日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.6.10  No.1468
日本共産党新座市委員会
年金改悪・消費税増税は道理ない
全日本年金者組合の陳情を自民・公明が否決
 6月4日の市議会本会議で、年金者組合新座支部から提出された「公的年金の改悪に反対する意見書を求める陳情書」を公明党、政和会(自民系)、翠生会が反対し、13対12で否決されました。

 陳情書は、「消費税増税・社会保障目的税化は行わないこと」や「年金の引下げ反対」「最低保障年金を求める」といった内容です。

 初めに反対討論にたった公明党滝本議員が「消費税の引き上げを含んだ税制改革が必要」としながらも「景気回復が必要」と討論。同じく公明党の佐藤議員も「陳情者の言うように無年金者にも最低保障年金を給付するというのでは、保険料を払いたくても払えない人と意図的に払わない人を差別化できない。」と反対討論しました。

 共産党の小野だいすけ議員は、「消費税は、低所得の人ほど負担が重くなる逆進性が高い不公平税制で、社会保障目的税には最もふさわしくない。また、消費税を増税しても国に入る税収が増えないことは、97年に5%に増税した後、国の税収が減ったことを見ても明らかだ。財源を求めるなら、今減税をされている、大企業、大資産家へ応分の負担を求めるべき。」と賛成討論。
 石島議員は、「世界では人権宣言にもとづいてどんな人にも無条件で支給する最低保障年金が制度化され、国連は日本に最低保障年金の制度化を勧告している。新座市議会はH20年に『最低保障年金制度の実現を求める意見書』、H23年12月議会に『現時点での税と社会保障の一体改革は行わないことを求める意見書』を国に提出している。状況は変わらない、採択すべき。」と賛成討論しました。
東電 認可前に「値上げのお願い」
赤旗が指摘
 東電は6月4日、電気料金値上げの「お願い」を修正、削除すると発表しました。
 東電が配布する検針表の裏面には家庭向け電気料値上げについて申請中であるのにも関わらず「『平成24年7月1日から平均10・28%の値上げ』をお願いさせていただく」と記載。利用者から苦情があったとしてその部分を空白にして届けるとしています。
 共産党はしんぶん赤旗6月2日付で「経済産業相の許可を受ける前から電気料値上げを通告することは法的手続きを無視するもの」と批判していました。
 東電の値上げ通告には「家計を恐喝している」「やりたい放題だな、この人たちに何を言われても信じられない」など怒りの声が広がっています。
救援ボランティアで竹の子の間引き
救援ボランティアで竹の子の間引き

 5月19日から21日にかけて宮城県丸森町耕野地区へ東日本大震災救援の竹の子の間引きポランティアに行って来ました。東日本大震災のあと、何か出来る事はないかと思っていましたが、退職を機に共産党のボランティアのチラシを見で応募しました。
 1日目は参加者12名で仙台のボランティアセンターに着き、被災地の名取市閖上海岸を地元の方に案内・説明をしていただきました。海岸線から1kmも2kmも何もなく、残っているのは家の土台部分とコンクリート造りの建物だけ。防潮堤の破壊された部分の陸地は土がえぐり取られ、大きな池のようになっていました。どうしても1年前に放映されたあのシーンと重なってしまいます。しかし、海岸縁は住民の意見もまとまってないこともあり、復興が進んでいませんでした。
 2日目と3日目は竹の子の間引き作業。丸森町の一部で規制値、100μSv/hを超える値が出たということで地区全体の竹の子が出荷停止となったそうです。依頼者代表のやしまやさんでも例年なら25万円ほどの収入になっていたそうです。既に2、3mにも伸びてしまっている竹の子もあり、世代交代のために残す竹の子以外は全て掘り取らなければなりません。3山も4山もあり、急斜面もあり難しい作業になりました。汗を温泉で流し、お土産をいただき帰ってきました。貴重な体験をさせていただきありがとうこざいました。

(投稿 片山二丁目 N)

福祉フェスティバルに8000人
 6月3日、福祉の里で『第19回新座市福祉フェスティバル』がおこなわれ、約8千名の市民で賑わいました。同フェスティバルは社協や障がい者団体、ボランティア、福祉施設、大学など81団体が実行委員会に参加。皆さんは合唱、民謡、カラオケなど日頃の成果を発表し大きな拍手に包まれました。共産党市議団も参加し交流を深めました。
開館後の全体像明らかに
(仮称)ふるさと新座館
施設の総称は「ふるさと新座館」

 6月4日の議会開会日に開かれた、全員協議会で施設の名称等ふるさと新座館開館後の全体像について説明がありました。
 施設全体を総称して「ふるさと新座館」にする。公民館機能については、「野火止公民館」の名称を継続して使用。多目的ホール機能は、「ふるさと新座館ホール」とする。農産物等直売機能については、「新座農産物直売センター(愛称「とれたて畑」)を引き続き使用していく。観光情報案内機能については、「観光インフォメーションコーナー」とすると説明がありました。
 共産党市議団は、「『ふるさと新座館』という名称は、観光目的ですすめられていた『ミニ道の駅』構想時の名称で、現在建設中の建物の目的は『野火止公民館』の移設と、ホール新設で、観光目的から生涯学習に変わったのだから、名称も目的にふさわしいものにすべき」と主張しました。さらに、市長派与党の議員からも、「名称は公募を行うなど『ふるさと新座館』にこだわる必要はないのでは」という意見も出されました。

「ふるさと新座館ホール」と「野火止公民館」使用料が提案

 今回提案された条例改正で、「ふるさと新座館ホール」の使用料と「野火止公民館」の使用料等が提案されました。「ふるさと新座館ホール」および「野火止公民館」の使用料は表を参照してください。使用料の設定にあたっては、「ふるさと新座館ホール」は、面積を基に新座市民会館及び公民館の使用料を参考に設定し、「野火止公民館」は、各部屋の面積を基に、他の公民館・コミュニティーセンターの同規模の部屋と同じ料金となるように設定されています。
 休館日については、ふるさと新座館全体で統一し、毎月第2・第4月曜日及び年末年始。毎月第2・第4月曜日が国民の祝日にあたる場合は開館となり、休館日の振替は行われません。
 駐車場については、新座駅まで徒歩圏内にあることから、無料にすると目的外利用が想定されるため、有料となります。料金は、駐車開始から1時間までは無料、それ以降は1時間ごとに100円となります。なお、公民館の利用者や、ふるさと新座館ホールを利用して催物を行う主催者、障がい者等は無料となります。
ふるさと新座館、野火止公民館 使用料
埼玉県立大学に医学部の新設を認めよ
 医療生協さいたまから、「埼玉県立大学に医学部の新設を認めること」を求める請願が提出され、日本共産党の6人が紹介議員となりました。

請願事項
 「住民の命と健康を守る立場から、埼玉県立大学に医学部の新設を求める意見書を国に提出してください。」

 この請願は、文教環境常任委員会に付託され、8日の委員会で審議(審議時間は午後の予定)され、20日の本会議で採決されます。
アスベスト被害者の早期救済・解決を国に働きかけを
 6月定例議会に「建設従事者のアスベスト被害者の早期救済・解決を図るよう国に働きかける意見書の提出を求める」請願書が、埼玉土建新座支部から提出されました。この請願には、日本共産党の6人と市民と語る会の4人、計10人が紹介議員となっています。

請願事項
 「貴議会に、建設アスベスト被害者と遺族が生活できる救済の実施とアスベスト被害の拡大を根絶する対策をただちにとり、アスベスト問題の早期解決を図るよう国に働きかける意見書提出を請願します」

 この請願は、総務常任委員会に付託され、8日の委員会で審議され、閉会日の20日、本会議で採決されます。
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