日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2013.6.30  No.1522
日本共産党新座市委員会
日本共産党市議団が5つの「意見書」を提出
「原発再稼働、輸出中止」「憲法九条守れ」など
 共産党市議団は6月議会で、「原発再稼働と輸出を中止し、再生可能エネルギーの導入を求める意見書」「憲法九条を生かした平和外交を求める意見書」「消費税増税の中止を求める意見書」「社会保障の充実を求める意見書」など市民の願いである国への意見書を5本提案しましたが、自民(政和会)、公明、島田議員(民主系無所属)が反対し、4本が否決されました。

 「原発」の意見書で小野議員は「福島原発の汚染水は一日で400トンも増加し収束とは程遠い。『世界一安全な原発技術を提供できる』として輸出するなどとんでもない」と提案。

 笠原議員は「5月末に南相馬市や浪江町を訪ね、事故から2年3ヵ月経つのに未だに住むこともできない。原発と人類は共存できないことを痛感した」と賛成討論しました。
 自民、公明などは討論もせず黙って反対しました。

 朝賀議員は、「解雇自由や非正規雇用を増やす”成長戦略”ではなく、タダ働きを根絶し、働く人の所得を増やすため「人間らしく働くルールの確立」を求める意見書を提案し、全会一致で採択されました。
意見書への各会派の態度
安倍政権の暴走に立ち向かう
日本共産党が議席倍増 第三党に【都議選】
当選17氏が勢揃い 都議選=新宿駅西口
当選17氏が勢揃い 都議選=新宿駅西口
伊藤 岳

 6月23日投開票の都議選で、日本共産党は議席を倍増し都議会第三党に躍進した。アベノミクスは大金持ちだけが潤い、解雇自由の労働ルールの破壊、憲法改悪など「安倍政権の暴走」に対抗できる共産党への期待だ。
 「この勢いで埼玉にも一議席を」「岳さん、国会に上がるのは今でしょ!」「風が吹いているようなので、しっかり帆を張って風をつかみきって下さい」皆さんからの激励に身が引き締まる。

(伊藤岳ブログ「埼玉ボイス」から掲載)

合同防災訓練 地域ぐるみで命を守ろう
新座・大和田・中野の9町内会
合同防災訓練 地域ぐるみで命を守ろう
 6月23日(日)新座小学校で大和田、中野、新座地域にある9町内会が合同防災会を開催し、参加者は400名を超えました。

 参加者は、起震車による大地震体験、心肺蘇生法とAED講習、煙の中を歩く煙中体験、消火器を実際に使ってみる初期消火体験などを地域のグループごとに取り組みました。

 それ以外にも、軽可搬式動力ポンプの操作体験、マンホールトイレ設置、NTT東日本による伝言ダイヤル、ガラス飛散防止フィルムの設置などのブースでは、市職員、消防署員、消防団の方々のご指導の下、いざという時のための訓練に励みました。

 新座団地の自主防災会副会長でもある小野だいすけ議員も参加しました。
商店街の街路灯電気料金 全額補助を
 朝賀英義議員
朝賀ひでよし議員

 朝賀議員は、6月議会の一般質問で商店街共同施設設置事業(街路灯、駐車場、買物案内施設など)と商店街共同維持管理事業(街路灯電気料、来客用駐車場借上料)への補助率を引き上げるべきではないかと質しました。
 長引く景気停滞、給料の減少などの影響で市内の商店会も16に減り、商店会は運営に苦労しています。

 朝賀議員は、「街路灯や駐車場の設置、駐車場借上への補助は2分の1(限度額あり)ですが、すでに街路灯電気料への補助は4分の3になっている。この電気料への補助を思い切って全額補助にすべきではないか。」と提案しました。

 市長は、「商店会の年間総電気料金は2011年度で360万円。昨年は電気料が上って、総電気料金は425万円になり、新座市の補助額は380万円です。」と答弁し、さらに「商店会は身近で買物するのにはなくてはならない存在ですし、商店街の街路灯は防犯灯の役割も担っており、全額補助を検討し、対応したい」と答弁しました。
 また市は、「その他の補助については、商店会の会長さんとの懇談会を行っているので、そういう中で検討していきたい。」と答弁しました。

路線バス利用者にも乗車料金補助で
高齢者の外出支援の充実を
石島陽子議員
石島陽子議員

 新座市は、70歳以上で市内循環バス「にいバス」を利用する方には、500円で2年間有効の無料乗車証を発行し、利用者の7割が無料の方(障がい者と高齢者)です。石島議員は「路線バスや鉄道を利用する高齢者にも外出支援策を行うよう」一般質問しました。

 石島議員は「朝霞市では以前、市内循環バス利用者にのみバスカードを発行していたが、路線バス利用者からの要望にこたえ、平成22年から70歳になった希望者にバスと鉄道に利用できるパスモカード(3000円分チャージ)を配布している。71歳以降は毎年、2000円を自分でチャージ後、申請書を提出した方に2000円助成し喜ばれている。

 新座市でも、『にいバス』の利用者からは『多少時間はかかっても無料なので、毎日のように孫の顔を見に行くことができる』など喜ばれている。一方、『にいバス』を利用できない地域の方からは『路線バス利用者にも補助してほしい』という声をお聞きする。サービスの差が出ないようパスモカードを配布して外出支援を」と求めました。
 市長は、「朝霞市と同様のサービスを新座市で行うと、3700万円程度かかる。『にいバス』は何度でも無料で乗車できるので、当面これで様子を見させてもらいたい。」と答弁しました。

 石島議員は「市が行った高齢者の日常生活圏域ニーズ調査で、外出を控えている人の理由の1位は足腰の痛み、2位は経済的に出られないということ。お金のことが心配では友達付き合いなどの外出を控えざるを得ない。地域によって外出支援サービスに差があると思わないか。」と見解を求めましたが、市長は「経済的に出られないという理由には、突っ込んだ調査が必要」とだけ述べ、地域間の差については答えませんでした。

市内大学生へ地域活性化事業として家賃補助を
小野大輔議員
小野だいすけ議員

 小野だいすけ議員は、6月議会の一般質問で「新座団地は市内でも高齢化がもっとも深刻な地域です。大学生への家賃を補助して新座団地に住んでもらい、地域活動にも取り組んでもらってはどうか」と市の見解を質しました。

 春日部市の武里団地では、官学連携団地活性化事業として、市が家賃と交通費を半額補助しています。入居する条件として学生は、1部屋を3人でルームシェアすること、地域活動に貢献することが義務付けられています。
 武里団地では、自治会が開催するふれあい喫茶に学生がお手伝いに来てくれています。また、学生が主催した「隣人まつり」では、地域の方々と餃子を焼いて交流するなど地域の輪が広がっています。
 入居を希望する大学生の中には、「将来は理学療法士になりたいと思っている。地域の高齢者のためにすることは自分の将来のためにもなると思い希望した」と話している人もいます。
 団地住民からは「若者から元気をもらった」などの意見も寄せられています。

 小野議員は、武里団地での取り組みをあげ、「商店街の活性化にもつながるのでぜひ実施を」と市長へ質問しました。
 市長は、「11月にある学生懇談会で協議したい」と答弁しました。小野議員は、「高齢化の問題は新座団地から実施してほしい」と再度要望しました。

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