日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.5.23  No.1366
日本共産党新座市委員会
つながる 生きる変えられる
全国青年大集会に5200人
風船を飛ばす青年たち 会場は拍手と声援が
「人間らしく働きたい!」集会アピール採択の意思表示に風船を飛ばす青年たち 5・16「全国青年大集会」2010 東京明治公園 「私たちは一人じゃない」青年のたたかいに互いに励まされ会場は拍手と声援が
 5月16日、「まともに生活できる仕事を!」「人間らしく働きたい!」全国青年大集会が明治公園で開催され、5200人が集いました。
初参加の若い人たちと工藤市議
初参加の若い人たちと工藤市議

 「”派遣だ”と親に言えず職場では誰とも話をしなかった。でも仕事は好きで40度の灼熱の職場を走り回り、残業も進んでやった。首切りにあって悔しかった。『労働組合』に電話したら、とても温ったかく話を聞いてくれ、解雇撤回の門前のビラまきに、僕より早く20名もの人が来てくれた。一人では生きていけないことが分かった。意地でも職場に復帰したい」

 このように自分の思いを北海道から沖縄まで全国の青年たちが次々にマイクを握りました。

 青年たちは、「日産は社会的責任を果たせ」など、さまざまな要求や願いを横断幕やプラカードに込めて舞台に上がり、たたかいを交流。その後、繁華街を元気にパレードしました。

 新座市からも多数の青年たちと工藤、小野市議が参加しました。

 日本弁護士会会長の宇都宮健児氏は「私は反貧困バッチをいつも胸につけている。貧困は人権問題です。一緒にがんばろう」

 反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠氏は、「一人では生きていけないことを味わった人こそ人の結びつきをつなぎ直せる。ピンチをチャンスに、もっと生きやすい、生が肯定される社会をつくっていける」

 日本共産党の志位和夫委員長が「青年たちが自己責任論を打ち破り、たたかいと連帯が広がったことが最大の成果」と激励しました。
凄く共感
 初めての参加でした。色んな地域からこんなにたくさんの人が集まって、それぞれの想いを話しその力強さに本当に感動しました。
 最後の全体集会で、ケーキ屋で朝5時から夜11時まで”修行”して倒れたという女の子の話はパティシエをめざして過労死寸前だった私と全く同じ。凄く共感しました。
 デモ行進は最初恥ずかしかったが、私達を見てちょっとでも「おっ」とか「いいね」と気にしてくれる人がいたら良いなと思います。青年大集会2010に参加できて本当に良かったです。
(里花さん)
青年大集会 2010に参加して
 今日はたくさんの方の体験談と意見を聞くことができ、大変勉強になりました。
 私自身ロスジェネ世代であり、雇用に関してはかなり不遇を受けているため、同世代の方と共感し強い憤りを感じました。
 不遇な中でも勇気をもって立ち向かう皆さんに、大変勇気づけられました。
 私もこれからたくさんの困難に立ち向かわなければならないのですが、本日の集会を忘れずに前向きに頑張っていきたいと思います
(由梨さん)
選挙でのタレント候補擁立 私はこう考えます
世の中カエルネットの青年たちと伊藤岳さん
世の中カエルネットの青年たちと伊藤岳さん

 「共産党はタレントやスポーツ選手擁立をどう考えているのですか?」と質問を受けました。今日、テレビのワイドショーでもこの話題が随分取り上げられていました。

 「人寄せパンダだ」「人となりは分かっているからその面はいい」など、街の声も紹介されていました。

 民主党の代議士会では「二足のわらじは無理だ。人気取りの選考はやめてほしい」との発言もあったとのこと。

 私は、「政党が公認候補を擁立するのですから、最適任な人材を自信をもって押し出すのが国民の皆さんに対する責任ではないでしょうか。そして政策や人となりを紹介していく。タレントに頼らざるを得ないほど、人材不足なのでしょうか?」とお答えしています。

参院選埼玉選挙区予定候補 伊藤 岳(いとう がく)

6月議会は6月1日から
★請願・陳情の締め切りは5月26日午後5時までです。
(一般質問の締め切りは12時まで)

★ご意見、ご要望をお寄せください。
「開発型」から「福祉型」のまちづくりへ
『新座市第四次総合振興計画案』に思う
「第4次新座市基本構想総合振興計画」の「案」が発表され、5月末日までに市民の意見や提案を受付中です。審議委員の松田さんにその内容や問題点を聞きました。審議会は6月に最終答申を行う予定です。
 基本構想はこれから10年の新座市のまちづくりや市政の方向を決めるものですが、市民生活にとっても大きな関わりをもっています。

 特に、これからのまちづくりの『重点戦略』で、「都市高速鉄道12号線の延伸の実現に向け、新たな都市拠点の整備」を明文化したことは重要です。

 基本構想(案)では、新座市の将来都市構造として、佐川急便周辺の地域を「新都市拠点」と定め、地下鉄12号線延伸構想を名目に、馬場・池田・道場・堀ノ内地区の大規模開発を進めようとしています。

 市民の「地下鉄を通して」の願いは大切ですが、そのために多額の財政投入と市民負担で道路建設や商業施設、住宅地開発を大規模にすすめる必要があるのでしょうか。

 逆に今、必要なことは、不要不急の大型公共事業を見直して、暮らしをささえる生活密着型の公共事業に切り替えること、緑と自然を守り、誰もが安心して暮らせるまちづくりをすすめることが大切だと思います。

 新座市でも保育園の待機児童の問題や、一人暮らしの高齢者の支援、小中学校の改修や生活道路のバリアフリー化など、これからのまちづくりは、こうしたところに目を向ける「福祉型」のまちづくりが望まれていると思います。
人間の尊厳を大切にした介護を
署名1万筆を超える〈福井裁判〉
原告福井妙子さんと支援する会
公正な裁判を求める署名は1万筆を超えました。さいたま地裁前で 原告福井妙子さんと支援する会

 特別養護老人ホーム”菜々の郷”(馬場一丁目)の元ケアマネージャー福井妙子さんが、未払い残業代などを求めて施設長、理事長を提訴している『福井裁判』は、5月12日第9回公判において遠山直史裁判長による「職権による和解勧告」が示されました。

 この裁判は、長時間労働と施設長のパワハラ是正を求め、未払い残業代と慰謝料、計453万7662円の支払いを求めています。今後、和解するか判決を求めるかという段階になりました。

 職場には5月からやっとタイムカードが設置されましたが、労働時間の「自己申告制」は廃止されていません。入所者家族からは依然として介護状況が良くないとの訴えも寄せられており、裁判の行方が注目されます。

野火止小学校の通学路
再三の陥没の改善を
 小鹿伸衛議員は3月議会で「野火止小学校横の市道12・10号線がたびたび陥没している。原因究明を」求めました。

 市長は「道路陥没は08年9月、09年8月に住民から通報があり、水道管の漏水が原因と分かり改修したが、その後も陥没があり、下水道管の詰まり、雨水管の取り付けのズレなどの修理を重ねてきた。陥没が続くので今年2月、志木街道からJR武蔵野線側道まで埋設管の調査を実施。3月2日に漏水はないとの調査結果が出ましたので安心して下さい。道路の補修についてはその都度行います」と答弁しました。
バス停「栗原」 
雨がふっても大丈夫に
バス停「栗原」(ひばりヶ丘駅方面)周辺が仮舗装されます

 県道保谷・志木線栗原交差点近くのバス停「栗原」(ひばりヶ丘駅方面)周辺が仮舗装されます。

 ここは以前から雨が降ると水たまりができてぬかるむため、石島議員は一般質問で取り上げました。現地は右折車線設置のための用地買収が進行中で、本格的な改良工事まで手がつけられない状態でした。

 石島議員は「バス利用者の利便を図れ」と5月6日、朝霞県土整備事務所道路環境担当に改めて要望したところ、「1〜2カ月後には仮舗装をおこなう」と回答がありました。

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