日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.1.13  No.1248
日本共産党新座市委員会
新春街頭演説会行う
新春街頭演説会

 1月3日、志木駅南口において、日本共産党街頭演説会が行われ、朝賀英義市議団長・あやべ澄子党北関東ブロック国政対策委員長・桜井はる子衆議院埼玉4区予定候補が新年の挨拶を行いました。

都市計画道路・保谷朝霞線建設
住民の声をよく聞いて
 昨年12月20日、23日の両日、2回目の都市計画道路・保谷朝霞線の説明会が行われました。

 この道路は7年後事業完了予定、4車線・幅員27メートル(新座市で1番大きな道路)で、第五中学校東側と住宅地を通るために、振動、騒音、排気ガス等による生活や授業への影響が心配されています。

 今回の説明会にも須田市長はじめ、県、市の関係部長も参加し、担当者から1整備方針2環境調査結果3道路予備設計4今後のスケジュールについて説明があり、その後、質疑応答が行われました。

 説明を聞いた中で、一つは生活道路の問題があります。今まで7つの道路で人や車が行き来できましたが、新しい道路ができることで、全長1040メートルの区間で車や自転車が渡れるのは、信号が設置される武野通りだけです。歩行できるのは2ヵ所ですがそのうち1カ所は歩道橋です。これでは「橋のない川」と同じで、通勤・通学・買い物で利用する道路が切断されて、付近に住む住民にとっては大変不便になります。

 二つには、一日一万五千台から三万三千台の車が、新しい道路を利用すると報告されましたが、大型トラックを含めこれだけの車両が走ると、交差する県道・市道が混みだし、事故・騒音・排気ガスなどが心配です。

 参加者からも「住宅地に車が入ってくるのではないか。」「27メートル道路には反対です。」「歩道橋ではなく横断歩道を。」「年老いて立ち退きはつらい、住んでいる近くに土地を・・」等の声が聞かれました。

 県・市は車優先の道路建設ではなく、市民の声をよく聞いて、理解を得られる方法を考えるべきです。

(記 野寺四丁目 T)
拙速な制度変更で自治体が混乱
後期高齢者医療制度
 今年の1月から、現在の老人保健制度に代わり、新しく「後期高齢者医療制度(75歳以上の方が対象)が始まります。保険料が年金から天引きされることや受診に制限がされることなどで、大問題になっていますが、この制度に関連して新座市でも混乱がおきています。

 制度が代わることから、現在、老人保健制度で障害認定を受けている方(65歳から74歳までの障がい者や寝たきりの人など)に対して、『後期高齢者医療制度への加入・未加入の確認について』という文書が昨年12月14日付けで、高齢者福祉課から送付されました。この方たちは本人の選択による申請によって「後期高齢者医療制度」に加入することになっていますが、制度も周知されていないのに返事の期限が12月26日となっていたために、市に問い合わせが集中しました。

 全国の自治体で混乱がおきていることから、日本共産党の小池晃参議院議員は、厚生労働省の担当者に「後期高齢者制度の診療報酬など医療内容がわからないうちに、制度に入るか入らないかの選択を迫るのは間違っている。」と改善措置を申し入れました。その結果、厚生労働省は、各自治体に「加入・未加入の調査に当たっての留意事項」の通知を出しました。

 日本共産党の市会議員にも通知を受けた人から問い合わせがあり、議員団は担当課長から事実経過の説明を受け、市の対応を確認しました。その中で、今回通知を受け取った人の年金からの保険料徴収は、必ずしも4月から実施するということではなく、市町村の判断で実施を半年遅らせることができる規定を適用して、年金からの徴収を半年延期し、新座市が徴収する方法をとることがわかりました。市が通知した対象者は466名で、1月4日現在347名から返事が届いているということです。市は返事が来てない方についても、何らかの確認をしたいとしています。
安心して子育てができる環境を
市民アンケート結果(続報)
 昨年秋に行ったアンケートの結果の続きを報告いたします。

 問3は子育てや教育についての要望を質問しました。回答結果をみると、24時間小児救急医療体制の充実や通学路の安全確保、教育費の父母負担の軽減、学力の向上など父母の切実な要求があふれる内容となりました。

 市や日本共産党に寄せられた要望の欄には、次のような声が記されていました。

 日本共産党は現在、小学校卒業までの医療費無料化と少人数学級の実現を求める署名に取り組んでいますが、一日も早い実現をめざします。
☆今の日本は格差社会が進む一方だと思う。そして日本は子どもを育てにくい国。少子化対策を言う前に、子どもを育てやすい国にして下さい。子育て支援のサポートアップを。
☆市政についてはよくわかりませんが、子育て、福祉(公共サービス)については不満があります。国政にも同様のことがいえますが、保育園の待機園児が解消されない問題など、目の前にある問題を解決できずに少子化対策って、何を言っているのでしょう。
☆子どもが小学生に上がり、乳幼児医療費の無料化のありがたさを痛感しております。でも、小学生のほうがケガが多いのです!身体は丈夫になりますが、病院へ行く回数はふえています。
☆幼稚園の補助金制度の改正、幼児医療無料化を小学校卒業まで延長、ぜひお願いします。
☆都内に比べると新座市は住みにくい。練馬区は子育てもすべてよかったです。医療費も中学生まで無料だし、新座市も早くのばしてほしい。
問3 子育てや教育について望むこと
高齢・障がい・母子家庭にあたたかい政治を

寄せられた声の一部です
☆「母子家庭の援助金を減らす」などと決めた議員の顔を見たい。こういうのが弱い者いじめの代表。
☆一人親で頑張って無理をしながらパートに行っているが、来年より児童手当も半分くらいにされる。
☆もっと市民のためになることが大事でないでしょうか。障害者の家族の負担を減らしてもらいたい。
☆女性で高齢。15年間派遣社員。仕事がなくなったらどうやって長い老後を生きれば良いのか。理不尽すぎます。
問5 高齢者や障がい者福祉で充実してほしいこと
大規模道路より生活道路の整備

問6では「まちづくりで優先するものは何ですか」と問いました。

 「医療や福祉施設の充実」が最も多く、続いて「生活道路や歩道の整備」、「市内循環バスなどの交通の便」、「緑地保全」、「防犯対策」の順で、都市計画道路や区画整理などの大型事業は桁違いに低い数字でした。
☆「観光都市にいざ」をかかげているようですが一体何を観光してもらおうとしているのか誰を呼ぼうとしているのかさっぱりわかりません。観光客のための市政より地味でも住民のための市政を行ってほしい。
問6 まちづくりで優先するものは
暮らし切り捨て政治を転換させましょう
塩川鉄也

 新たな年を迎えました。日頃のご支援ありがとうございます。

 異例異常な越年再延長国会。アメリカの報復戦争支援の新テロ特楷法案は廃案しかありません。

 被災者生活再建支援法改正など、民意が政治を動かしています。地域医療、公共交通、雇用など、暮らし切り捨て政治を転換するときです。

 いよいよ総選挙。二大政党の「大連立」は、自民党政治を延命させるもの。定数二十の北関東比例選挙で議席倍増の二議席実現を目指して奮闘する決意です。

衆議院議員 塩川鉄也
参議院議員 大門実紀史
参議院議員 紙 智子

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