日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2009.12.6  No.1343
日本共産党新座市委員会
国保税引き下げ、子ども医療費無料化など
来年度予算要望書を提出
2010年度予算要望書を市長に提出する日本共産党市議団
2010年度予算要望書を市長に提出する日本共産党市議団 09.11.30

 日本共産党市議団は11月30日、須田市長に41項目の『2010年度予算要望書』(第一次)を提出して懇談しました。

 百年に一度の不況で、生活保護の急増、法人市民税の減収等市民の暮らしの大変さは12月補正にも現れています。

 市議団は市内各団体から寄せられた要望に基づき要望書を作成。国保税の引き下げ、ふるさと新座館など大型事業の凍結、子ども医療費を中学卒業まで無料化、がん検診の無料化、市内循環バス改善、中小企業への緊急融資策と利子補給の拡大などを要望しました。

 市長は土地開発公社健全化が終了して財政が 一段落し、各部の要望をまとめても対応できる状況となったが、新政権の動向を注視している。子ども医療費は通院費助成拡大を指示。その他市民会館の改修設計、栄5丁目集会所建設などを予定していると語りました。

母子加算が12月から復活
母子家庭161世帯に朗報 12月議会はじまる
 12月定例市議会が12月2日から18日までの日程で始まりました。

 おもな議案は自転車駐車場の出入り時間延長、3人目以降の保育園児童の保育料無料などの「条例の一部改正」7件、公の施設の指定管理者について2件(新座市勤労青少年ホームを「シルバー人材センター」に、本多の児童センターを「NPO法人新座市子育てネットワーク」に)の議会承認を求める案が提出されました。

 おもな補正予算は、職員給与の引き下げ、生活保護費の増額、母子加算の復活、小学校の障がい者トイレ改修、道路維持補修費の追加など1億5400万円を追加して総額を416億2289万円とするものです。
(下表参照)

 陳情は、1政府および国会に「非核三原則」の法制化を求める意見書の提出についての陳情書と、2新座市給水条例第32条(1)の改正に関する陳情書の2件です。

 日本共産党市議は市民要望に基づき6名全員が一般質問します。傍聴においでください。

 (議会日程は下記参照、一般質問の項目はこちらです)
おもな補正予算の事業内容
12月議会日程
12月議会で質問します!
日本共産党市議会議員の一般質問項目と質問日
工藤かおる議員 12月13日(日) 2番目 休日議会
工藤薫議員
1. 子どもの貧困が問題となっている。全小中学生に就学援助制度の案内通知を配布するなどさらなる周知を。
2. 湖山医療福祉グループの”菜々の里”は相変わらず退職者が多いと聞いている。タイムカードの設置、長時間労働の改善など処遇改善は図られているか。
3. 無料低額宿泊施設『FIS新座寮』について。ケースワーカーの訪問など入居者の実態把握を。生活保護費は本人に支給を。また、転居や就労支援を。3畳間で4万7700円の家賃は適切か。
こじか伸衛議員 12月15日(火) 5番目
小鹿伸衛議員
1. 後期高齢者医療制度は、今すぐ廃止すべきと思うがどうか。東日本一高い保険料は引き下げるべき。資格証明書は発行するな。
2. 市の体験農業や施設補助の成果はどのようになっているか。市内農家への援農に結び付けるべき。耕作放棄農地対策をとるべきと考えるがどうか。農地を守るため、人的配置を行い、農家との対話を進める必要があると考えるがどうか。
3. 天照院の分譲墓地が計画されている。今のままでは新座市が、墓の街になってしまう。新座市墓地等指導要綱を厳格に守らせるための措置を講ずるべきと思うがどうか。
小野だいすけ議員 12月16日(水) 1番目
小野大輔議員
1. 今年末も生活困窮者が増えることが予想される。年末年始は公的機関、金融機関は休みとなる。緊急相談は「まったなし」だ。年末年始も生活困窮者への援助をできるようにすべき。
2. インターロッキングの歩道で躓いて骨折する事故があった。同様の事故が起こらないよう市内の歩道を安全確認し、必要なところは整備すべき。
3. 市内の地域包括支援センターについて、職員の事務作業の負担軽減は、地域福祉サービスの向上につながる。市と地域包括支援センター間の情報伝達ネットワークを早急に整備すべきと考えるがどうか。
石島よう子議員 12月16日(水) 2番目
石島陽子議員
1. 都市計画道路保谷・朝霞線について、道路幅員・車線数を見直す作業が行われている。住民に示されたスケジュールから遅れています。遅れている原因は何か。現在の進捗状況はどうなっているか。道場地域への整備は必要ないのではないか。
2. 大規模放課後学童保育室の解消のため、新設、分割を行って保育環境の改善を図るべきではないか。
3. 車椅子が常設されていない集会所が投票所になっている。そのことで投票を棄権せざる得なかったという声が寄せられた。車椅子の配置をすべきと考えるがどうか。
朝賀ひでよし議員 12月16日(水) 3番目
朝賀英義議員
1. 市内循環バスが10月1日より運行されました。市民の皆さんからさまざまな意見が寄せられています。市民の利便性を高めるために改善を検討すべきではないでしょうか。
2. 公契約条例設置に向けて、検討を進めるべきではないか。
3. 緊急連絡システム設置について所得制限が設けられ一部負担が導入されたが、負担をなくすべきではないか。重度心身障がい者手当に所得制限が導入され、減額された方がいます。制限をなくすべきではないか。
笠原すすむ議員 12月16日(水) 4番目
笠原進議員
1. 教職員の多忙化は深刻です。長時間過密労働を早急に解消を図るべき。ノー残業デーを設定せよ。改善を図るために多忙化解消検討委員会を設置すべき。教職員が児童・生徒と接する時間を多くするためにも仕事量の削減が必要です。事務的な調査など厳選すべきではないか。市教委の研究委嘱も見直せ。労働安全衛生法は活かされているか。
2. 保育所待機児童対策について、新規開所施設が必要ではないか。栄小などに分園の設置を検討してはどうか。新増設の社会福祉法人への補助をどのように考えているか。
建設職人に仕事を
全建総連と党国会議員団が懇談
全建総連と党国会議員団が懇談
右から塩川議員、大門議員、笠井議員、小池議員、仁平議員ら 09.11.27

 建設労働者の組合・全建総連と日本共産党国会議員団が「2010年度予算要求」で懇談会をおこない、大門みきし参院議員らと出席した。
 
 田村委員長らは「組合員はがんばっているが建設不況で仕事がない。建設労働者の雇用と賃金を守るため、公契約法の制定や技能育成が必要だ。また医療制度の一元化は命綱である建設国保の解体につながり反対だ。」と強調した。

 地域には改修が必要な小学校などがあり、今こそ仕事おこしが大切だ。

(塩川てつや衆院議員)

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