石島陽子議員 |
新座市独自に35人以下学級を
文部科学省が、「少人数学級を進めるための検討開始」と報道されるなど、少人数学級は全国の大きな流れになっています。
石島議員は3月議会で「三年生以上にも新座市独自に35人学級を段階的に実施すべき」と一般質問しました。
石島市議は「埼玉県の特例編成で小学校一・二年生は35人学級になっているが、三年生からは40人学級に逆戻りだ。教育長もこれまで議会で『不登校、非行問題、様々な保護者の要望など学校は多忙を極め、また児童生徒にきめ細やかな指導を行っていくためにも、学級規模の改善は当然行っていくべき』と答弁されている」と指摘しました。
デジタルテレビや机こんなに教室は狭い
石島市議は「小学校三年生で学級が3から2に減少した石神小学校の授業を見学させてもらった」と語り、「二年生の時は1学級25〜26人だったのに、三年生に進級すると39〜40人になってしまい、まず感じたのは『こんなに教室は狭かったか』ということだ。教室の前の方は大型デジタルテレビと教卓、ストーブが並んでいっぱい。以前より大きなサイズの教科書に合わせて、子どもたちの机も大きくなっているので、教師が机の間をまわって指導するのもきつそうだった。高学年になれば身体も大きくなり、もっと狭くなる。同じ新座市内でも、20数人の学級と40人近い学級では、学習環境が違うことをあらためて感じた。学校間格差が大きいことは明らかだ。35人学級に踏み出すべき」と質問しました。
教育長「今の時代、1学級に40人は狭いとは思う」
要求した資料ではこのように三年生に進級すると一学級の人数が10人〜15人も増える学校は、新堀小、東野小で、しかも三年連続でした。(東北小は07、08、09年連続で学級減)
教育長は「言われることはよくわかるが、学級規模については国や県レベルで統一できればと考えている。第八次教職員定数改善計画では少人数教育をすすめるという改善だったが、第九次では少人数学級が盛り込まれてくると思っている。また、今の時代1学級に40人では教室は狭いとは思う」と答弁しました。
石島議員は「蕨市では今年の四月から臨時教員を採用して、三・四年生にも35少人数学級に予算をかける時ではないか。新座市の教育長として市内の格差をどうするかを考えてほしい。」と強く要望しました。
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