日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2014.11.30  No.1594
日本共産党新座市委員会
市民の安全、安心の確保と福祉の向上を
共産党市議団「来年度予算要望書」市長に提出
共産党市議団「来年度予算要望書」市長に提出
来年度予算要望49項目を市長に提出する日本共産党市議団

 11月19日、日本共産党新座市議団は市民アンケートや各労組・民主団体等から寄せられた切実な要望をもとに49項目の「来年度予算要望書」を市長に提出し、懇談しました。(主な要望項目は下記参照)。

 要望書は、「長引く不況の中、賃金は上がらす年金は引き下げられ、市民生活は厳しい状況にあり、消費税増税と物価上昇で暮らしと営業は大変」、「このような状況の下、地方自治法の精神である『市民の安全、安心の確保と福祉の向上』を進めるべきとして、国保税・介護保険料の引き上げはしないこと。税や公共料金の値上げは行わないこと。保育園の新増設で待機児童の解消をすすめること。大型公共事業は財政を考慮しスローダウンすること。等を要望しました。

 市長は、「市民の生活は依然厳しい状況が続いているという認識は一致している」と話し、「固定資産税の賦課誤りに伴う返還金は10億円近くになるかもしれず、来年度の予算編成は厳しい。新座駅北口、大和田二、三丁目土地区画整理事業等の大型事業のスローダウンも検討している」と答えました。

 共産党市議団は、国保税や介護保険料引き下げは市民アンケートでも多くの市民が望んでいる実態も伝え、引き下げを求めました。

2015年度予算編成に対する主な要望項目
1. 景気悪化で市民のくらしは大変です。国民健康保険税を引き下げること、介護保険料は引き上げないことを求めます。
2. 不況や雇用不安などの深刻な経済危機の中で苦しむ市民に、税や公共料金の値上げを行わないこと。
3. 保育園を新増設して、待機児童の解消に努めること。また、非正規職員ではなく正規職員の配置を増やすこと。全園に看護師(保育士定数とは別枠で)を配置すること。
4. 高齢者相談センターの体制強化のために補助金の増額をはかること。西堀・新堀地区には、あらたに高齢者相談センターを設置すること。
5. 市内循環バス「にいバス」は、バスの台数をさらに増やし、1時間に1本程度の運行を行うこと。日曜、祝祭日の運行も実施すること。
6. ゆきとどいた教育条件整備のため、早期に小中学校とも35人学級にすること。
7. 公民館の利用料を原則無料に戻すこと。
8. 介護保険料の市独自の減免制度を創設すること。
アベノミクス恩恵で自動車大手大もうけ
 安倍政権が豪語する「アベノミクス」その恩恵を受けているのは、一部大企業です。

 アベノミクスによる円安がもたらした物価高騰で国民や中小企業は悲鳴を上げています。
 しかし、その一方で、自動車メーカー大手8社の合計連結営業利益(2013年度)は4兆6419億円。前年度から1兆7357億円も増えて1・6倍の利益です。また、円安効果によって押し上げられた営業利益は8社合計で1兆8647億円(棒グラフ参照)です。
 トヨタ自動車などは、過去5年間も法人税を1円も払っていない実態が明らかになり、さらには、輸出戻し税で消費税もほとんど払っていません。
 円安で輸出企業は大もうけをもたらす一方、中小企業は逆に円安で燃料や原材料の高騰で倒産が広がっており、まさにアベノミクスは格差拡大と景気悪化をもたらしています。

 今度の総選挙は、アベノミクスに終止符を打ち、「暮らし第一で経済を立て直す政治ヘの転換」の審判を下しましょう。
アベノミクス恩恵で自動車大手大もうけ
塩川鉄也衆院議員、桜井はる子小選挙区予定候補
そろって宣伝行動
塩川鉄也衆院議員、桜井はる子小選挙区予定候補、そろって宣伝行動

 安倍首相の衆院解散会見をうけ、日本共産党は連日候補者を先頭に街頭からの訴えを行っています。
 21日、衆院解散日の朝、塩川鉄也衆院議員、桜井はる子埼玉4区小選挙区予定候補がそろって志木駅南口で訴えました。
 共産党新座市議団、市後援会員も一緒に宣伝行動を行いました。

12月市議会2日開会
難病者見舞金減額条例改定、平林寺前歩道整備予算など提案
 新座市議会は12月2日から19日までの会期で開かれます。(議会日程は下表)
 市長提出議案は19件です。条例が6件、補正予算が7件、道路認定や人権擁護要員の選任などです。

難病者見舞金を1万円減額

 条例の中には、難病者見舞金支給条例の改定があり、現在は難病者一人につき年額3万円の見舞金を2万円に減額しようとしています。対象者が増加することを理由にしています。年額3万円でも少ないのに、さらに減額するなどとんでもないことです。
 一般会計補正予算(第7号)には、平林寺前の歩道整備(幅3m、長さ170m)のため4000万円が計上されています。また、東日本大震災の影響で新座市に避難している103人の方に2万円ずつの支援金を配布します。第7号補正は、「先議」として開会日の12月2日に議決します。

 一般会計補正予算(第8号)は、補正予算額が3億4848万円です。生活保護が当初の見込みを上回り1億4383万円の増。子ども医療費も見込みを上回り2617万円の増です。小学校の補修諸工事に779万円、給食室の工事費に155万円、恵山通りの道路拡幅に640万円、東福寺通りと水道道路の危険個所の改善のための調査委託料に150万円などの予算が計上されています。

 日本共産党市議団の6名全員が一般質問を行います。ぜひ傍聴してください。
 なお、一般質問の内容は次週の民報でお知らせします。
平成26年第4回定例市議会日程
消費税増税中止署名など1万4474筆分手渡す
消費税増税中止署名など1万4474筆分手渡す

 11月18日、埼玉県全県国会議員要請行動が行われ、新座市議団を代表して石島よう子市議(県議選予定候補)が参加しました。
 市内で集約された消費税増税中止を求める署名、集団的自衛権の行使容認の閣議決定撤回を求める署名、原発からの撤退を求める署名、計1万4474筆分を日本共産党国会議員団に提出しました。

9月議会一般質問実施状況
 市執行部より9月市議会一般質問の検討結果・実施状況が送付されました。(下表)今週号は工藤薫議員と笠原進議員の質問結果をお知らせします。
↓ ※ 表をクリックすると拡大表示します!
平成26年第3回(9月)市議会一般質問検討結果・実施状況
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