日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2008.4.6  No.1259
日本共産党新座市委員会
一世帯平均1万2千円 国民健康保険税値上げ
自民、公明党、民主党が賛成 日本共産党は断固反対する
 新座市国民健康保険税の平均7・55%、一世帯平均1万2千円の値上げ案が3月市議会で自民、公明、民主の各市議の賛成多数で可決されました。値上げに反対したのは、日本共産党6名と高邑市議の7名だけでした。

 日本共産党は反対討論で「1市民の家計が大変な中で値上げは絶対に行うべきではない。市民は値下げこそ望んでいる。国保加入者の7割は所得二百万円以下の低所得世帯だ。2後期高齢者医療制度の新設で国保会計は負担が軽減される見通しだ。3特定健診を国保会計でおこなうが一般会計からの繰入金を増やせば値上げしなくてすむ」と批判しました。

 公明党7人、刷新の会(民主系)5人は黙ったまま値上げ案に起立して賛成しました。
市議会を骨抜きにする「黙って賛成議員」
 国保税値上げがかかるというので、一番に本会議の傍聴に入った。共産党の反対討論で増税案が余る財源を隠して作られ、いかに市民を苦しめるか、ていねいな発言で分かった。賛成討論は保守系の一人。それも役人の書いた原稿の棒読み。本心でもない「市民の目線」なる言葉を使って笠原議員にたしなめられた。共産党と良心的な無所属の議員以外は賛成。発言もしない議員は市議会を骨抜きにしている。市民の生活を守る気迫が感じられなかった。
(藤田)
市民の願いが実現しました
日本共産党が市民の皆さんと力を合わせて要望していた
幾つかのことが実現しました。


子ども医療費(入院費)小学6年生まで無料化
第六中学校の大規模改修。東野小は来年度に改修
特別教室(理科室、技術家庭科室など)に扇風機設置
家庭保育室の保護者負担軽減
妊産婦健診が5回まで無料に
市民会館で幼児健診
みどり学園(肢体不自由児施設)に床暖房
ポリオ予防接種が大和田公民館で再開
放課後児童保育室の嘱託職員増員
多重債務者の市相談窓口設置
3月議会で質問しました
市政に提案日本共産党議員の一般質問
こじか伸衛
文教経済常任委員こじか伸衛
後期高齢者医療制度は中止・撤回を
Q.後期高齢者医療制度は年金天引きで高い保険料を取り立て、受けられる医療も制限される。命に係る資格証明書は発行するな。
A.国が決めたことなので法律に従うしかない。払えないから資格証明書とは考えていない。基準をつくる。
その他1住宅リフォーム助成制度を。2公共事業発注は地域経済振興に役立てよ。3「憩いの森」を計画的に増やせ。
石島よう子
厚生常任委員長石島よう子
保谷・朝霞線で分断される住民生活守れ
Q.新設道路保谷・朝霞線によって野寺地域住民の生活圏が分断される。信号機の設置を増やし、市民要望を聞く場を設けよ。
A.今後は地域住民側に立ち交渉役になっていきたい。要望を聞く説明会を開く。
その他1通院医療費も小学校卒業まで無料化を。2いなげやの裏の市道に外灯設置を。3県道練馬・所沢線コスモスステージ前に横断歩道を。
工藤かおる
厚生常任委員・副議長工藤かおる
国民健康保険税の一世帯一万円引下げを
Q.福祉切り捨ての行革で市の実質収支は毎年黒字になっている。高くて払いきれない国保税の引下げは市民の強い願いだ。
A.徴収率が低い世帯は所得3百万円前後で必ずしも低所得者ではない。引下げは考えていない。
その他1保育園の待機児童対策を。2公共施設を使いやすく3榎木ガード内の交通安全対策を。
小野だいすけ
文教経済常任委員小野だいすけ
児童虐待の背景と今後の対策は
Q.新座市内で今年の1月児童虐待の事件が起こった。親が育児ストレスを抱える経済的、社会的な背景がある。児童虐待の原因と今後の新座市としての対策は。
A.虐待の問題は親だけの問題ではないと認識している。引き続き、子育て支援策など充実させていく。
その他1新座団地前のはなみずき通りの歩道に街灯設置を。2新座志木中央総合病院前の市道の歩道整備を3北野入口商店街通りの安全対策を。
朝賀ひでよし
建設常任委員朝賀ひでよし
市民の足となる市内循環バスを
Q.今、身近な交通手段が強く求められている。県内でも40市中31市で市内循環バスなどが走っている。早く実現せよ。
A.庁内の検討委員会の報告が3月中にでる。4月から市民も加えて検討するので少し待ってほしい。
その他1介護保険料の独自減免制度を設けよ。2要支援要介護1の方への支援策充実を。3市道57-18号線の改良を。4県道の歩道設置促進を。
笠原すすむ
総務常任委員笠原すすむ
障害者控除の対象者全員に通知を
Q.障害者控除対象者と認められると税金が軽減される。介護保険で要介護1以上の方全員に申請書を送付せよ。
A.朝霞市では1300通も認定書を送った。新座市でも改善したい。
その他1小3まで35人以下学級を実施せよ。2ふるさと新座館建設は見直しを。3新堀一丁目幼児プールは継続せよ。4選挙公営掲示板の増設を。
ゆきとどいた教育を
小3まで35人以下学級に
 「新座市でも少人数学級を実施すべき。この4月から小学校3年生を35人学級にせよ」と日本共産党は提案しました。

 現在小1、2は35人学級、小3から40人学級となっているため、下表のように、小3になると小2の時より10人前後も人数が多くなる学校が毎年数校あります。

 「一人ひとりにゆきとどいた教育ができるよう、少人数学級は全国の流れだ。志木市をはじめ、県内でも上尾市など多くの市町で実施している。新座市でも今年は4人の教員を増やし、約一千万円の支出で実現できる」と迫りました。

 教育長は「少人数学級がよいのはわかるが、市単独で行うものではなく、国や県が行うべきものだ」と答弁しました。
新3年生→35人学級なら
小6まで子ども医療費(入院費)が無料に
 3月議会に「子ども医療費(入院費)を小学校6年生まで無料とする」条例案が市長から提案されました。

 日本共産党は「子どもが小学校に上がってからもまだまだ医療費がかかる。ぜひ無料化を」という市民の声を受け、署名に取り組み、議会でも繰り返し取り上げてきました。入院と共に通院費も市民の強い願いです。

小学2年生まで通院費無料に 日本共産党が修正案を提案

 そこで日本共産党は「小学校一、二年生まで通院費を無料に。来年度は国、県の補助改正があり市の一般財源が約4600万円も軽くなる。その分を使えば実現できる」と条例修正動議を提案しました。しかし、修正案は残念ながら否決されました。

 東京都は中三まで無料、県内でも三芳町、狭山市が小学校六年など年齢引き上げが進んでいます。引き続き皆さんと力を合わせます。
市議会を傍聴して
 共産党の工藤議員が「小学校二年生まで通院費助成を」と道理ある修正動議を提案しました。
 笠原議員は先の市議選の広報をかざして「あなた方多くが通院費助成を公約した」と採択を呼びかけたのです。でも否決。
 先の12月議会で三年生まで無料化と主張していた公明党議員までもこれを否決したのには呆れてしまいました。
(斉藤)
「道路特定財源維持」を国に意見する 新議員たちの○×表
大型事業より暮らし応援を
 08年度一般会計予算は381億5800万円で前年度比1%増。法人市民税が3億5千万円減と景気低迷が現れた予算です。

 ところが市長は相変わらず「観光都市にいざ」をめざし、総事業費130億円を越す新座駅北口土地区画整理事業の着手を宣言しました。

 日本共産党は、1大型公共事業の開始。2その一方身近な道路維持補修費の一億円削減。3小中学生の林間学校バス代補助、障がい者手当や商工業、農業への補助が削られたまま放置。などを批判して当初予算案に反対しました。
むごいお年寄りいじめ
後期高齢者医療制度の中止・撤回を
 後期高齢者医療制度が4月から開始。新座市では75歳以上約1万人が対象者。子どもの扶養になっていた約千人も新たな保険に加入します。

 保険料は今の国保税より高くなる方がほとんどで年金天引きで強制的に支払います。受けられる医療も制限されます。

 日本共産党は「75歳になっておめでとう。これからは医療費は取りませんから長生きして下さいと労をねぎらうのが政治ではないか」と追求。高齢者の医療費削減が狙いのこの制度の中止・撤回を求めて皆さんと力を合わせます。
今度こそ国政を変えよう
衆院埼玉国政対策委員長・あやべ澄子
今度こそ国政を変えよう

 志位委員長が取り上げた若者を使い捨てにする派遣労働の国会論戦はインターネットで大評判。アクセスは12万件を越え、キャノンが六千人の正社員雇用を発表するなど大手企業を動かしています。

 イージス艦の軍事優先、道路特定財源でムダ遣いなど福田内閣の支持率は急落。「国民の命をおろそかにする政治に終止符を打ち総選挙での前進を」と北関東を駆け回っています。

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