日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.3.9  No.1255
日本共産党新座市委員会
国民健康保険会計は値上げの根拠なし
後期高齢者医療制度創設では市の負担増なし
国保税、一世帯あたり1万2847円の値上げ案を提出

 須田市長は3月市議会に国民健康保険税を平均で7・55%、一世帯あたり1万2847円、一人あたり6691円の値上げ案を提出しました。

 「後期高齢者医療制度の創設や、特定健診の実施などで約3億8千万円が不足するので、1億円は一般会計から繰入金で補うが、残り2億8千万円を値上げせざるを得ない」と説明しています。

 共産党市議の要求で提出された資料によると、175歳以上の方の国保税が7億2250万円も減る。2特定健康診査の実施に伴う経費が約1億5千万円増。3医療費が2億5800万円増など「財政的に大変」と強調しています。

後期高齢者医療創設で、国保会計は楽に

 しかし詳細に検討してみるとこの説明には重大な間違いが二つあることが分かりました。

 第一は、国保会計は後期高齢者医療制度の導入により支出が減り楽になるのです。75歳以上の医療費が後期高齢者医療制度に移ることによって、老人保健拠出金は28億2530万円から、08年度は20億5640万円(後期高齢者支援金)と7億6890万円も減ります。75歳以上の方の国保税の減収分を差し引いても、4640万円も国保財政は楽になるのです。

 第二に、08年度から基本健康診査を一般会計から国保会計でおこなうことになりますが、2億5千万円かかっていた診査料を1億5千万円(特定健診)と一億円も経費を減らしています。

税率引上げしない市は11市(27%)

 以上のことから、国民健康保険会計が苦しくなり値上げするとの理由はまったくありません。埼玉県内40市中でも川越市、和光市、川口市、人間市などは値上げをしません。(限度額のみ引上げの市は7市)

 市民生活が大変な時に国保税の値上げなど絶対に許せないことです。力を合わせて値上げをストップさせましよう。
国保税より高い後期高齢者医療保険料
 後期高齢者医療制度施行によって現行の国保税額がどう変化するか、比較表が市から出されました。

 75歳以上高齢者世帯の場合、妻が73歳の場合、息子の扶養になっていた場合など、どのケースでも税額が上がることが分かります。(所得により後期高齢者保険料を軽減した上での試算)

 公明党は「制度の凍結が実績」等と宣伝していますが、凍結するのは扶養になっていた高齢者の徴収を半年間0、その後半年間は1割にするだけです。多くの高齢者に重い負担を押付けるのは許せません。
3月議会で質問します!
日本共産党市議会議員の一般質問項目と質問日
 日本共産党市議は市民要望等に基づき一般質問いたします。質問日は3月13日木曜日、14日金曜日です。傍聴においでください。
小鹿伸衛議員 3月13日(木) 4番目
  1. 後期高齢者医療制度について。
1保険料の市独自の減免制度を明確に。保険料を払えない方へ資格証明書を発行すべきでない。
2病状に応じた医療が受けられない、担当医制度の導入など。(資料要求・収入に応じた人数)
  2. 市内業者の仕事確保と市が発注する仕事は地域経済振興に役立てるべき。
1住宅リフォーム助成制度を早期に創設すること。
2小規模工事登録制度で多くの業者の登用と限度額の引き上げを。
32008年度から原則1000万円から一般競争入札制度は、市内業者育成の点から実施するな。
4測量業務でも市内業者への発注が必要だ。(資料要求‥測量業務のケ所と金額)
  3. 緑の保全について。
1新開小の学校林を「いこいの森」として活用を。
2総合運動公園内の緑の保全の実態は。
石島陽子議員 3月13日(木) 5番目
  1. 子ども医療費を小学校卒業まで無料に。(資料要求・・・19年度と20年度乳幼児医療費に関わる県支出金と一般財源。小学校1年から6年まで各学年毎の医療費予測)
  2. 市道64-15号線に外灯設置を。
  3. 県道練馬・所沢線のコスモステージひばりケ丘アミュージア前に横断歩道設置を。
  4. 都市計画道路保谷朝霞線で生活圏が分断されることへの対策を。
工藤薫議員 3月14日(金) 1番目
  1. 国民健康保険税の一世帯あたり一万円の引下げを。
  2. 保育園の待機児童の解消にむけて。人口急増地域には新増設を考えるべき。野火止地域に乳児健診、予防接種の場所の確保を。
  3. 公共施設の利用の改善を。ホームページで施設使用料、催し物の紹介を。
  4. 馬場三丁目の水路敷を利用しての新設道路は住民説明を。
  5. 馬場四丁目に建設予定の墓地について、緑地を増やし、交通安全対策を。
  6. 榎木ガード下を通学する児童生徒の交通安全対策をとるべき。
小野大輔議員 3月14日(金) 2番目
  1. 新座市内で今年一月に虐待事件が起きた。原因と今後の対策について問う。
  2. 交通安全問題。
1新座団地前のはなみずき通りに外灯設置を。
2新座志木中央病院前の県道、市道に歩道整備を。
3凸版通り(丸大前)と北野人口商店街通りの安全対策
朝賀英義議員 3月14日(金) 3番目
  1. 介護保険料の市独自の減免制度を創設せよ。
  2. 要支援、要介護1などの軽度要介護者への支援策を充実せよ。
  3. 市内循環バスを早期に実施せよ。
  4. 市道の改修後、すぐに道路が傷む箇所があるが、改修方法の改善を。県道の歩道設置にむけ県に働きかけよ。
笠原進議員 3月14日(金) 4番目
  1. 少人数学級の実施にふみきるべきではないか。小学校での小学校3年生から35人学級を20年度から実施を。
  2. ふるさと新座館については見直すべきと考えるがどうか。
  3. 市議会議員選挙について。
1期日前投票の業務委託に問題はないか。
2公営掲示板の増設を。
3明るい選挙推進委員の活動について。
  4. 新堀1丁目第3児童遊園地は何故廃止したのか。児童プールは継続すべきではないか。
  5. 「障害者控除対象者認定申請書」を要介護1以上の人全員に送付を。
  6. 介護保険改悪で介護取りあげが大きな問題となっている。介護サービスは改善されているか。
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