日本共産党新座市議会議員団
← 前号  |  インデックス  |  次号 →
にいざ民報

2012.10.28  No.1488
日本共産党新座市委員会
28日 自衛隊観閲飛行は小学校の”授業参観日”
騒音自粛を共産党市議団が申入れ
市長に申入れる共産党新座市議団
須田市長(左)に申入れる共産党新座市議団

 日本共産党市議団は10月19日、陸上自衛隊東部方面総監部の創立53周年記念行事が28日朝霞駐屯地で行われることに対して自衛隊へ騒音対策を講じるよう市長に申入れました。

 自衛隊観閲式とその予行演習時には、朝霞駐屯地に隣接する栄小学校や新座総合技術高校、また周辺住民から、航空機が轟音で頻繁に飛来し、また戦車の地響きなどで授業に障害が生じるなどの苦情が寄せられています。

 今回の記念行事は観閲式の半分の規模とされていますが、立川基地からもヘリコプター26機の参加などが予定され、低空飛行ルートに新座市も含まれています。
 市議団は「28日は全小学校で公開授業や校内音楽会がおこなわれる。静かな環境で勉強できるよう強く自衛隊に要望するように」と要請。市長は「この日が公開授業とは知らなかった。要望を伝えます」と約束しました。

八ツ場ダム 建設予定地は泥流被害地
遺跡からも判明
八ツ場ダム建設予定地で群馬県埋蔵文化財事業団の説明を受ける塩川議員ら
八ツ場ダム建設予定地で群馬県埋蔵文化財事業団の説明を受ける塩川議員ら

 民主党が公約を破って事業再開を表明した八ツ場ダムの水没予定地から多数の遺跡が見つかっている。群馬県教育委員会文化財保護課等の説明によると、縄文、平安時代の遺跡に加え、江戸時代の東宮遺跡は天明3年(1783年)浅間山大噴火の際、泥流が集落を襲ったと考えられるもので40足もの下駄や梅干しが入った甕なども発掘。泥流被害地に八ツ場ダムを作ると地滑りなど危険性がより増すことは明らかだ。

日本共産党 塩川てつや衆議院議員

ふれあいピック 熱戦に大きな歓声
10施設の障がい者らが元気に参加
 10月21日新座市総合体育館で市内10施設の障がい者施設の利用者、家族、ボランティアの方々450名が参加して「ふれあいピック」(運動会)がおこなわれました。元気な声が鳴り響き、熱戦が繰り広げられました。石島市議も参加して皆さんと交流を深めました。
”税上げて 年金下げて 支持下げた” 年金者一揆
 19日、日比谷野音で開催された年金者一揆は、「2・5%の年金引き下げ許せない」と2800人が結集。「むしろ旗」川柳の最優秀作品は「税上げて 年金下げて 支持下げた」が選ばれました。

 集会には被災地の代表も参加。高橋千鶴子議員(共産)が復興予算が自衛隊の風呂の改修やF15訓練に流用された実態を報告し、連帯の挨拶を行いました。

 新座支部の多くの仲間と銀座までパレード。東電本社前では原発の即時廃止、被災者に充分な補償をしろと大きな声でシュプレヒコールを行いました。

(記・升川)
秋空のもと1700人が参加
新座市学童保育の会が大運動会
 10月21日(日)、新座市総合運動公園陸上競技場で新座市学童保育の会主催の運動会が1710人の参加で盛大に開催されました。

 今年で25回目を迎えた運動会は市内の全17の学童保育室が一堂に会して取り組む行事として定着しています。1700人を越える規模の運動会は他にはなく、まさに「すごい」としか言いようがないものです。
 この日は暑いぐらいの好天に恵まれ、子どもも父母も真剣に競技に参加し、各保育室同士が交流しました。

 新座市学童保育の会は今年40周年を迎え、11月には40周年記念の行事も計画されています。運動会には、あしの修議員が参加し、挨拶をおこないました。
5時に出勤 退勤は10時?
教職員の異常な多忙化解消を
笠原進議員
笠原すすむ議員

 小学中学校の教職員は朝早く出勤し夜遅くまで学校に残り、土曜日曜も学校に出る。こんな異常なほどに忙しい人が多くなりました。
 事務量が増大しパソコンと向き合う時間も多くなっています。

土曜日授業で多忙化に拍車かかる

 笠原進議員は9月議会の一般質問で「多忙化解消が求められているのに、新座市では今年から土曜日授業が始まり、昨年以上にいっそう多忙となっている。教職員組合が実施したアンケート調査によると、児童も先生も月曜日は疲れ切っており土曜日授業は評価できないという声が大半だ。しかも『3時間をすべて公開授業は準備が大変』というのが多くの意見。改善すべきだ」と主張しました。
 教育長は、「多忙化解消は必要と認識している。土曜日授業は保護者のアンケートでは7〜8割が評価している。教職員のアンケートは実施するつもりはない。授業は3時間とも公開しなければならないわけではない。学校で決めていいことになっている」と答弁。教職員の多くの声に耳を傾けない姿勢を明らかにしました。

 笠原議員の要求で学校警備システムによる学校の開閉時間が初めて議会に示されました。(下資料参照)
 小中学校とも毎日朝5時6時頃に開けられ、夜10時11時頃に閉められています。土曜、日曜も例外でなく、教職員の異常な多忙化の一端を示す資料です。

「若い先生は歓談して残っている」教育長が答弁

 笠原議員は「この資料を見てどう感じるか」と質問。
 教育長は「これが労働時間の数字ではありません。若い先生方にはもう本当に家に帰って一人でいるよりはみんなで歓談していた方が楽しい、あるいはさまざまな情報交換をする方がいいということで残っておられる先生もおられるようです。一概にこの数字で過酷な勤務と結びつけることは危険ではないかという風に思います」と答弁しました。

子どもと向き合う時間確保を

 笠原議員は「教育長の感想を聞いてがっかりした。現場がまるで分っていない。多忙化が日常化していることに危惧を感じなかったら責任者として打開することはできない」と厳しく批判。「いじめをなくし、一人ひとりの児童生徒へのゆき届いた指導・子どもと向き合う時間をしっかり確保するためにも、事務量を減らすなど多忙化解消が急務だ」と述べました。

学校警備システムによる学校の開閉時間
歩いて行ける距離にデイサービス 480ヵ所
福井市の「自治会型デイホーム」を視察
 厚生常任委員会は10月16日、福井県福井市の自治会型デイホーム事業を視察し工藤市議らと参加しました。

 福井市は65歳以上の高齢者を対象に自治会の集会所や公民館等を会場に、閉じこもりや認知症を予防し健康づくりを図る介護予防事業をおこなっています。
 事業は社協に6850万円で委託。市は企画職員を配置。社協の全49地区の専任職員(社協の非常勤職員)と協力ボランティアが当日の運営を行っています。
 1回のデイホームは午前か午後の3時間程度で参加費はお菓子代として百円。視察した県営住宅内の集会所では「ふくいのズンドコ体操」(氷川きよしのズンドコ節で)やレクリエーション、まちがい探しなど和気あいあいと楽しみ、百歳、九十九歳の婦人も参加されていました。
 「デイホーム通信」では各地区のホームの暖かい様子がよくわかり、協力ボランテイアが地域に配布してお誘いをしているそうです。
 平成23年度は479会場で4336回開催し、実人数で8899人(参加率22%)が参加していますが、新たな参加者をどう増やすかや、ボランティアの確保が課題となっているということでした。歩いて行ける距離に毎週のようにデイホームがあるというのは参考になりました。

 17日には富山県富山市の高齢者も障がい者も一緒に受け入れる富山型デイサービスを視察しました。

(記・石島市議)
← 前号  |  インデックス  |  次号 →