日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2013.5.19  No.1516
日本共産党新座市委員会
国防軍保持や人権を規制
背筋が寒くなる「自民党改憲草案」新座革新懇が学習会
 安倍政権は改憲をもくろみ、とりわけ憲法96条の改変で改憲の突破ロとしています。5月11日、ふるさと新座館で新座革新懇主催の「憲法」学習会と演奏会が開かれ、45人が参加しました。

 埼玉総合法律事務所の佐渡島啓弁護士が「『自民党憲法草案』をどう読み解くか」と題して講演。すでに公表された自民党の改憲草案の詳しい内容を条文を追って詳しく説明されました。

 9条をまったく新しい条文に書き換え「国防軍」を保持しようとしている事や、表現の自由・基本的人権など、現憲法すべてを変え文字どおり「明治憲法」を思わせるような改憲内容の説明に背筋が寒くなる感じで、改めて「改憲阻止」の気持ちが湧きあがる学習会となりました。

 参加者からは、「憲法『改正』が多岐にわたっていることがわかりました」(60代・女性)、「タイミングを得た学習会です。自分のものとするにはまだ時間をかけて学習したい」(70代・男性)などの感想が寄せられました。

 第2部は、「演奏会・フルートとバイオリン演奏」です。第1部からがらりと雰囲気も変わり、新座市在住の小野範子さんのフルートとバイオリンの音色に皆で聞き入り、最後は参加者全員で「ふるさと」を歌い、終了しました。

(記・芦野市議)
大臣泣かした質問 BSE感染牛問題
紙智子ものがたり その3
紙とも子参議院議員
  紙とも子参議院議員

 印象に残っているのは、牛のBSE問題で武部長水相を罷免しようという時の予算委員会での質問です。  政府の対応が後手後手のため、農家がどんな被害を受けたか告発しました。北海道猿払(さるふつ)村で国内二頭目の感染牛が出たために、愛情こめて育てた牛62頭を殺して酪農をやめ、家族が離れ離れになる農家の手紙を読み上げました。

 「私どもは、もう愛する牛も可愛い孫も、大切な心の宝をみんな国に奪われた。こんな仕打ちに泣き寝入りするだけでは気が狂う」と連綿とつづった手紙を読み上げながら胸がつまってしまって、大臣に迫ったら、大臣もグッときたようで。
 農水相も涙ぐんでいたと民主党の議員が後から教えにきてくれて知りました。”一番苦労している人が報われる政治を”この思いで奮闘しています。

青年動く時 すでに勝利の光あり
共青創立90周年記念講演会
 5月12日、日本教育会館で「共青創立90周年記念講演会」に参加しました。ジャズシンガーの型岡七恵さんのピアノ弾き語り等の文化企画に続き、日本共産党の志位和夫委員長が記念講演を行いました。
 志位委員長は、90年の民青の歴史から、現在の資本主義の矛盾、未来社会への展望を語りました。

 戦時中、命がけで侵略戦争反対、国民主権を訴え抜いたのは日本共産党と民主青年同盟だけだった。特高警察に捕まり、拷問されて殺されるなど、どんな困難にも屈せず、世の中の不正・不合理とたたかいぬいた歴史を引き継ぎ発展させよう。最後に「未来は青年のもの。青年動く時、すでに勝利の光あり」と訴えました。

 新座市から参加した青年は、「インターネット中継で観ようと思ったけど、実際に生の志位さんに会えて握手もできた。来て良かった」「社会を変えようと思っている沢山の青年に会えて元気になった」などの感想が出されました。

(記・小野市議)
西武鉄道と交渉 5路線の存続や駅舎改善などを要望
日本共産党県議団と沿線市議団が交渉
 5月13日、日本共産党県議団と西武線沿線の市議団は、米投資会社サーベラスが西武国分寺線など5路線の廃止や駅員等の8%削減を要求してきた問題、および各駅のバリアフリー化などについて、西武鉄道株式会社・株式会社ホールディングスと交渉を行いました。

 西武ホールディングスは「5路線を不要路線とは考えておらず維持していく。この件では行政機関からの支援もいただいている」と話されました。

 また、「全駅ホームに転落防止のホーム柵設置」の要望に対して、「ホーム柵自体重量があり、ホーム下に落下した場合の待避所も設置しなければならないので、土台からの改修が必要になる。また、2ドア、3ドアなど様々なタイプの車両が走っているので計画を立てるには至っていない。」と回答しました。

 新座市からは石島議員が参加し、ひばりケ丘駅北口のエレベーター、エスカレーター実現まで、階段のさらなる滑り止め対策を求めました。
放課後児童保育室の指定管理
引き続き社協に特命の方向 指定期間も引き続き5年間
 共産党市議団は、来年度更新をむかえる放課後児童保育室の指定管理者について5月8日、「放課後児童保育室の指定管理者は新座市社協を特命で」という要望書を提出し、このほど要望書に対する回答がありました。

 5月9日に開催された、指定管理者選定委員会で、放課後児童保育室の次年度以降の指定管理について次の事項が確認されました。

1指定期間は引き続き5年間とする。
2指定方法は、公募とせず特命(指名)とする。
3指定先は、引き続き新座市社会福祉協議会(社協)を候補者とする。

 以上です。今後、候補者となった社協へのヒヤリング等を行い、指定管理者選定委員会で正式に指定先が決定されます。

 その後、12月議会で指定管理先が決まり、来年4月からスタートします。
住民の命・安全を守れ
「空き家」問題で市と交渉 年金者組合
 5月10日、年金者組合東部分会は、畑中一丁目に30年以上放置されている「空き家」問題で市の市民安全課と交渉し、近隣住民など18名が参加しました。

 住民からは「持ち主は管理会社に任せているというが、一向に改善がない」「モルタルがはがれてうちの屋根に落下して修理した」、「休みになると子どもが入り込んでいる。ケガをする前に対策をとってほしい」などの声が相次ぎ、市と管理会社、住民の三者立ち会いで協議することを市は約束しました。

 森支部長は「空き家問題は全市にあると思う。所沢市や蕨市のように『空き家管理条例』をつくり、対策を強化してほしい」と要望しました。

 3月議会で「空き家問題」を取り上げた工藤かおる市議も同席しました。
栗原小正門前の交通安全対策が実現
事故防止策として校門の塀を一部撤去
 2月3日、栗原小学校正門前の道路で、小学生の乗った自転車と自動車が正面衝突する交通事故が発生しました。幸い重大事故にはいたりませんでしたが、石島よう子議員は地域住民とともに連携し、議会で安全対策を求めました。
 その結果、緊急対策として警告の立て看板が設置され、連休後に正門の一部の撤去工事が行われ、見通しが良くなりました。
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