の入札方針等の検討は?
.電子入札を平成21年度から可動する予定です。

Q.公園等の使用申請を出張所でできるようにすべきだ。
.使用申請は内容確認の必要性から難しいが、許可書は6月18日から出張所で受け取りができるよう事務改善をいたしました。

Q.新座市駅南口広場の商業ビル前の自転車放置の対策を。
.地下自転車駐車場の空きスペースの活用も含め、抜本的な改善を検討しています。

朝賀議員

Q.シャトルバスの継続を。また、こぶしの森などの利用者の交通手段を。
.新座市公共交通システム検討委員会で検討しています。こぶしの森への通園は7月2日から当分の間、生活事業の特例措置を適用して対応しております。

石島議員

Q.乳幼児医療費の窓口払い撤廃を東京都の自治体にも広げるべきでは。
.市民の利用の多い都内病院に順次お願いをしてまいります。

笠原議員

Q.公立保育所の建替えを急ぐべき。
.平成19年7月13日付けで「新座市有建築施設の改修改築方針」を策定。栄保育園と第七保育園を除く市立5園の耐震補強工事、大正保育園の改修工事を平成22年度まで優先的に実施するものとして位置づけました。

Q.保育士の休憩時間が確保されていないのでは。
.園長会議で意見を聞きながら、休憩時間が取れる体制を確保してまいります。
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