日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2011.10.30  No.1438
日本共産党新座市委員会
全国青年大集会2011 99%と連帯
全国青年大集会2011 会場の明治公園にて
会 場 の 明 治 公 園 に て
 10月23日、明治公園で全国青年大集会2011が開催され、全国から4800人が参加し、ネット中継で集会を視聴した人も400人いました。
 今年はアメリカの労組、韓国青年ユニオンが参加するなど、世界規模で連帯の輸が広がっていることを感じさせる集会でした。
 集会では、青年の置かれている実態の告発と、闘いについて壇上で発言がありました。岩手県の職員は「震災直後は自身も被災している中、不眠不休で市民のために働いたが、震災でわかったことは、緊急時に市の職員が不足していること。現在は市外から応援があって、普段の業務をこなせるようになった。」と発言。高校生からは、「自民、公明、民主党の人たちが復興のために学費無償化をやめようと言っている。クラスで学費無償化プロジェクト署名を呼びかけると、署名用紙が足りなくなるほど署名をしてくれた。」など、学生から労働者まで幅広い青年たちが発言しました。

 集会主催者の反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんは「就活、婚活に続いて生活が苦しくなっている。しかし、本来生活は人々に保障され、そこから飛び立てるようなものだ。生活の意味を取り戻さなければならない。」と挨拶。同ネットワークの宇都宮健児代表は「終戦後の復興は、人権や人の命より経済成長や効率化を優先するものだった。3・11からの復興は、人々の命や人権が大切にされ、貧困や格差をなくす復興でなければならない。」と呼びかけました。

 集会に参加して感じたのは「今までは、日本だけの集会だったが、今回の集会は世界と連帯できた集会。世界の99%と連帯して、99%が今よりも、正規雇用の人も非正規雇用の人も民間労働者も公務員も、皆で一歩でも二歩でも前へ進みたいと思えた、またそれができると確信できた集会だ」ということです。アピールウォークには、みんなでTシャツに自分の思いを書き込んで参加しました。
塩川衆院議員の控え室で要請
塩川衆院議員の控え室で要請

 翌24日には、国会要請に行きました。埼玉からは6人の青年が参加して、埼玉県出身の国会議員の控え室を訪問しました。埼玉の青年103名から集めたアンケートを持参。民主党やみんなの党は、控え室に入れてくれる議員は1人もいませんでした。日本共産党の塩川議員だけが部屋に入れてくれ、塩川さん本人が対応してくれました。

(記・小野大輔市議)

国民的共同で国政を変えていこう
 日本共産党の埼玉県委員会・国会議員団県事務所などの主催で、国や県に対する2012年度予算要望に向けて、県内の労働、福祉、教育、保育、平和、女性など各分野の民主団体と懇談が行われ、紙参院議員、柳下・村岡両県議と出席しました。
 参加者は、政府の社会保障・医療制度・保育制度などの大改悪を多くの国民に知らせ、反対の運動を強める必要性を訴えました。
 年金者組合は、組合員アンケートで回答者の8割が暮らしが厳しいと答えた結果から、国保や介護保険などの負担軽減を進めるよう求めました。
 自治労連は県が市町村の「行革」を主導していることや、自治体職員の非正規化で雇用がゆがめられている実態を語りました。社会保障推進協議会は、医療機関が医師不足で研修医を十分受け入れられない状況を示し、県の対策を求めました。
 野田内閣が財界・アメリカいいなりに国民犠牲を強めるなかで、国民的共同を広げる可能性が広がっています。要求を届け、国政を変えていこう。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員
市内の放射線量の詳細調査が進行中
新座小学校での調査
新座小学校 紙には「ロープがはられた中にはいりません」の文字が。

 日本共産党新座市議団は10月21日新座小学校を訪ね、高い放射線量の土壌を埋めた場所などを調査しました。

 校長先生が「雨どいの下などが高い数値を示した。2ケ所に分けて土壌を埋めた」と説明し、現地を案内していただきました。環境対策課は「ビニールシートで包み地下に埋めた。その上に約50cm土を盛っている。」と説明しています。

 なお、放射線防護学の第一人者ともいえる野口邦和氏(日本大学)は、「現在の放射線量はセシウム137とセシウム134だけで、セシウムは土壌に吸着し地下にはなかなか潜っていかない。地下水が汚染して井戸水に出てくる可能性はゼロ。汚染された土壌はビニールシートに包んで地下に埋めれば大丈夫。」と語っています。

 各学校で20〜40地点を測定する詳細調査は10月24日現在で、陣屋、野寺、新堀、新座、東北、池田、栄、八石、石神、西堀の10小学校で終了しています。残る13校は急いで調査を進め、遅くても11月上旬には終了したいといっています。

 また、同時に市内の公園などの測定も進めています。10か所の憩いの森、北野公園、野寺親水公園、畑中黒目川公園など61か所の公園などで308地点で測定しました。北野中央公園の0・189マイクロシーベルト毎時が一番高い数値で、基準値を超える場所はありませんでした。

 日本共産党市議団は、小中学校、保育園、幼稚園などでの詳細調査を急ぐよう、また測定器を市民に貸し出すよう申し入れています。

新座市健康まつりを開催
 「がんばろう日本 まつりでつなごう 新座の元気」をメインスローガンに、第35回新座市民まつりが開かれています。

 10月23日には市民まつりの一つとして「第35回健康まつり」が保健センターと中央公民館を会場に開かれ、約2000人が参加しました。
 健康相談、体力テスト、骨密度測定、お薬の相談、歯科相談、はり・きゅう健康相談などのコーナーはどこもいっぱいの人・・人・・人。なかでも「はいはいコンクール」は78人の赤ちゃんが参加し、若いお父さん、お母さんは声をからして応援していました。はいはいなのに途中から立ち上がって歩き出す赤ちゃんもいて、楽しいコーナーでした。

 開会式では、歯の8020運動(80歳で自分の歯が20本ある)で、中川恭子さん(84歳)、高村勇さん(92歳)の二人を表彰。健康づくりポスターと標語では12人の小学校6年生を表彰しました。
 最優秀賞は、ポスターの部、片山小学校の森口泰成君、標語の部、陣屋小学校の東海林優也君です。

(記・笠原すすむ市議)
中高生の居場所づくりを
石島陽子議員
石島陽子議員

 新座市次世代育成支援行動計画では、「次世代の育ちの場として地域の子育て力をとらえ直し、私たちのまちにふさわしい形で乳幼児から中高生までの居場所づくりなど子どもが育つ環境整備の検討を進める」とされています。

 石島議員は一般質問で「基本構想でも社会教育施設の有効活用に努め、青少年活動を支援する計画になっている。本多の児童センターでは開館時間の延長をして中高生タイムを設けているが、福祉の里児童センターの工夫や公民館ロビーを利用しての中高生の居場所づくりを広げる考えはないか。」と提案しました。

 石島議員は「清瀬市、東久留米市、西東京市では、バンド練習ができる音楽室も設置し夜間利用もできる中高生の居場所機能を備えた児童館がつくられている。また、新潟市では公民館のロビーを利用して、中高生の見守り養成講座を受講したボランティアが見守り、一緒にイベント企画をしたり、中高生向けのチラシやホームページで『仲間とおしゃべりがオーケー、本が読みたいオーケー、勉強したいオーケー』等お知らせもしている。」と他市の取組みも紹介しながら、居場所づくりを進めるよう求めました。

 市長は「必要性は認識している。福祉の里児童センターで利用時間内に中学生卓球タイムや、ホールのテーブルを中高生タイムとして開放する等の検討も含め、今後運営協議会で意見交換、研究していきたい。」と答弁。
 教育長は「中高生もロビーを利用している現状がある。ロビーはギャラリーとして活用されている日数も多く、中高生限定スペースを設けるのは難しい。しばらく今の状況を見守っていきたい。」と答弁しました。

← 前号  |  インデックス  |  次号 →