日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.5.31  No.1317
日本共産党新座市委員会
景気回復に逆行
市職員の夏季ボーナス 7万5千円カット
 民間企業で一時金削減が相次ぐ情勢として、公務員の一時金凍結の人事院勧告が5月一日に出され、これを受けて臨時市議会が26日開かれました。

 夏季一時金を市職員は0・2月分、市長や議員は0・15月分削減する条例案が賛成多数で可決されました。影響額は、市職員は平均一人7万4974円、市長、副市長、教育長の特別職三人で計49万4134円、市議は7万2000円削減となります。

共産党 市長など特別職と議員の一時金削減には賛成

 笠原市議(共産)は、「人事院勧告の元となる民間の調査は昨年と比べ今年は異常なほど少ない。内需拡大として一人一万二千円の定額給付金をばらまいている時に、ボーナスカットは理解に苦しむ。人勧は通常8月に出るのに、総選挙前に”公務員をたたいた”とアピールする政権与党の党利党略に人事院が屈したものではないか」と質問しました。

 市長、総務部長は「去年は1万1037社だが今年は340社の実地調査で少ないのは事実だ。5月の人勧は異例だが昨年秋からの不況で民間に比べ公務員が現状でいいのか。新座市はあくまで人勧に従っている」と答えました。

 質疑のあと、日本共産党は、市長などの特別職と議員の一時金削減には賛成し、市職員の削減には「景気回復に逆行する」と反対しました。
与党追随、景気冷やす
 朝賀議員(共産)は市職員の一時金0・2月削減の反対討論をおこないました。
 「1人事院勧告は冬の12月の一時金で年間を調整するやり方になっており前倒しの減額勧告は初めてだ。一時金カットは与党が求めていたもので政治的圧力に追随しルールを崩す。2内需拡大のため15兆円もの補正予算を出しながら一時金カットは景気回復に逆行している。民間の賃金引き下げも促し、悪循環になる。3市職員組合と合意していないうちの議会上程は職員の生活に配慮した労使合意に基づく決着という合意に背く。」としました。
 自民、公明、刷新(民主系)はひと言も語らず沈黙のまま市長提案のすべてに賛成。
 高邑議員は、「民間事業所調査の全体がわかった段階でカットされるのは仕方がないが今の段階はおかしい。国民感情で公務員の給料が上下するのはおかしい」と述べすべての条例改定に反対しました。
北朝鮮の核実験に断固抗議する
昨年の国民平和大行進
昨年の国民平和大行進

「残虐な核兵器廃絶、二度と被爆者を作らない」被爆地長崎出身、私の悲願です。桜井はる子


『桜井はる子ホームページ』を開設!

地デジチューナーの無償配布を広げよ
「テレビ難民を作るな」と総務相に質問
「テレビ難民を作るな」と総務相に質問する共産党塩川てつや衆院議員

 2011年年7月の完全地上デジタル化にともない政府が検討している地デジチューナーの無償配布。政府の電波法「改正」案で想定しているチューナー配布対象は生活保護世帯など「NHK受信料の全額免除世帯」約260万世帯だけだ。

 私は「国民年金だけの高齢者や母子家庭などにも対象を広げよ。テレビ難民が生まれかねない」と質問。鳩山総務相は「対象を追加してもよい」と前向きな姿勢を示した。

「人間の尊厳が大切にされる介護を」
福井さんが意見陳述(第3回公判)
傍聴した支援する会員との交流会
傍聴した支援する会員との交流会。右から西里弁護士、福井妙子さん、柳下党県議

 5月20日、さいたま地裁第105号法廷で「福井裁判」原告の『菜々の郷』元ケアマネージャー福井妙子さんが「意見陳述」を行いました。
 
 福井さんは「仮眠が取れない17時間連続夜勤や、施設長の暴言に耐えきれず多くの職員が退職し泣き寝入りの状態。入所しているお年寄りも床ずれが化膿したり、歯がボロボロになる等十分な介護ができない状況にある。私はパワハラを忘れたいと逡巡したが一番の被害者は入所様だと気づき労働環境の改善を求めて提訴に踏み切った」と述べました。

 傍聴には支援する会員約50名が詰めかけました。「福井さんは真実を述べているので堂々として立派だった」「菜々の郷の介護士や利用者を今でも案じている姿が施設の未来を明るく感じさせた」等の感想が寄せられました。

注)福井裁判とは特養老人ホーム『菜々の郷』(馬場一丁目)での未払い残業代とパワハラ退職慰謝料を求める裁判
副担任 やっと二人配置 野火止小
 野火止小学校に一年生の副担任が6月1日から二名配置されます。

 副担任の配置基準は、31人以上の一年生のクラスで2学級に一人の割合で配置することになっています。(5月10日号の新座民報で報道)

 ところが、三月下旬に転入生が増えた野火止小は、31人以上であるにもかかわらず副担任が配置されていませんでした。

 日本共産党市議団がこのことを知り、教育長に早期の配置を求め、実現したものです。
仲間の窮状打開と組織強化を
土建新座支部が定期大会
埼玉土建新座支部定期大会
意気高く開催された埼玉土建新座支部定期大会

 埼玉土建一般労働組合新座支部第39回定期大会が5月24日(日)に開かれました。

 今大会は、かつてない深刻な経済危機のもと、仲間の窮状打開を始め、仕事と暮らしを守る旗を掲げたたたかいと同時に、組織の拡大・強化に向け運動を前進させる中で開催されました。

 大会では、「何でも相談会」「トラックパレード」「国会座り込み」「市長交渉」など、この一年間における数々の運動による成果を確信に、埼玉土建の存在意義と社会的信頼を高め、麻生自公政権のすすめる消費税増税・憲法改悪・社会保障改悪などの悪政に真正面から立ち向かい、きたる総選挙勝利と仲間の暮らしを守るため、全力をつくす決意を固めあいました。

 日本共産党市議団も参加し連帯の挨拶をおこないまいした。

大企業にはっきりもの言う党を
小池晃政策委員長を迎え新座市で街頭演説
志木駅南口で街頭演説

 5月22日、志木駅南口広場で日本共産党政策委員長の小池晃氏を迎えた街頭演説会が行われました。

 小池氏は「補正予算15兆円は一日百万円使っても4万年かかる。バラマキの後の消費税増税は許せない」きびしく批判。

 政権交代を掲げる民主党鳩山新代表は政界の大掃除をするというが、「西松献金問題では一点のやましい所はない」と辞任した小沢元代表をかばい、「汚れた箒で掃除すれば汚れを広げるだけ」とピシャリ。

 「西松など大企業べったり病の原因は企業献金(菌)。これを寄せ付けないのが共産党だ。庶民増税やめよ、派遣切りやめよと何のためらいもなく追及できるこの党を伸ばそう」とユーモアたっぷりの演説に道行く人の足が止まり約千人の聴衆が聞き入りました。

 衆院北関東比例予定候補のあやべ澄子(新座市在住)、衆院埼玉4区予定候補の桜井はる子氏らも力強く挨拶しました。

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