日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.7.20  No.1576
日本共産党新座市委員会
臨時福祉給付金の申請はまだ37%
もれなく申請を
 消費税8%増税に際して低所得者や子育て世帯の負担を緩和するとして、臨時福祉給付金の申請が始まりました。

 新座市の対象者は臨時福祉給付金1万2781人、子育世帯臨時特例給付金は1万2901人です。 これまでに申請があったのは、7月14日現在で1万0579人。申請率は36・8%です。(郵送申請が8847人、窓口申請が1732人)

どう書いたらいいの?市にお気軽に電話を

 市民税非課税の方が対象ですが、子どもや配偶者に扶養されている方は対象者でなく制度が少し複雑なため、電話での問合せも多く、市は非常勤職員5人を配置して対応。これまで1453件の電話がありました。
 内容は、「自分は対象者でないのか」「1万円か1万5千円か分からない」「字が小さくて分からない」等です。

 8%増税の影響を一回限りの一万円の給付金で補てん出来ないのは当然ですが、申請漏れのないようにしましょう。
 申請時に必要な保険証や通帳のコピーは市役所5階の給付金室で無料でできます。
 全国生活と健康を守る会は14日、高齢者の一人暮らしや認知症の方などが申請漏れにならないよう申請書の簡素化と給付金の増額を厚労省に要求しました。
「戦闘を中止、引き揚げる」?
戦闘現場に自衛隊の活動認める
閣議決定の撤回求める笠井議員
閣議決定の撤回求める笠井議員

 日本共産党の笠井亮議員は、閣議決定でこれまで自衛隊が行かないとしていた「戦闘地域」へ行くのかと追及。安倍首相は、「戦闘が行われれば中止・中断して引き揚げる」と答弁。

 笠井氏は「攻撃を受ければ応戦となり簡単に引き揚げられるかどうかも問題だ」閣議決定が「活動を中止・中断」と明記していることは戦闘現場に居合わせることを最初から想定している。海外で血を流すのは若者だと主張。閣議決定の撤回を求めました。

(7月15日 赤旗)

子どもたちに川で遊ぶ楽しさを
黒目川などに親水公園を
工藤薫議員
工藤かおる議員

 6月議会で工藤かおる市議は、「新座市には子どもたちが川に入って遊べる所が殆どない。黒目川や柳瀬川で親水公園の整備ができないか」と提案しました。
 黒目川上流の落合川(東久留米市)南沢地域などでは、親子がザリガニや小魚を獲ったり、川に入って遊べる場所が多数あり、河川敷にテントを張って終日楽しむ姿も見られます。

 工藤市議は、「栗原一丁目公園付近や、石神地域では川の流れが穏やかで川に入れる場所もあるのではないか」と質問。
 市は、埼玉県は黒目川河川敷を散策できるよう遊歩道の整備を進めている。今年度、石神2丁目に公園整備の計画がある。との答弁に留まりました。

落合川で魚を獲って遊ぶ親子(東久留米市)
落合川で魚を獲って遊ぶ親子(東久留米市)
はなみずき通りの通り抜け止めよ
一方通行でかえって事故多発
小野大輔議員
小野だいすけ議員

 6月議会で小野だいすけ議員は、「新座団地内のはなみずき通りの、志木市への自動車通り抜け計画は中止せよ」と一般質問しました。

 新座1・2丁目地域が国道463号線への抜け道になっていることから、新座市は、道路改良10ケ年計画に「はなみずき通りの志木市への通り抜け」の検討を盛り込みました。
 計画では、はなみずき通りから志木市へ一方通行で通り抜け、その先に信号機を設置して自動車を規制するものです。

 通り抜け計画は、過去何度も企てられましたが、地域住民の反対で中止に追い込まれてきました。
 今回も、「地域が分断されるのではないか」「事故が多発する」「交通渋滞で空気が汚れる」など多くの反対の声と不安の声が上がっています。

 小野議員は、こうした地域の声を紹介し、「一方通行で通せば、帰りは結局新座1・2丁目を通る。交通量が多くなり市民は誰も得をしない。早急に計画を中止すべきです」と市長に迫りました。

 須田市長は、「そうした例も考えて改めて地域住民の声をよく聞いていきたい」と答弁しました。

地下鉄12号線で練馬区の現状を視察
事業の進捗は、東京都交通局次第
練馬区のリーフより

 7月14日、市議12名で構成する都市高速鉄道12号線特別委員会は、練馬区役所を訪問し、大江戸線延伸推進課から事業の進捗状況などをお聞きして研修しました。

光ヶ丘駅から大泉学園町駅まではA路線

 練馬区は、40年前から大泉までの延伸促進運動が行われています。2000年、運輸政策審議会は「光ヶ丘〜大泉学園町間は、2015年までに整備着手することが適当であるA2路線」と答申。
 光ヶ丘駅から大泉学園町駅まで3・2キロメートル延伸するため、まず地上部分に幅員18mの街路道路(補助230号線)を整備し、その地下に地下鉄を導入する手法で事業をすすめています。

事業費は約800億円

 推進課から、「事業主体は東京都と考えている。街路道路の土地買収と事業費は一キロ当たり200億円〜300億円を見込み、全体で約800億円程度と試算。事業費は原則東京都交通局でもち、運賃で回収していく。練馬区の基金は11億円積立てている。新座市への延伸については鉄道ネットワーク化は大事だと思う。」等の説明がありました。

 都交通局は、「大江戸線の延伸は、土地区画整理事業や街路事業などの進捗状況を踏まえ、事業化について採算性も含め検討を進める」と位置づけており、今後の課題としては工事費削減など採算性の向上が課題だとのことでした。

大泉学園町駅までの道路買収は20%

 光ヶ丘駅から土支田駅、大泉駅、大泉学園町駅と三つの駅舎は交通広場としてすでに地上部分は確保していますが、「街路の土地買収は東京都が行う」とのことで、(仮称)土支田駅から先は、土地買収がまだ20%の区域もあり、新座市への延伸はまだまだ先の印象でした。
(記・工藤市議)

メリット感じられない 地下鉄延伸
 地下鉄12号線延伸大会に参加した。大江戸線を光ヶ丘から新座まで伸ばして馬場地域に駅を作るという計画だが、志木駅やひばりヶ丘駅近辺に住んでいる市民にはほとんどメリットのない話だと思う。
 都営地下鉄だが国と東京都の予算だけで延伸されるはずもなく、県や新座市も応分の負担をもとめられるのは当然ありうる話。その時新座市にどれほどの要求があるのか。その出費が福祉や市民サービスにどういう影響をもたらすかが全く不明。延伸を実現するには、メリットを感じない市民にもその気になるような説明がなされなければならない。
 仮に多額の負担がなく延伸されるのであれば、環境や交通などの影響を脇に置いて、単に市の中央部が開け、新座中央駅ができたとしても志木駅近辺に居住する私にとっては全くと言ってよいほどメリットはない。
 私は武蔵野線を利用したい時、志木駅から一駅だけ東上線を乗り継ぐ必要がある。「にいバス」の利便性を高めることの方が市に取組んでほしい施策であると言いたい。大会では団結ガンバローが呼びかけられたが、とてもその気になれず会場を後にした。(新座・K)
練馬区の〈導入空間・補助230号線整備状況〉より
防災グッズの支給始まる
ガラス飛散防止シートなど防災グッズを展示=市役所玄関前
ガラス飛散防止シートなど防災グッズを展示=市役所玄関前
 家具転倒防止のポールや、とびらロックなど、6点の防災グッズの購入申し込みが7月14日から始まりました。
 市は、防災グッズ紹介リーフを全戸配布。市役所玄関などで実物の器具を展示しているので、どうぞご覧ください。申し込みは初日だけで73件。限度額いっぱい(6000円分)を申し込む方が多いそうです。
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