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後期高齢者医療制度「凍結」では解決しません |
中止撤回こそ必要です |
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10月10日、「後期高齢者医療制度学習会」(新座市社会保障推進協議会主催)が開かれ、埼玉土建・教職員組合などの労働組合や民商・新婦人・年金者組合・医療生協などの市民団体などから約60人が参加しました。
講師の笠原進市議は、「参議院選挙で自民・公明が敗れたため『高齢者医療の凍結』と言っているが、それはほんの一部を半年から一年間凍結しようかというもので、次の衆議院選挙までの目くらましのようなものだ。国民の運動で中止・撤回を勝ち取ることが大切。」と強調しました。
また、高齢者医療の改悪は、社会保障の予算と大企業の社会保障費負担を減らしたい財界の強い要求があって実施されること。高齢者医療制度の改悪は高齢者だけにとどまらず、国民全体の医療制度の改悪とつながっていること。アメリカの映画「シッコ」で描かれた姿こそが、保険・介護・医療の市場化を促進している日米の財界の狙っている姿だと言うことを詳しく説明しました。
新座市社会保障推進協議会事務局長の岸さんが、市内各地で網の目学習会を実施する。中止・撤回を求める署名活動を推進することを提案し、拍手で承認されました。 |
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※現在のところ、左記のような学習会が予定されています。ぜひご参加ください。
11月 3日(土)午後7時 栄集会所
11月 4日(日)午後1時 西堀・新堀コミセン
11月 7日(水)午後7時 野火止公民館
11月10日(土)午後1時半 野寺集会所
11月17日(土)午後7時 畑中公民館 |
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学習会参加者から感想が寄せられました。
中身がわかればわかるほど、ひどい制度だということがわかりました。ひとつは現役世代の人の給与から天引きされる健康保険料のうち、後期高齢者医療分として負担する保険料が給与明細に明記されることで、高齢者の医療費がこんなにかかっているんだ、という世代間を対立させる世論作りがひどくなっていること。二つ目には、保険料を払えなかったら保険証を取り上げること。三つ目には、医療制度全体の保険が利かない混合診療にもつながっていく問題だということで、大変なことだと思いました。
昨年介護保険料が値上げされた上に、また保険料の年金天引きでは生活が大変になって医者にかかれなくなる人もいるのでは?。これからの高齢者はどうなるのかと心配です。年をとったら医者にかかることが多くなるのは当たり前なのに、これでは高齢者が望んでいることと反対になっていくようです。格差が広がっていく中で、これからの自分たちの世代も不安です。こんな年寄りいじめの政治は変えていくしかない!。
(投稿 小鹿純子) |
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