日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.8.10  No.1579
日本共産党新座市委員会
27年間分の全額返還と親身な納税指導を
「固定資産税賦課間違い」で共産党市議団が申し入れ
 7月28日、日本共産党市議団は大きな社会問題となった、新座市の固定資産税課税ミス問題で下記のような要望書を市長に提出し、すみやかな回答を求めました。
新座市長 須田健治様
2014年7月28日
日本共産党新座市議団 団長 笠原進
固定資産税全件調査ならびに納税指導に関する申入れ
 先日発覚した固定資産税等の賦課誤りは、税に対する市民の信頼を根底から揺るがしました。徹底的に原因を究明し、二度とこのようなことが起こらないよう、以下の点を要望致します。
1、当該市民への誠意ある対応
   間違って賦課した税金と延滞金の20年を超える分については、慰謝料などの名目ですみやかに返還すること。また、当該市民の要望に関しては、誠意をもって出来る限りの対応を図ること。
1、納税指導のあリ方の改善
   当該市民は、平成16年度分までの本税は完納し、平成25年まで少額ながら納税を続け、納税の意思があったのは明らかです。  このような市民に対して、住宅を公売して滞納額に充てるという納税指導のあリ方は間違っています。滞納がある市民の生活状況を良く聞き取リ、債務整理相談につなげたり、場合によっては延滞金減免制度を紹介するなど、親身になった納税指導が必要です。そのために納税課職員の増員を求めます。
1、特別班について
   固定資産税の全件調査を年内におこなうために、11名の特別班の職員は、所属課の業務の他に、半日はこの業務に当たるとのことです。これでは4万5千棟、7万筆の再点検を半年でおこなうには無理があります。臨時職員の補充などを含め、必要な人員体制の拡充を要求します。
他の野党とはちがう勢いがある
スポーツ紙が「党躍進」紹介
志位和夫委員長

 日刊スポーツ(5日付)は党勢を拡大させた日本共産党を紹介し、「風の吹き具合で党勢が変わる他の野党とは違う勢いがある」とコラムで取り上げました。

 「政界地獄耳」は、日本維新の会と結いの党との合流の動き、民主党内の「代表降ろし」に触れ、「野党再編などと言っても在野で成果を語れる野党はいない」と指摘。
 「そんな中」の日本共産党に注目。「党員5100人入党。しんぶん赤旗読者1万2000部増」の成果をあげた躍進月間に言及し、”他の野党とは違う勢いがある”のは、「政権の一強状態に、批判やチェックできる体制がないことで与党批判の受け皿になっている」と書きました。
 コラムは、「政治が活性化するのは野党の勢力が伸び、与党へのチェックが厳しくなる時」と述べ、「共産党に他の野党は追いつけるか」と結んでいます。

(8月6日付赤旗)

核兵器廃絶の大波を
高校生たちと参加した原水禁世界大会
原水禁世界大会に参加 小野だいすけ市議

 8月4日から広島市で開催された原水爆禁止世界大会に参加しています。
 開会総会には、海外代表含め6500人が参加し、被曝70年の来年に開催されるNPT(核不拡散条約)再検討会議を核廃絶の決定的な転機にしようと決意を語り合いました。広島の松井一実市長が「核兵器は非人道的で絶対悪。6200都市まで拡がった平和市長会議で認識を共有し核廃絶を実現したい」とメッセージを寄せました。

 私はその後、「リング!リンク!ゼロ 青年の集いと文化の夕べ」に参加。これは「核兵器はいらないという思いを響かせあい(リング)つなげあう(りんぐ)ことで、核兵器のない世界(ゼロ)を実現しよう」というものです。

 今年は被爆者の体験を聴き「折り鶴」を合唱。また、ゲストとして広島出身のサックス奏者加藤和、カンカラ三線・演歌師の岡大介さんが演奏しました。最後に「戦争はもういやだ」を会場でセッション。参加者760名が大盛り上がりでした。

 初めて、原水爆禁止世界大会に参加した新座市の高校生3名は、原爆資料館、原爆ドームなどを見学。「外人の観光客が多く、日本人だけではなく、海外の人にも広島のことに興味があることに驚きました」「原爆資料館を訪れて、学校の教科書では学べない事実を知ってショックだった。69年前のことだけど、この前の出来事だと思う。戦争のない時代に生まれてよかったと思った」など多くの感想が出されました。

 5日からは広島の碑めぐりの予定です。たくさんのことを感じ取って来てほしいと思います。

(記・小野だいすけ市議)

「はなみずき通り」
志木市への延伸を「当面断念」
 新座団地内の「はなみずき通り」を志木市側に延伸するかどうか、新座市は検討していましたが、「当面断念する」ことになりました。
 県警察本部は「志木ニュータウンのマロニエ通りに接続する場合、交通事故対策上、斜めに接続することは認められない。」との意向です。しかし、まっすぐ接続するためには志木市立体育館の敷地に道路がかなり食い込んでしまい志木市は反対とのことで、意見の一致が見られなかったと、8月1日の党・会派代表者会議で市長が報告しました。
 この件は小野議員が6月議会の一般質問でも取り上げ、貫通反対を迫っていたものです。
ひとり暮らし高齢者の安心見守りも
高崎市シルバー人材センター活動を視察
シルバー人材センター理事が高崎市シルバー活動を視察研修
シルバー人材センター理事が高崎市シルバー活動を視察研修

 新座市シルバー人材センター理事の県外視察研修が7月24日25日に群馬県高崎市で実施され、私も参加しました。
 高崎市は7市町村の合併で人口は約37万5千人。面積は新座市の約20倍の大都市です。シルバー会員数は1527名で60歳以上の加入率は1・27%です。新座市の会員数は2427名、加入率5・1%ですから新座市の組織率の高さがわかります。
 高崎市の昨年度の事業契約高は6億5970万円で、公共(27%)企業(54%)家庭(19%)でした。 新座市は9億5769万円で公共(29%)企業(61%)家庭(10%)。高崎市では剪定や除草などの仕事が多いようでした。

 市からの委託の緊急通報システムの「安心見守りセンター」は夜間もシルバー会員2名が泊まり込みで一人暮らし高齢者など1600世帯を昼夜を問わず一年中、パソコン画面を見ながら見守っているとのことでした。
 理事の方々の日頃からのご苦労話なども伺え視察研修は有意義でした。

(記・笠原進市議)

臨時福祉給付金 申請は42%
「所得の申告」には支援を
 臨時福祉給付金は6816件(42・85%)子育て臨時給付金は8132件(63・03%)の申請です。(8月4日現在)

 給付金室は「思ったより申請が伸びない。9月広報にも載せますが対象者は高齢者が多く、PRが必要」と述べています。
14.8.8  所得が不明の方は給付金の該当者かどうかわからないため、4900人の未申告の方に「申告して下さい」とのお便りを出したそうですが、所得申告は難しいため、対策が必要です。
政務活動費
共産党は大半が図書購入費
新座市 一人2万/月
 新座市の政務活動費は、議員一人月額2万円で会派ごとに交付されます。2014年度から広報費や広聴費にも使えるよう条例改正しました。使い道はすべて領収書を提出し、図書等は出版社名も記載、研修後の報告書の添付など使途基準のガイドラインを定めています。
 日本共産党は2013年度は議員6名で年間144万円交付。支出は図書などの資料購入費が大半をしめ、約50万円を返還しました。
(下表参照)
↓ ※ 表をクリックすると拡大表示します!
新座市議会 各会派の政務活動費の執行状況 2013年度
自宅事務所や身内に出費 埼玉県議会の自民、維新の会
埼玉県 一人50万/月
 埼玉県議会の各会派に支給された政務調査費(月額50万円)で少なくとも10議員が自宅や親族が経営する会社などを事務所とし、政務費から賃料を支払っていたことが分かりました。
 公開された政務費の領収書によると、自宅敷地に事務所を設置し親族に賃料を支払ったのは、自民党の鈴木弘議員(さいたま市北区)と同党の鈴木聖二氏(行田市)。鈴木弘氏は息子に月8万5千円、鈴木聖二氏は父親に月6万円。また、自民党の渋谷実議員(川越市)は本人経営の建材会社に月15万円。母親に月10万円、刷新の会の石田昇議員(川口市)は母親に月10万円。

 共産党県議団は、以前から自主的にすべての支出について領収書を添付して使途を公開。さらに一人月額50万円という交付額は、現下の県民の所得などから鑑み大幅に減額を提案しています。
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