日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2010.7.25  No.1375
日本共産党新座市委員会
少人数学級でゆきとどいた教育を
新座市の10年計画に入れよ
 「勉強がわかるようになった」「発言の機会が増えた」「子どもが落ちついてきた」など、少人数学級が学力面、生活面で優れていることは論を待ちません。
 新座市のこれから10年の計画を定める『第4次新座市基本構想総合振興計画』の策定審議会で、少人数学級について審議がおこなわれました。

 庁内素案では、「小学校一年生の副担任と能力別の少人数指導」については記述がありますが、少人数学級についてはまったく記述がありません。
 公募市民委員の冨家氏が教育部会で「少人数学級について記述すべき」と主張しましたが、少数意見として採用されませんでした。その後、「40人近い学級で大変だった」という市民からの意見提案(別掲1)もあり、7月5日の全体会で再度論議されました。

 富家氏と笠原市議は「国も中央教育審議会(別掲2)が一学級当たりの人数引下げの提言を出そうとしている。新座市の長期計画にぜひ盛り込むべきだ」と主張しましたが、反対意見もあり、採決の結果、少人数学級を盛り込む案は不採用となりました。
うちの子は4年生 ぜひ少人数学級に(別掲1 市民の意見)
 (新座市基本構想・学校教育〜)児童生徒の学力向上は少人数指導の工夫改善が述べられています・・が、根本問題は一クラスの人数を少数にする「少人数クラス」を確立することです。
 私の子どもは現在4年生ですが、昨年3年生の時は一クラスが40人近くになり、学習面も含め、学校生活全体が大変でした。
 今年は人数の関係で3クラスになり20数人のクラスになりました。子どもに聞くと「人数が少ないクラスの方が良い」と言っています。先生と多くかかわれ、子どもたちの環境にも少人数クラスの方が良いと思います。ぜひ、少人数学級を施策に盛り込んでいただきたいと思います。
別掲2 ”学級定員数の引き下げ”を提言 中教審
 中央教育審議会(文部科学省の諮問機関)の初等中等教育分科会は7月12日、公立小中学校の一学級人数を現行の上限40人から引き下げることを求める『提言』をまとめました。
 『提言』は「教員が子どもと向き合う時間の確保」等の観点から学級編成の改善が必要とし、小学校低学年について一層の引き下げを検討するよう求めています。
 朝日新聞は文科省がこれを受けて小学校1、2年生は30人程度、それ以上の学年は35人程度を上限とすることを検討していると報じています。
 さらに『提言』は、理科などの専科教員の配置や少人数指導等のための教職員定数の拡充、学級編成権については都道府県教委から市町村教委に委譲するとしています。
 文科省は今回の提言を受け、来年度概算要求に教職員増を盛り込む意向です。
 毎年秋、教職員組合や父母が「少人数学級の実現」などの百万署名運動を続けてきたことが実を結びそうです。1980年に45人から40人に減らして以来、30年ぶりの改訂になります。
野火止小学校が少人数学級になると
市町村独自で実施している少人数学級
市民が描いた広島 新座市平和展を開催
 新座市平和展が7月24日(土)から8月27日(金)まで、市役所本館市民ロビーと各公民館、コミセンでおこなわれます。

 戦争の記憶を風化させず、その悲劇を繰り返さないために、広島平和記念資料館の協力を得て、昨年に引き続き被爆者の方が描いた原爆の絵を展示します。

 市役所ロビーでは、期間中の展示とあわせて広島の原爆に関するビデオ上映も行います。(8月23日〜27日上映時間110時〜213時30分〜315時30分〜各30分)

 また、「新座市原水爆禁止協議会」は、8月4日(水)〜13日(金)まで市役所市民課ロビーで「被爆者の写真展」を行います。

 浦和駅西口前コルソでは、「2010平和のための埼玉の戦争展」が講演や展示、音楽会など多彩な企画で、7月29日(木)〜8月2日(月)の日程で行われます。

 平和の尊さについて改めて考えていただく機会になることを願っています。ぜひ足をお運びください。
政党助成金こそ事業仕分けを
 参院選挙の結果をうけて2010年度の政党助成金の配分が決まりました。
 企業献金をなくす代替えとして始まったはずの政党助成金。ところが自民党も民主党も、企業献金も助成金も両手で受け取る有様です。
 領収書も要らない使い道自由の政党助成金こそ削減すべきでは・・民主党や、みんなの党が打ち出す「国会議員・比例定数80削減」に関わって、新聞の社説や投書が相次いでいます。

 岩手日報14日付「論説」は今回の参院選挙で自民、民主以外の得票率が40%台に急増し、「いかに民意が拡散したか分かる」と分析。「国会議員の削減と多様な民意をくみ取ることが両立するか疑問だ」「ムダ削減を言うのなら企業・団体献金に頼らないためにつくった政党助成金をなくす方がよほどすっきりする」としています。
 同紙「声」欄(2日付)にも「政党助成金の約320億円を削れば、国会議員450人分の経費を削減したことになる。議員定数削減より政党助成金こそ削減すべき」の投書が掲載されました。
 東京8日付「社説」は「歳費などに加えて政党助成金も『仕分け』対象にしてはどうか。共産党以外の政党が320億円を山分けしており、国会議員が身を削るならこの方がより実質的な意味がある」としています。
政党助成金 国民の税金320億円を山分け
”けやきの家”を使いやすく
 ストレチャーが廊下を曲がれない。ひさしがなくて雨に濡れる等、知的障がい者通所施設けやきの家の開所式でこ家族から要望が出ていた件で、共産党市議団も改善を要求していましたが、このほど市の改修工事が終わりました。
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