日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2008.6.29  No.1271
日本共産党新座市委員会
市民のねがいが実現!
高齢者の健診費が無料に!温泉補助券も復活
 高齢者の健康診査料はこれまで無料でしたが、新座市は後期高齢者医療制度の発足と同時に「千円にする」方針でした。

 市内の年金者組合等から「朝霞市、和光市は無料でおこなう。ぜひ新座市も無料に」と社会保障推進自治体要請キャラバンで要求。日本共産党も小鹿議員、笠原議員が6月議会の一般質問で取り上げて強く要求しました。

 市長は「県に打診し、だめなら市単独でも補助を検討したい」と答弁していました。

 ところが6月20日市長から「後期高齢者の健診料を無料にしたい。」「保養施設の宿泊補助三千円、温泉入浴補助券(四百円・十枚綴り)についても市が補助をしたい。全部補助しても総額772万円ですから」と発表があり、市民の切実な願いが実現しました。

 保養施設については、市民から「市役所に温泉入浴補助券をもらいにいったが『貴方は国保ではないので』と言われてもらえなかった。後期高齢者になると国保から追い出されこんなところまで差別されるのか」との声が寄せられました。

 市議団はさっそく4月、市長に「国保保養施設の補助の継続」を申し入れていたものです。
健診費補助など
塩川てつや衆院議員らが泉防災大臣に申し入れ
水を家を!被災地の声に応えよ
 岩手宮城内陸地震について行方不明者の全力救済など緊急急対策を泉信也防災担当大臣に申し入れました。

 現地では飼い牛の飲み水にも事欠き、田植えしたばかりの水田がひび割れる等、水の確保が緊急課題。災害救助法で住宅の応急修理や、改正された生活再建支援法を柔軟に適用し、実態にあった救援策をとるよう強く申し入れました。

 党では緊急対策本部(本部長・市田書記局長)を作り、現地に入って救援活動に奮闘中です。

(塩川てつや衆院議員)
(写真上)塩川てつや衆院議員らが泉防災大臣に申し入れ
防災大臣に申し入れなど
(写真下)共産党岩手宮城内陸地震対策本部
一人暮らし高齢者への手厚い対応を!
第四次介護保険事業計画で公聴会
 新座市高齢者福祉計画・介護保険事業計画の第四期計画(09年〜11年の3年間)の策定に向けて6月22日公聴会が開かれ5人の市民が意見を述べました。

 70代の女性は「自分も親の介護を経験し大変な思いをした。近所の方で両親の一人が入院中、もう一人が介護状態で、月10万円自費で追加サービスを受け、入院費用と合計で40万円もの出費。貯金が底をついたら心配されている。必要なサービスが受けられるよう、利用料等の減免を充実してほしい」と述べました。
 
 野火止地域の町内会や老人会の世話役をしている男性は、「一人暮らし高齢者は、電球の取替えや草取りなど、業者に頼むほどではないがヘルパー対応もできず何かと不自由なことがある。認知症の方の問題も地域の課題となるが、適切に対応できない。行政の取組みについて、町内会やPTA対象に研修の機会を。ぜひ一人暮らし高齢者への手厚い対応と、人と施設が有機的につながる施策をつくってほしい」

 介護保険事業者の方は、「制度の変更について新座市は説明責任を果たしてほしい。今回、財務省は要介護2までの人を介護保険から切り離そうとしたり、認知症へのサービスで厳しい状況が予想される。新座市が保険者としてできることを計画に盛り込んでほしい。また、介護職員の雇用安定や、事業者がサービスを充実した時、利用者に負担が跳ね返らないような施策を考え、事業者と利用者を守る立場で考えてもらいたい」等の意見が発表されました。

 来年1月には保険料も含めて答申が出されます。こうした市民の声を充分反映してもらいたいものです。

(記・石島陽子議員)
林間学校バス代補助改善など要求
教育長「補助増額を市長に求める」と答弁
 小鹿伸衛議員は6月議会で、「子どもたちの林間学校バス代補助の見直しを。また商店街の街灯電気料や農業振興補助の改善を」と質問しました。

 05年から07年の3年間で須田市政は敬老金や重度障害者手当などを始め、多くの市民サービスを連続してカットしました。 小鹿議員は「林間学校の交通費、宿泊費補助は他市と比べても半分以下だったのにさらに半額減額して小学生千円、中学生二千円にした。17人の海外派遣には約一千万円を費やしているが、四千人の子どもたちに恩恵となる林間学校補助を拡充せよ」と要求。

 教育長は「補助が低額であることは認識している。補助増額を市長に求めます」と答弁しました。

市長「補助率改善も検討する」
商店街街灯電気料 農業振興対策事業


 さらに小鹿議員は、「商店会がドンドン減って17商店会になり、商店街の維持管理が大変になっている。電気料などは無料にすべきだ。農業の振興対策事業の補助率を元に戻し、農家の皆さんを応援すべきだ」と要求しました。

 市長は「商店街の街灯は地域防犯にも大きな役割を果たしているので、全額補助も検討したい。近郊農業は大事だ。補助率、補助事業の拡大も検討したい」と答弁がありました。
林間学校への補助 4市比較
若者が集えるフットサルコートを
「市営コート設置を検討する」市長が答弁
 小野大輔議員は「就労後の若者が安心して集えるフットサルコートの整備を」と一般質問しました。

 フットサルは5人で一チームを結成し年齢、性別に関係なく楽しめる「ミニサッカー」とも呼ばれる競技で、サッカー人気とともに競技人口も急激に伸びています。

 新座市にはフットサルができるコートは総合運動場の多目的グランドですが、ナイター設備が無いため、就労後の若者には利用できません。ナイター設備のある大和田グランド、殿山グランドは利用時間が21時半までです。

 小野議員は「青年労働者は定時に仕事を終えられる人は少なく、こういった若者たちがフットサルをできる環境をつくるためには、21時半以降もコートを使えることが必要です」と述べ、「唯一、23時まで利用できる民間の施設が新座駅前にありますが、2時間2万円と高額で青年には大きな負担です。せめて市営料金なみになるよう補助を」と要求しました。

 市長は、「民間コートに補助する考えはない。市営フットサルコートを設置することを検討する」と答弁しました。  小野議員は「市営コートの設置にあたっては21時半以降も使える環境を検討してもらいたい。また民間コートへの補助も検討を」と要求しました。
岩手宮城地震への救援募金ありがとうございます
救援募金を呼びかける朝賀、工藤、小野議員
救援募金を呼びかける朝賀、工藤、小野議員
 6月21日土曜日、日本共産党新座市委員会は志木駅南口駅頭で岩手宮城内陸地震救援募金に取組みました。
 高校生などが進んで募金していただき、短時間で2万8097円が集まりました。ご協力ありがとうございました。
← 前号  |  インデックス  |  次号 →