日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2013.6.16  No.1520
日本共産党新座市委員会
申請より大幅な墓石数の建設
「新の丘さくら浄苑」に新座市が墓地の使用禁止を命令
 新座市は6月7日、墓地「新の丘さくら浄苑」(堀ノ内一丁目、事業主は蓮光寺)に対し、墓地・埋葬等に関する法律第19条の規定に基づき、墓地の全部の使用の禁止を命じました。
 6月7日の文教環境常任委員会で笠原進市議は、「墓地関係者から『新座市では市への申請書と実際の販売とは違っている。行政指導がゆるいと評判だ』との情報があったが、立ち入り調査をすべきだ。」と指摘しました。
 この指摘を受けて、新座市は同日午後、新の丘さくら浄苑を調査したところ、建設工事は完了していませんが、中央付近の区画では市への申請書とは異なり、細分化した工事が行われていて大幅増の墓石数となっていました。市は悪質と見て、事業主の蓮光寺に対し、使用禁止命令を出しました。
 新の丘さくら浄苑は6月8日から販売を開始しましたが、市民が墓地を購入しても墓地として利用ができず、知らずに購入した方が被害を受けることになるため、新座市は新の丘さくら浄苑の門前に市職員を派遣し、「墓地の使用を禁止します」の看板を掲示し、チラシも配布し、被害を受けないよう呼びかけています。
若者は、上空を三回旋回して南洋に散った
参院埼玉選挙区予定候補 伊藤 岳(いとうがく)
伊藤 岳

 6月8日、伊藤岳参院予定候補は川越、大宮、北朝霞など各駅を駆けまわって「憲法九条を守り生かそう」と次のように演説し感動を広げました。

 「私はお婆ちゃん子で、祖母から折につけ『戦争だけは絶対いけない』と聞かされて育った。祖母の住む大分県宇佐は戦争の時、海軍特攻隊の基地があり、村の若者たちは世話役だった祖母に『明日戦地に行きます。お別れに上空旋回していきます』と自宅の上を三回旋回して飛び立ち、二度と帰らなかった。出撃した若者は154人にのぼる。今、日本を戦争する国に変えようとしている自民党に対決できるのは共産党です」と力強く訴えました。

新座の特別支援教育の実態は
保護者への啓発・学習の場の計画を
あしの修議員
あしの修議員

 あしの修市議は6月議会の一般質問で、特別支援教育について取り上げました。
 まず、あしの市議は1特別に支援を必要としている児童生徒は増加傾向にあるが、新座市はどう把握しているのか。2特別に支援が必要な児童生徒の支援は担任まかせでなく、学校全体の組織的集団的対応が求められている。その方法として「校内委員会」の設置が義務付けられ、さらに校内委員会の機能が活かされるよう「特別支援教育コーディネーター」の配置が求められているが、新座市の現状はどうか。3通常学級に在籍し特別支援教育を行う一つの方法として「通級指導教室」があるが現在新座市は情緒については一ケ所しかない。増設すべきでは。4特別支援教育を実施するにも保護者の理解が必要になる。保護者への啓発・学習の場を教育委員会として計画すべきでは、という質問を行いました。

 教育長は、「早期の気づきで早期の支援は必要」としいう表明はありましたが、具体的な把握の方法の言及はありませんでした。また、校内委員会はすべての小中学校で設置しており、コーディネーターも全ての小中学校で配置していると答弁。

 あしの市議は、「コーディネーターは全ての学校で配置されているが担任が兼務しているのではないか」との指摘に教育長は否定しませんでした。あしの市議は、文部科学省が発表している特別支援教育ガイドラインの抜粋を示し、「兼務ではガイドラインに基づく任務の遂行はできない」と指摘しました。
 通級指導教室は、「県が措置しないから」との答弁で、あしの市議は通級指導教室を求めている子どもは増えているのだから、市独自にでも積極的に措置すべきと追及しましたが、前向きな答弁はありませんでした。
 保護者への啓発については、「重要な事と考えている。しっかりと考えていきたい」と答弁がありました。

子育て世帯が月額2万円も減額
生活保護費の削減は、貧困の連鎖に
 8月から生活保護費引き下げの改悪が始まります。安倍政権は社会保障審議会の報告を受け、生活扶助費を平成25年度から3年かけて約670億円減額。6月7日の厚生常任委員会で新座市での影響額が示されました。

 8月からは、どの世帯も月額500円〜2500円減額されます。3年後には、70代夫妻が▼月額5760円、50代単身者が▼月額3380円、小中学生の2人の子を持つ40代夫婦は▼月額1万9100円もの減額となります。

 生活保護が増えるのは、低賃金の非正規雇用を進めた国の経済政策や社会保障の弱さが根本にあります。
 今でもギリギリの生活で、子どもに関わる支出も切り詰めている世帯が多く、貧困の連鎖をどう断ち切るかが課題となる中、子育て世帯が月額2万円も減額されるのは甚だしい逆行です。
8月から生活扶助費を削減 3年間の影響額
有償ボランティアさんを募集
一時間当たり600円(謝礼はアトム通貨で)
 新座市社会福祉協議会等が、有償ボランティア制度を始めます。
 買い物や通院付き添いの外出支援、窓ふきや庭の草取り、ゴミ出し等の家事援助のボランティア活動に対して一時間当たり600円をお支払いします。6月からボランティアさんを募集中で現在は10名だそうです。(6月10日現在)
 謝礼はアトム通貨で支払い加盟店で買い物をすることで地域経済の活性化も図ります。
 援助を頼みたい方は一時間当たり400円の利用券を購入し、7月から支援開始の予定です。
地域支え合いボランティア募集菜中
中央公民館の駐車場を整備します
 中央公民館の整備費855万円が6月議会の補正予算に計上されました。
 中央公民館の駐車場は狭いため、利用者から拡大の要望が出されていました。隣地の保健センター第二、第三駐車場への通路を新しく整備し、そちらも利用できるようになるので、駐車場は3倍以上になります。
 また中央公民館の第二駐車場は現在砂利ですが、舗装整備します。
中央公民館の駐車場を整備します
休日議会 一般質問と議場コンサート
美しいハーモニーを披露したアカペラグループ・ダイヤモンドシックス
美しいハーモニーを披露したアカペラグループ・ダイヤモンドシックス

 新座市議会は6月9日(日)に休日議会を実施し、一般質問と議場コンサートをおこない市民の傍聴者は72名でした。
 共産党の芦野修議員がトップバッターで一般質問を行い、市民要求実現を迫りました。
 議場コンサートは三回目。今回は埼玉大学出身のアカペラグループ「ダイヤモンドシックス」が、「上を向いて歩こう」等素晴らしいハーモニーを響かせ、議場いっぱいの人々を魅了。「もっと聴きたかった」等の感想が寄せられました。

孤立死、孤独死をなくして
医療生協さいたま新座支部が要望書提出
 6月7日、医療生協さいたま新座支部(廣瀬ミサ子支部長)は緊急時に消防署等に通報できる「緊急連絡システム」の設置費1万円の引下げなど、孤立死、孤独死をなくす要望書を提出しました。
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