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自衛隊朝霞駐屯地で進む戦争する国づくり |
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屋内射撃場(10億円) |
日米軍事同盟が強化され、戦争する国づくりが着々と進行しています。自衛隊朝霞駐屯地は、その先端基地として大きく変貌しています。この11月から12月にかけて日米軍事指揮所訓練(やまさくら55)が行われようとしています。
10月22日新座市民会館で北足立南部地区労主催で平和学習会が開催されました。平山武久氏(県平和委員会代表理事)が「21世紀を平和の世紀にするために基地の街から考える」と題して講演。
日本の政治について「麻生内閣は保守本流で、海外派兵恒久法の成立の機会を狙っており、憲法改悪は依然あきらめていない。」と警告。「米ブッシュ政権は、世界的な米軍再編を進めている。日本における米軍基地の再配置は、日本の財界による基地強化で、自衛隊を一体化して組み込んでいる。」と説明。「朝霞駐屯地には、海外派兵の中心部隊の中央即応集団司令部がおかれている。今年度から中央特殊武器衛生隊が配備された。これは全国で唯一の生物剤対処を専門とした衛生科部隊だ。」と話されました。中央即応集団の幹部は「武力集団の原点に立ち返る」「真に戦えるしなやかでたくましい陸上自衛隊に」「お前たちの命は俺があずかる」などと語り、海外で本当に戦争することを前面に押し出した部隊になっていることを強調しました。
坂本茂氏(練馬平和委員会)は、朝霞駐屯地の調査活動をずっと続けてきて、日米共同演習が増え続けていること、実弾演習、飛行演習など何でもOKの基地に変貌していると報告しました。米軍基地は3万3399平方メートルに増大しています。「ここは自衛隊だと思っていたら米軍基地なのか?」と話し、日米軍事同盟の一体化ぶりを報告しました。足もとの基地で、戦争する国づくりが着々と進んでいることを知らされた学習会でした。
(記・笠原進市議)
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