笠原すすむ議員 |
新座市の保育所の待機児は12月1日現在で390人もいます。このうち0歳〜2歳児までが364人とほとんどを占めています。
笠原進市議は一般質問で「待機児をなくすためには、公立保育所を増設し、0歳から2歳児の定員を増やすことが絶対に必要だ」と提案しました。
近隣市と比べても、新座市は公立保育所が少ないのが特徴です。(下表参照)私立保育所の定員は1437人と多いですが、公立保育所の定員は680人と私立の半分以下。他市と比べても極端に少ないのが現状です。
笠原市議は「新座市は待機児童解消をもっぱら私立保育所に頼ってきた。未就学児童数に対する公立保育所の割合は7・56%で近隣市では一番低い。朝霞市やふじみ野市並みの公立保育所があれば、待機児童をなくすことができる」と提案しました。
しかし、須田市長は、「私立保育所には国の補助金があるが、公立保育所は全額市が負担することになる。財政負担が大きいので公立は建設するつもりはない」と答弁しました。
笠原市議は「私立には出すが公立には出さないという自民公明政権のやり方はおかしい。しかしだからといって他市より少ない公立保育所を増設しないという市長の考えは納得できない」「定員100名の保育所の建設費は約2億円だ。一方で65億円の市役所建替えや100億円以上かかる土地区画整理事業は実施するというのでは、市民は納得しない」「待機児童解消は市政の最優先とすべき仕事だ。公立保育所を増設して待機児をなくす努力をすべきだ」と重ねて主張しました。
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