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少人数学級でゆきとどいた教育を |
新座市の10年計画に入れよ |
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「勉強がわかるようになった」「発言の機会が増えた」「子どもが落ちついてきた」など、少人数学級が学力面、生活面で優れていることは論を待ちません。
新座市のこれから10年の計画を定める『第4次新座市基本構想総合振興計画』の策定審議会で、少人数学級について審議がおこなわれました。
庁内素案では、「小学校一年生の副担任と能力別の少人数指導」については記述がありますが、少人数学級についてはまったく記述がありません。
公募市民委員の冨家氏が教育部会で「少人数学級について記述すべき」と主張しましたが、少数意見として採用されませんでした。その後、「40人近い学級で大変だった」という市民からの意見提案(別掲1)もあり、7月5日の全体会で再度論議されました。
富家氏と笠原市議は「国も中央教育審議会(別掲2)が一学級当たりの人数引下げの提言を出そうとしている。新座市の長期計画にぜひ盛り込むべきだ」と主張しましたが、反対意見もあり、採決の結果、少人数学級を盛り込む案は不採用となりました。 |
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うちの子は4年生 ぜひ少人数学級に(別掲1 市民の意見)
(新座市基本構想・学校教育〜)児童生徒の学力向上は少人数指導の工夫改善が述べられています・・が、根本問題は一クラスの人数を少数にする「少人数クラス」を確立することです。
私の子どもは現在4年生ですが、昨年3年生の時は一クラスが40人近くになり、学習面も含め、学校生活全体が大変でした。
今年は人数の関係で3クラスになり20数人のクラスになりました。子どもに聞くと「人数が少ないクラスの方が良い」と言っています。先生と多くかかわれ、子どもたちの環境にも少人数クラスの方が良いと思います。ぜひ、少人数学級を施策に盛り込んでいただきたいと思います。 |
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別掲2 ”学級定員数の引き下げ”を提言 中教審
中央教育審議会(文部科学省の諮問機関)の初等中等教育分科会は7月12日、公立小中学校の一学級人数を現行の上限40人から引き下げることを求める『提言』をまとめました。
『提言』は「教員が子どもと向き合う時間の確保」等の観点から学級編成の改善が必要とし、小学校低学年について一層の引き下げを検討するよう求めています。
朝日新聞は文科省がこれを受けて小学校1、2年生は30人程度、それ以上の学年は35人程度を上限とすることを検討していると報じています。
さらに『提言』は、理科などの専科教員の配置や少人数指導等のための教職員定数の拡充、学級編成権については都道府県教委から市町村教委に委譲するとしています。
文科省は今回の提言を受け、来年度概算要求に教職員増を盛り込む意向です。
毎年秋、教職員組合や父母が「少人数学級の実現」などの百万署名運動を続けてきたことが実を結びそうです。1980年に45人から40人に減らして以来、30年ぶりの改訂になります。 |
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