日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2008.5.18  No.1265
日本共産党新座市委員会
後期高齢者医療制度は実態に合わない
橋本啓一朝霞地区医師会長かたる
朝霞地区医師会長と懇談
橋本朝霞地区医師会長(手前)と懇談する桜井はる子衆院埼玉4区国政対策委員長(左)
工藤、朝賀市議  =08.5.12
 5月12日、桜井はる子衆院埼玉4区国政対策委員長らは朝霞地区医師会長の橋本啓一医師を訪ねて懇談しました。

埼玉県医師会は、6千円の包括制、主治医制はとらない

 問題となっている後期高齢者医療制度について橋本氏は「制度としては賛成だが条件がある。国の負担分を今の3割台から5割に引上げて患者負担を減らすこと。また埼玉県医師会としては後期高齢者診療料・月額6千円の包括制や主治医制度は取らないことを決めて通知した」と述べました。

 「今までは出来高払いだったが、包括制では診療が限られてしまう。この6千円も始めは甘く高めに設定して後で下げていくのは厚労省の常套手段だ」「高齢者は一人で幾つもの医者を受診しており、主治医以外は診療報酬を低く設定する主治医制度は実態に合わない」とおっしゃいました。

日本はそもそも医療に金をかけていない国

 また、医療全般について「高齢化が進み医療技術も高度化しているので金がかかるのは当たり前。そもそもGDP比で先進諸国中日本は18位で医療に金をかけていない国。毎年社会保障費を2200億円削減する根拠はない」と述べられました。

 桜井はる子国政対策委員長は、氏が県の医師会副会長として多忙の中、時間をさいてくださったことに感謝するとともに、共産党の『後期高齢者医療制度は廃止を』のパンフを手渡しました。朝賀、工藤市議も同行しました。
せめて小3まで少人数学級に
 1クラスの人数を33人30人以下と減らす県が増える中、埼玉県は小学校1、2年は35人以下学級ですが、3年生に進級すると国基準の40人学級です。例えば新堀小の2年生は75人で3クラス・1クラス25人ずつですが、3年生になると37人と38人と13人も増え、生徒も先生も大変です。

 日本共産党は「一人ひとりにゆきとどいた教育ができるよう、少人数学級にすべきだ。せめて小3以上でも35人学級にせよ。埼玉県が改善しないのなら、新座市が独自に教員を採用してでも実現せよ。志木市や上尾市でも実施している。」と提案しています。

 ところが教育長は「少人数学級が良いのはわかるが、市単独で行うものではなく、県や国が行うべきものだ」と答え実施しようとしていません。

 今年度の新3年生で1クラスの人数が10人以上増えてしまったのは、東北小、新堀小、東野小、新開小の4校です。このまま少人数学級に改善されないと、来年度は、大和田小、第四小、東北小、新堀小、東野小、石神小の6校が3年生進級と同時に人数が大幅に増えます。さ来年度は野火止小、野寺小、新堀小、東野小の4校です。

 学習環境を整備するのは教育委員会の責任です。

 来年4月から小学校3年生も35人以下学級にするよう教育委員会や市長に働きかけましよう。
高齢者になっても認知症になってもこの街で暮らしつづけたい
NPO法人 暮らしネット・えんを訪問
暮らしネット・えんを訪問
住み慣れた地域でいつまでも グループホームの庭で小島氏と
 市議団と桜井はる子氏は12日、NPO法人暮らしネット・えんを訪問して代表理事の小島美里氏と懇談しました。

 "高齢者も障がい者も住み慣れた地域でいつまでも"を理念に立ち上げた『円』は、軽度認知症や在宅が限界となった方のデイサービス、グループホームの先駆けとして注目されています。

 行政サービスがない土日や夜間、寝返りや排泄介助が必要な方たちをどう支えるか、家族と地域の力を借りて歩んできました。

 施設は落ち着いた和風木造作り。3階の「グループホームえん」は出入り自由で規制を一切しないのには驚きです。小規模多機能ホーム『まどか』は普通の民家を改造し、認知症の方が一日ゆっくり過ごせる造りになっていました。

 「介護保険法の改悪で軽度の方への介護報酬が下がり経営が成り立たない」と報酬見直しを提言。

 「介護は医療の一段下のような意識があるが同等だ。生活を支える立派な介護職を育てたい。いずれは自分もこの施設でサービスを受けるつもり。そのためにも納得いくサービスを」「自宅と施設を行ったり来たりが理想」と語り、地域のキーステーションを目指す人たちの熱い熱意に感銘を受けました。

(記・工藤)
願いは日本の九条から世界の九条へ
九条世界会議に参加して
 私は九条のおかげで戦争を知らずに生きてきました。もし日本が戦争になったら、私の息子たちが連れて行かれる。とにかくこの九条は守ろうと5月4日『九条世界会議』に出かけました。

 会議場は、収容人数(7千人)を上回る人で入場できません。九条関係のグッズの販売店にも寄りましたが、そこもすごい人。もう一度会議場に寄ると入場できました。

 こんなにたくさんの人が集まっていること、また息子たちと同じ世代の若者もいっぱいいることが嬉しくなり、まだ日本も捨てたもんじゃないと思いました。メッセージ、歌や踊りと素晴らしく元気をもらいました。

 「世界の希望としての九条」「戦争のない世界を創る九条」についていろいろの国からのアピール。「九条ってほんとにすごいね」と話す若者とすれ違い、「その通り!世界に誇れる九条です」と心の中で叫んでいた私でした。

 願いは 日本の九条から 世界の九条へ

(投稿・小野)
広げよう九条の会
 栄・池田九条の立の5月例会を5月11日に開催。新日本婦人の会の皆さんにフラダンスを披露していただき、続いて桜井和人弁護士に『憲法九条と改憲の動き』と題して講演をしていただきました。

 朝日新聞(5/2)の『政界改憲熱 今は昔』は本当だろうかという話から始まった。海外派兵の常態化、新憲法制定議員同盟、日本における米軍再編などが着々と進んでいる。新憲法制定議員同盟は民主党の鳩山、前原氏を幹部に迎え、草の根の九条の会を目の敵にしている。

 九条を守る人が国民過半数になるまで、七千の会を一万にも二万にも広げたいものである。

 最後に大事なことは「記憶」「想像力」で過去に向き合う必要をワインゼッカー氏の言葉で強調された。

 『過去に目を閉ざすものは現在に盲目になる』

(投稿・広瀬)
平和憲法守ることが一番の国際貢献
桜井はる子

 17日夕方、雨の中「どん底」という芝居を観に行く時、渋谷駅前の電光掲示板に「イラクヘの航空自衛隊派遣に違憲判決!」のテロップが流れた時の湧き上がる思いは生涯忘れられません。

 判決文を書いた裁判官は万感の思いをかけて書き退官されたこと、裁判に取組んできた弁護士は涙が止まらなかったことを翌日のしんぶん赤旗で知りました。

 「平和憲法を守ることこそ国際貢献である」ことを胸に刻み、憲法九条を生かしていきましょう。

(桜井はる子・衆院埼玉4区国政対策委員長)

勇気と真実で世の中を変える日本共産党の演説会に行ってみよう
◎ 日時 6月20日(金) 午後6時半開場

◎ 場所 新座市民会館大ホール

 長年社会に貢献してきたお年寄りを差別する後期高齢者医療、低賃金で将来に希望が持てない若者、米軍や財界へは大盤ぶるまいとムダ遣い。こんな腹立たしい政治に我慢も限界です。

 共産党の鋭い国会論戦と国民としっかり結びついた運動がいま確実に世論を変えています。

 日本共産党のめざす社会とは?演説会でぜひ一度お聞き下さい。
日本共産党演説会
← 前号  |  インデックス  |  次号 →