日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.10.21  No.1237
日本共産党新座市委員会
子ども医療費を小学校6年生まで無料に
子育て署名に538筆が寄せられる
商工祭りで、子育て署名活動をする小鹿市議と工藤前市議
商工祭りで、子育て署名活動をする小鹿市議と工藤前市議
 10月13日、日本共産党新座市委員会は商工祭りで「子ども医療費を小学校6年生まで無料に」などの子育て支援署名に取り組み、二時間で538筆の署名が寄せられました。

 東京都内は中学3年生まで無料になることや、新座市でも財源的に実現可能であることなどをお知らせすると、祭りを楽しむ市民が次々に足を止め署名に応じてくれました。

 「子どもが小学校に入学してから熟を出して一週間休んだ。その時もう無料ではないんだと痛感しました。ぜひお願いしたい。」「歯医者とかとても費用がかかる。」などとお母さんが口々に。署名終了後も「やらせてください。」とお父さんがペンを取るなど、市民の強い要望であることが改めてわかりました。日本共産党は子育て支援署名を須田市長に提出し、今後も実施を迫っていく決意です。
後期高齢者医療制度「凍結」では解決しません
中止撤回こそ必要です
 10月10日、「後期高齢者医療制度学習会」(新座市社会保障推進協議会主催)が開かれ、埼玉土建・教職員組合などの労働組合や民商・新婦人・年金者組合・医療生協などの市民団体などから約60人が参加しました。

 講師の笠原進市議は、「参議院選挙で自民・公明が敗れたため『高齢者医療の凍結』と言っているが、それはほんの一部を半年から一年間凍結しようかというもので、次の衆議院選挙までの目くらましのようなものだ。国民の運動で中止・撤回を勝ち取ることが大切。」と強調しました。

 また、1高齢者医療の改悪は、社会保障の予算と大企業の社会保障費負担を減らしたい財界の強い要求があって実施されること。2高齢者医療制度の改悪は高齢者だけにとどまらず、国民全体の医療制度の改悪とつながっていること。3アメリカの映画「シッコ」で描かれた姿こそが、保険・介護・医療の市場化を促進している日米の財界の狙っている姿だと言うことを詳しく説明しました。

 新座市社会保障推進協議会事務局長の岸さんが、1市内各地で網の目学習会を実施する。2中止・撤回を求める署名活動を推進することを提案し、拍手で承認されました。
※現在のところ、左記のような学習会が予定されています。ぜひご参加ください。

11月 3日(土)午後7時  栄集会所
11月 4日(日)午後1時  西堀・新堀コミセン
11月 7日(水)午後7時  野火止公民館
11月10日(土)午後1時半 野寺集会所
11月17日(土)午後7時  畑中公民館
学習会参加者から感想が寄せられました。

 中身がわかればわかるほど、ひどい制度だということがわかりました。ひとつは現役世代の人の給与から天引きされる健康保険料のうち、後期高齢者医療分として負担する保険料が給与明細に明記されることで、高齢者の医療費がこんなにかかっているんだ、という世代間を対立させる世論作りがひどくなっていること。二つ目には、保険料を払えなかったら保険証を取り上げること。三つ目には、医療制度全体の保険が利かない混合診療にもつながっていく問題だということで、大変なことだと思いました。

 昨年介護保険料が値上げされた上に、また保険料の年金天引きでは生活が大変になって医者にかかれなくなる人もいるのでは?。これからの高齢者はどうなるのかと心配です。年をとったら医者にかかることが多くなるのは当たり前なのに、これでは高齢者が望んでいることと反対になっていくようです。格差が広がっていく中で、これからの自分たちの世代も不安です。こんな年寄りいじめの政治は変えていくしかない!。

(投稿 小鹿純子)
農業委員会
上田市・南アルプス市を視察
担当の方から説明を聞く農業委員の皆さん
担当の方から説明を聞く農業委員の皆さん
 10月3・4日、農業委員会の視察が行われ、日本共産党の小鹿も参加しました。

 3日は、上田市にある農作業用機械製造・松山(株)本社工場を視察しました。この会社は明治時代から牛馬に引かせて田畑をおこす鍬の「特許」を取り、埼玉県にも明治後半には普及しに来た話などを聞かせていただきました。またイモ堀機なども見学しました。

 4日は南アルプス市で、果樹作りに熟心な6人が実行委員会を作り、「完熟フルーツマスター」を認定登録して事業を進めたという、熱のこもった話を聞きました。農園でぶどう狩りもさせていただいて、ジャム作り工房を見せてもらいました。その工房は、「国と県が1億円かけて造ったけれども、造ったから『さあ使え』といわんばかりで、自分たちでいろいろ考えて新たな道具もつくって始まったところです。」との話に国のやりそうな話と納得。その後、道の駅「とよとみ」の支配人の説明を聞いて、この施設で土地の豚を加工してつくったハム・ウインナーを試食し、県内の学校給食でも無添加の食材として使用している話などを聞きました。

(小鹿市議 記)
スポーツの秋 楽しく交流
 10月13日第4回障がい者、にいざふれあいピック運動会が総合体育館で開催され、けやき、くるみ、さわらび、もみじ、アイズ、ゆめさくらの皆さんと家族も参加し、綱引きなど競い合いました。体育協会発案のオンリーワン体操は、リズムにのって盛り上がり楽しかったです。

 また、14日には、第20回学童保育の会親子運動会が開催。17の保育室から1500名を超えるまさに大運動会でした。それぞれ、保坂・石島、朝賀・笠原の各議員が参加しました。
第33回新座母親大会(10月14日)が開催
 第4分科会「生涯現役、高齢期を豊かに生きる」に参加しました。

 かなり以前、池田小学校で開催されたときに参加したまま、生活に追われるようにゆとりのない毎日を生きている私が、今回参加してみようかなーと思ったのは、第4分科会の助言者NPO法人暮らしネット・えん、グループホーム代表理事の小島さんのお話を伺う必要にせまられたからでした。冒頭の話は遅れて入室したため、聞き逃してしまいましたが、地域に根ざしたすばらしい取り組みを具体的な例で話されました。対外的にもパネリストとして活動される予定があり、文化的な活動や高齢者のための音楽会も来月で7回目になるそうです。

 介護保険の利用制限が厳しくなってきて、一切家事のできない男性家族のところであっても、家事支援という形は取れないとか、採算が取れなくてもサービスを継続せざるをえないなどなど。また、コムスンなどのように利益のみを優先する悪徳業者の存在などの話も聞くことができました。

 もう一人の助言者大森敬蔵氏は、高齢期を豊かにいきたくても、毎年年金が目減りしてゆく状況を話されましたが、ご本人は年間三百冊近くも読書をする楽しい趣味をお持ちで、生涯現役であることを身をもって明かされました。

 一方私は、老人保健施設でパートで働く者として、常勤の方々との差別待遇(ボーナスが1円もなし、夏休み・正月休みなし)について意見を述べました。そして、今回参加してよかったと思えたことは、同じ地域に住んでいる母親を一人で介護している方が、頭に何か所も円形脱毛症ができてしまうほどに大変な状況に追い込まれているという発言を聞いたことでした。隣人として何も手伝うこともせず、傍観してしまっていたことを翌日その方に電話であやまり、何らかの形でお手伝いいたしますと伝えることができました。

(投稿片山 M)
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