日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.11.18  No.1241
日本共産党新座市委員会
国保税引き上げを検討
市民サービスカット 影響額は約1億円
 日本共産党が現在おこなっている市民アンケートでは市民要求の一位は「国民健康保険税、介護保険料の引下げ」がダントツです。

 ところが、新座市は行財政改革推進本部の専門部会で「国保税ヘの一般会計からの繰入れが多すぎる」として「7300万円減額」を検討していることが分かりました。これは国保税引き上げに直結します。

 『第四次新座市行財政改革大綱』に基づく*三つの専門部会での検討結果(11月2日付け報告書)を日本共産党市議団が情報公開で求めてこのことが分かりました。

 市民サービス切下げを検討している『サービス水準適正化部会』では国保税の引き上げの他、下の表のように、一人暮し高齢者の昼食サービス50円値上げなど細々としたサービスカットを検討。市民ヘの影響額は約1億円に及びます。

三つの専門部会
1内部努力徹底部会(主に管理職手当や期末手当など職員手当の削減)2サービス水準適正化部会(国保税引き上げなど)3市民との連帯と協働部会。
サービス水準適正化部会の最終報告
駅前駐車場 30分無料を20分無料に
ゴミ袋大(40リットル)50円を検討
 また、『市民との連帯と協働』とは名ばかりで、この専門部会でも財源確保のため市民サービスカットが検討されています。

 志木駅と新座駅前駐車場は最初の30分無料を20分無料に変更、マレットゴルフ場の有料化を「早期に実施」。

 また、「将来実施にむけて検討すべき」として家庭ゴミ、事業ゴミの有料化を検討しています。

 ゴミ袋40リットル(5キログラム)の大袋を家庭系50円、事業系150円とすると、ゴミ袋作成費用8000万円を除いても4億8000万円減額ができると試算しています。

 しかし市民は現在でもゴミ減量に取り組み、市民一人当たりのゴミ排出量は県下一少なくなっています。
市民との連帯と協働部会の最終報告
戦争支援で平和はこない
衆院埼玉4区国政対策委員長・桜井はる子
桜井はる子

 自民・公明両党は13日衆院で新テロ特措法案を強行採決しました。

 海上自衛隊の給油活動は戦争支援そのもの。アメリカの艦船からアフガニスタン空爆やイラクへの爆撃がおこわなれ、住民もテロリストも区別なく殺害し、新たな憎しみと暴力を生み出しています。

 日本共産党は強行採決に強く抗議し、防衛省と軍需商社の利権疑惑の究明こそ必要だと強調。

 日本の軍事費は年間4兆円を越しています。「人を殺すための軍事費ではなく、人の命とくらしを守るためにこそ」の声を大きく轟かせる時が来ています。

年金者一揆に3000人
『生きるなと いうならもっと 生きてやる』(むしろ旗川柳大賞)
 11月8日、全日本年金者組合主催・年金一揆の中央集会が日比谷野音で開かれ、埼玉、東京、神奈川から3000人の組合員が参加。新座支部はそろいのオレンジ色の陣笠をかぶり20名で参加。久しぶりに銀座のど真ん中をパレードしました。

 全国では8000人の高齢者が参加。「高齢者は怒っているぞ」「消えた年金、消費税増税はやめろ」「後期高齢者医療制度のようないじめは撤回しろ」とこぶしをあげました。

 年金者組合埼玉県本部はこの日全国の先頭を切って人口比1%を達成しました。ひとりぼっちでは何もできません。声なき声をたばね、「もっとしぶとく」生きてやるつもりです。

(記・矢野)
「多重債務解決すれば納税も・・・」
サラ金とたたかう 宇都宮健児弁護士が講演 議員研修会
 「解決できない借金問題はない。毎年七千人以上の人が経済・生活苦で自殺している。多重債務で苦しむ人に相談窓口が知らされれば死ななくて済む。にこやかなテレビコマーシャルの裏でどんな取立てが行われているのか若者は知らない。多重債務発生予防の金融経済教育を強化することが必要だ。私は高校でも講演しているが議会から呼ばれたのは今回が初めて。光栄だ。」

 11月9日、新座市議会議員研修会が開かれ、宇都宮健児弁護士が『多重債務と行政の責務』と題して講演。市議、市長や多数の職員が弁護士の熱弁に聞き入りました。

 「画期的な新貸金業法が成立し、金利規制と貸金業規制を抜本的に強化した。私自身こんなに早く成立するとは思わなかった。被害者自身が声を上げたことが大きい。全国の議会が決議を上げたことも国会議員を動かした。新座市も決議したと聞き、嬉しく思う。」と語りました。

 また、「税の滞納者には多重債務者が多いことから、いたずらに強制執行による取立てをするのではなく、多重債務者かどうか調査し納税課や福祉課などと連携し債務を解決すれば、滞納した税金や国保税も払えるようになる」と話しました。

 また、多重債務の背景に貧困と格差の拡大があり、自分自身が「反貧困ネットワーク」代表となって活動していると語り、情熱的な講演に強い感動を覚えました。

(記・笠原市議)
収穫祭 盛大に
 11日、第三回市民まつり収穫祭は国際交流デー、及び、すぐそこ新座発見ウォーキング(450人参加)と同時ににぎやかに開催されました。

 収穫祭は農家の皆さんが丹精こめてつくったニンジン、大根、白菜、ほうれん草など447点が陳列され「さいたま農林振興センター」から派遣された職員が審査して埼玉県知事賞をはじめ28の賞を選びました。

 今年は知事賞には野火止地区のニンジン・清水栄一さん、ほうれん草・山本清美さんが選ばれました。これらの見事な農産物は参加者に破格値で提供。夕餉に堪能していただけた事でしょう。

(記・小鹿市議)
現在の「うば捨て保険」
後期高齢者医療制度は中止を
 10日、後期高齢者医療制度の学習会に参加しました。講師は中央社会保障推進協議会の相野谷氏。

 来年4月実施を目前にしたこの制度は政府の言う「医療改革」に値しないまさに「長生きは迷惑」というショッキングな内容でした。

 制度の目的は明白。「医療費削減」にあり、患者負担を増やして公的医療給付費を8兆円削減させようと言うもの。そのために高齢者を「前期」「後期」(75歳以上)に振り分け、1「後期」には独立した保険に強制加入させ、290歳でも100歳でも死ぬまで保険料を年金から天引きされ、3保険料を滞納すれば「資格証明書」で事実上医療を受けられない等、これは75歳以上を差別し、医療を抑制するうば捨て保険だと報告されました。

 いまやあまりの悪法ゆえに、見直しを求める自治体が24県246議会にのぼったという。これは「凍結」などではなく、中止・撤回を求める大運動にしていこうと思いました。

(K・大和田)
無言館にバスハイク
 11月11日、畑中馬場、野火止後援会と戦没画家生の遺作を展示した長野県上田市の「無言館」に出かけました。未完の作品を残し20代で戦死した画家生たちの絵や手紙から平和への思いを胸に刻んできました。

(記・工藤)
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