「時忘れじの塔」前で行われた東京大空襲犠牲者追悼の会=上野公園内 |
1945年3月10日未明、B29爆撃機が下町を襲った東京大空襲。狙いは民間住民の殺傷で、米軍の空襲は国際法違反の無差別爆撃でした。
一方、被害を拡大したのは国民の命を軽視した日本政府にあります。「空襲は怖くない。逃げずに火を消せ」と罰則付きで消火を強制し、住民は焼夷弾にはまったく無力な消火をして逃げ遅れ、多くの命が奪われました。ロンドン空襲では地下鉄駅が市民の避難所として開放されましたが、日本は地下鉄入口を封鎖しました。
「二度と国に騙されない。命あるうちに救済を」と全国空襲被害者が国に求める援護法は待ったなしです。
(3/10付赤旗)
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