日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2012.8.12  No.1477
日本共産党新座市委員会
市民の運動が世界に届く 核廃絶の一翼担う
2012年 原水爆禁止世界大会・広島に参加して
 8月4〜6日、広島市で原水爆禁止世界大会・広島が開催され、全国から7千200人が参加、新座市からは学生から60代の方まで7名が参加しました。被爆者の高齢化がすすむ中で、被爆体験と核兵器のない世界を目指す運動の継承が求められていますが、若い人の参加が目立ち励まされました。

「利権のための核開発は放棄すべき」浪江町長

 また原発事故による放射能被害に関心が高まり、反原発行動が広がるもとでの今年の世界大会。
 福島県から参加された馬場浪江町長は「放射能の恐怖が再び福島を襲い、今も放射能とのたたかいは続いています。自らの利権を得るための核開発を放棄し転換すべき、エネルギー転換の方法を議論して探るべきです。ヒロシマ、ナガサキに続く被爆地となった浪江町、行動すれば世界は変わるということを実践します。」と挨拶されました。

 今年の世界大会には21カ国から62名の海外代表(政府・国際機関代表含む)が参加、各分科会で各国の取り組みについて発言しました。

「核廃絶という崇高な目標達成のパートナー」
バンギムン国連事務総長


 5年連続で参加している国連軍縮問題担当上級代表のアンジェラ・ケイン氏はパンギムン国連事務総長からのメッセージを代読。「署名運動は市民一人ひとりを軍縮プロセスに参加させ、世界中で軍縮を優先課題としてきた。核兵器廃絶という崇高な目標を達成する運動で、皆さんのパートナーであることを光栄に思います」と読み上げました。

102万筆を超える「核兵器全面禁止のアピール署名」

 新座原水協も毎月取り組んでいる国際署名「核兵器全面禁止のアピール署名」(102万筆以上)は、国連総会会場の入り口に3メートルのツインタワーに収められ各国政府代表に訴えています。”市民の運動が、世界に届き核軍縮を進める一翼を担っている”ことに確信をもつことができた大会でした。

 日本共産党の志位委員長も閉会総会で挨拶し、「核兵器のない世界をめざす運動と原発ゼロの日本をめざす運動が、核被害者を出してはならない点て連帯しよう。一翼を担って奮闘する。」と決意を述べました。
 私は久しぶりに世界大会に参加し、核廃絶の決意を新たにしました。

(記・石島よう子市議)
共産党、野党6党で内閣不信任案を提出
桜井はる子 衆院埼玉4区予定候補

 日本共産党は野党と合意した野田内閣不信任決議案を7日提出した。
 消費税は国民の5割が反対で今国会での成立に6割が反対している。野党6党が不信任するのは国民の声に応えた大義あるものだ。消費税は逆進性が強く中小業者は価格に転嫁できず廃業が増える一方だ。さらに消費税を”うちでの小槌”として、自民党、公明党は10年間に100兆円など、新たな公共事業のバラマキを公言している。国民を欺くのも程がある。総選挙で国民の審判を仰ぐべきだ。

桜井はる子 衆院埼玉4区予定候補

いのちと暮らし守って90年
共産党が「文化と講演のつどい」を開催
 日本共産党埼玉西部東地区委員会は、5日党創立90周年記念「文化と講演のつどい」をきらりふじみ(富士見市)で開催し、500人以上が参加。半世紀を党員として活動した50年党員が紹介され大きな拍手に包まれました。
 富士見市在住のソプラノ歌手太田真季さんが大ヒットした「百万本のバラ」、被災地に思いを寄せた「ふるさと」などを熱唱して聴衆を魅了。梅村さえこ衆院北関東比例予定候補が記念講演をおこないました。
 梅村氏は「消費税増税の廃案をめざし共産党など野党6党が内閣不信任案を提出したのは自公に激震を与え金メダル級だ。背景には多くの国民の声がある。富裕層に増税を求め、国民の所得を増やす共産党の躍進を」と訴え。桜井はる子埼玉4区予定候補も総選挙必勝を訴えました。
ノーモア核兵器、ノーモア福島
新座市原水協が8月6日に核廃絶署名
 8月6日、広島原爆の日、新座市原水爆禁止協議会は核兵器廃絶を求める署名を志木駅南口でおこない、署名27筆、カンパ1000円が寄せられました。
 原水協では「原爆と人間」のパネル写真を展示。夏休み中の子どもたちが原爆投下後の悲惨なパネルを見入りながら署名に応じてくれました。笠原進、小野大輔市議も参加しました。
なくせ!貧困! 低賃金の引き上げ、雇用の改善を!
生活と健康を守る会が学習会
 新座市生活と健康を守る会は4日、「生活保護とは」と題して市職員を講師に学習会を開催しました。
 生活保護は「憲法25条」の健康で文化的な最低限度の生活を営むための国民の権利。生活保護の切り下げでなく、最低賃金のアップや雇用の改善で貧困をなくすことがまず重要です。「扶養義務」は未成年に対する親の義務だけで、成人のその親に対する扶養義務はなく芸能人の例を悪用したバッシングは困窮者が申請できなくなります。生活保護は恥ではない。生活を立て直し人間らしく暮らす権利です。新座市ではケースワーカーが基準で3人も不足している実態も話されました。
「防災無線が聞き取れる」防災ラジオ
2日で400台以上の申し込み
 新座市は防災無線放送が室内でも聞き取れる市指定「防災ラジオ」購入助成を開始しました。AM・FM放送が緊急時には防災無線に切り替わり、停電時は自動的に乾電池でバックアップされる防災ラジオです。先着千名。自己負担は千円。
 市民に大好評で、8月6日の申し込みから一日半で400台の申し込みがありました。共産党市議団は希望者が多い場合、購入台数を増やすよう要望しています。市議団は「防災無線が良く聞き取れない」という市民の声を市に伝え対策を要求してきました。
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