|
草の根の運動を広げよう 第35回新座母親大会開催 |
|
第35回新座母親大会が10月18日に野火止公民館で開催されました。
午前中は5つの分科会、午後は130人が参加し東京大学大学院教授・「九条の会」事務局長の小森陽一さんの記念講演「青い空は青いままで、子どもらに伝えたい 九条と平和な21世紀を」を聞きました。
小森さんは「憲法九条2項が最も欺瞞的と著書に書く改憲論者の鳩山首相と、海外派兵を湾岸戦争で可能にした小沢一郎幹事長が国民の運動によって縛りをかけられている状況。ゲーツ国防相・オバマ大統領も来日する。状況変化に機敏な声を上げることが一番の草の根の運動になる」と話しました。
分科会参加者の投稿を紹介します。
○第4分科会「生涯現役、高齢期をゆたかに生きる」
元気をもらいたいと思ってこの分科会に参加しました。58歳から84歳の18人が集まりました。何と言っても年金問題は関心が深い。受け取っている金額が十分だという人は少数で、ほとんどが年金だけでは生活するのがやっと。最低保障年金制度の確立が切実である。少しでも生活を豊かにしようと、必要なものとそうでないものにはっきりメリハリをつけるなど工夫も話された。実際問題年金生活になってみて、豊かどころか普通の生活もままならないのが現実。
その他、後期高齢者医療制度、介護保険、年金からの住民税の天引き、消費税の導入、高い国民健康保険税、市内循環バスの見直し等々、出るは出るは問題山積である。
身近な問題で、市内循環バスはとにかく本数が少ない。2コースをもう1本増やしてせめて1時間に1本は運行する、日曜日も運行する、乗り継ぎは加算しないなど要望事項にまとめていただきましたが、試乗してみてそれぞれのところで要求を出していったらよいと思います。
(栄 広瀬)
○第5分科会「学ぼう、しゃべろう、くらしと憲法」
この分科会には初めての参加でした。憲法九条の戦争放棄はよく言われていますが、二十五条の生存権については身近なこととして考えられました。助言者の宮瀧大東文化大准教授先生から、「国の借金860兆2557億円、埼玉県の借金3兆668億円、私たちの住む新座市もチェックして関心を高めるように、また九条、二十五条の学習を広めていきましょう」との話がありました。また、先生の大学でも授業料が払えずやめていく学生が多くなっている、と話されました。参加者から、自衛隊は必要だと言う子どもにはっきり答えられなかった話、戦争に行った人からは、今だに戦没者の遺骨収集がされていないことや、海賊問題については国際的に解決していくべきという話などが出され、憲法についての学習ができてよかったと思いました。
(野火止 山谷) |
|