日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2013.11.17  No.1542
日本共産党新座市委員会
増税から市民の暮らしを守れ
共産党市議団が「来年度予算要望書」を提出
「来年度予算要望書」を市長に提出
 11月11日、日本共産党新座市議団は、市民の皆様や各労組、団体等から寄せられた要望を元に、53項目の「来年度予算要望書」を市長に提出して懇談しました。

 要望書は「地方自治の精神である市民の安全・安心の確保と福祉の向上を進めてほしい」として、国保税の引き下げ、保育園の新増設で待機児解消、避難場所の防災備品の充実、循環バスの増便、大規模学童保育の改善、特養老人ホームの整備など、切実な市民要望の予算化を望むものです。
 特に、市役所本庁舎の耐震がNGとなり、にわかに庁舎建替え(約65億円)が課題となった今、新座駅北口土地区画整理事業や大和田2・3丁目区画整理事業、地下鉄12号線延伸など百億円を超える大型事業を同時におこなうことができるのか、大型事業のスローダウンと市民への説明を求めました。

 市長は、「国保税は上げざるを得ない。地下鉄12号線がくるかは五分五分だ。国交相も変わったので力を入れたい。庁舎建て替えはスライドを使って分かりやすい市民説明会をしている。市民の方の参加者を増やすよう努めたい。原発被災者の方へ年末に再度、義援金を配布したい」などと答えました。

 市議団は、「長引く不況で賃金は上がらず、年金は引き下げられ市民生活は依然として厳しい。公共料金の引き上げはすべきでない」と求めました。

2014年度予算編成に対する53項目の内、主な要望項目は下記の通りです。
景気悪化で市民の暮らしは大変です。 2014年度から国民健康保険税をさらに引き下げること。その際、所得割以外も引き下げること。
不況や雇用不安などの深刻な経済危機の中で苦しむ市民に、税や公共料金の値上げを行わないこと。
保育園を新増設して、待機児童の解消に努めること。また、非正規職員でなく正規職員の配置を増やすこと。全園に看護師の配置を図ること。
新座駅北口土地区画整理事業、大和田二・三丁目土地区画整理事業、地下鉄12号線延伸、市役所本庁舎耐震・建替え等大型公共事業計画を多数実施しようとしているが、財政の状況を考慮しスローダウンすること。また、大型公共事業については市民への説明を十分に行うこと。
低所得者層・若者などへの家賃補助制度を創設すること。
介護保険料の市独自の減免制度を創設すること。
介護老人福祉施設(特養老人ホーム)の計画的な整備をすすめること。
早期に小中学校とも35人学級にすること。
幼稚園保育料への補助を増額し、保護者負担を軽減すること。
高齢者の祝い金を充実させ、77歳・80歳の祝い金を復活させること。
秘密保護法案 TVキャスターら反対声明
右から鳥越俊太郎、金平茂紀、田勢康弘、田原総一朗、坪井成格、河村晃司、大谷昭宏、青木理らジャーナリスト
右から鳥越俊太郎.金平茂紀.田勢康弘.田原総一朗.坪井成格.河村晃司.大谷昭宏.青木理らジャーナリスト

 鳥越俊太郎さん田原総一朗さんらテレビキャスター8人が11日「取材、報道の自由が著しく制限され国民の知る権利が大きく侵害されかねない」と反対声明を出しました。
 テレビ朝日「朝まで生テレビ」司会の田原氏は「内閣が承認したら特定秘密を永遠に公開しないなんて、ばかばかしい法律があってはいけない」と訴え。鳥越氏は「国家安全保障会議、特定秘密保護法、集団的自衛権の3点セットで日本を戦争する国に変えるということだ」と批判。廃案をめざしできるだけの事をやっていくと述べました。
(11/12 しんぶん赤旗より)

市民祭り
収穫祭、ボランティア祭りなど にぎやかに
 11月9日、10日、市民祭りの一環として収穫祭、すぐそこ新座ハイキング、国際交流デー、ボランティア祭りが開催され、約9000名の市民でにぎわいました。
 心配された雨も降らず、市民の方々はお買いものや模擬店、抽選会などを楽しみました。埼玉県のゆるキャラ コバトンやゾウキリンも登場し子どもたちの人気を集めていました。
 農家の方が丹精込めて作った野菜は316点出品され県知事賞に清水栄一さん(ニンジン)廣谷美智子さん(ほうれんそう)など特別賞28点、優秀賞19点が表彰されました。
第37回 市民祭り収穫祭入賞者
12回目を迎えた埼労連自治体キャラバン
「市職員削減ありきでなく、適正配置すすめている」
 埼玉県労働組合連合会(埼労連)が毎年この時期に、県内の全自治体に対して公務労働の改善と自治体発注の公共工事、委託事業等の改善を求める自治体キャラバンに取り組んでいます。今年で12回目を迎え、新座市はキャラバン初日の11月11日に各担当課と懇談が行われました。

 当日は、埼労連議長をはじめ北足立南部地区労役員、市内の団体から市職、埼玉土建、SUの代表9人が参加し、日本共産党市議団から、工藤かおる、あしの修両市議が同席しました。

 公務労働、とりわけ臨時・非常勤職員の待遇改善について人事課長から「今までは職員の削減ありきだったが、定数適正化検討委員会で検討を行い各部署の事務量等を把握し適正配置をすすめている。」「臨時・非常勤の時給引き上げについては、この間正規職員の賃金引き下げの際、時給改正は行っていない。今後は休暇制度等考えていきたい」という回答がありました。

 公共発注の改善で労働者と住民の福祉向上についての要請に対して、管財契約課長から、「この間、新座市では公共工事の受注業者に対する指導を強化し、下請労働者まで適正な賃金が回るよう努めている。また、受注業者に対する『遵守事項』の改定も行った。さらに、新座市では平成20年から労務費調査を行っているが、今年度から、工事契約時点に調査実施を元請業者に伝え、工事終了時逐次調査をしていきたい。公契約条例については、正直すすんでいない。しかし、新宿区が実施しているような、条例ではない別の方法も含め検討をしていきたい」と回答がありました。

 引き続き、関係諸団体と議会と連携し、改善を迫っていく大きな弾みになる懇談となりました。
栗原交差点に右折避譲帯を設置
 県道保谷志木線と練馬所沢線が交差する栗原交差点は、右折車線がないため朝晩の渋滞がひどく、また、都の都市計画道路調布保谷線が練馬所沢線にぶつかってくることもあり、早期の渋滞解消が求められています。

 石島議員と地域の共産党は11月8日、朝霞県土整備事務所で、栗原交差点の渋滞解消のための改良工事の早期実現を求め、進捗状況を道路公園担当課長から聞きました。

 課長は「現在の用地買収率は約6割。片山からひばりが丘方面と、野寺小学校から東久留米方面の2方向の道路について、現在買収している範囲で今年度、暫定的に右折避譲帯(幅員1・5メートル)を設置して、右折車が2〜3台右に寄れるようにする。また、コインパーク側に幅員2メートルの歩道を設置する。今、工事の発注の準備をしている段階で、電柱の移設に時間がかかるので工事は来年度にかかりそう。」という話でした。
栗原交差点に右折避譲帯を設置
畑中馬場支部が被災地支援バザー
畑中馬場支部が被災地支援バザー

 11月10日、日本共産党畑中馬場後援会は「第3回被災地支援バザー」をおこない、市民の皆様から寄せられた冬物、食器、雑貨等を販売。近所の方などが熱心に品定めして協力して下さいました。

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