日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2015.3.22  No.1609
日本共産党新座市委員会
子ども医療費助成
東京都15歳、栃木県12歳、茨城県8歳 埼玉県6歳
笠原進議員
笠原すすむ議員

関東圈で一番おくれている埼玉県

 新座市の子ども医療費は「通院・入院とも18歳まで無料」で市民に大変喜ばれています。18歳まで無料は埼玉県内40市の中でトップです。昨年1年間の補助件数は31万7631件で補助額は5億5036万円です。

全国第5位の財政力を福祉に活かせ

 ところが、子ども医療費に対する埼玉県の補助制度は「6歳」までで、東京都や群馬県の「15歳まで」と比べて一番遅れています。(資料1)

資料1〈子ども医療費の助成制度〉関東圏で一番遅れている埼玉県

 笠原進議員は3月16日の一般質問で「埼玉県は全国第5位の財政力を持ちながら福祉に活かされていない。上田知事に引き上げを求めるべきだ。新座選出の二人の県議は何をやっているのでしょうか」「しかも、医療費の半額を県が出すと言いながら、実際は14%しか出さず新座市の負担になっている。東京都のように15歳まで無料で、医療費の半分を県が出せば県からの補助金は1億8千万円増えて、新座市はもっと福祉を充実できる」と提案しました。

 須田市長は「私も埼玉県の制度は本当に遅れていると思う。市長会長として直接上田知事に会ってお願いもしたが改善されていない。今後も強く働きかけていきたい」と答弁しました。

子ども医療費無料化 議会で11回質問
石島よう子  「子どもの病気は親にとって一番辛い事なのに給料日前は、通院をガマンさせた」そんな保護者の思いを議会で代弁。小3から小6、中3、18歳まで無料化と窓口払い撤廃を実現し嬉しいです。さらに子育て支援に頑張ります。石島よう子
どこが「沖縄の負担軽減」か
殴り込み部隊の出撃基地に 山下書記局長が質問
どこが「沖縄の負担軽減」か 山下書記局長が質問

 日本共産党の山下芳生書記局長は17日の衆院予算委員会で、辺野古の米軍新基地建設は、沖縄の「負担軽減」にならず、サンゴ礁など貴重で豊かな自然を破壊していることを厳し<批判しました。

 さらに、新基地の護岸の長さが「200mだったのが、沖縄防衛局が提出した埋立承認願書では272mに延長された理由は何か」と追及。「米国防省は強襲揚陸艦の接岸に必要な長さは269.4mとしている。揚陸艦にはハリア攻撃機、オスブレイ、水陸両用強襲車両、海兵遠征隊2,200人が乗り込み、『殴り込み』部隊の出撃基地になる」「辺野古での新基地建設の断念をアメリカに要求することこそ日本の総理としてやるべきことだ」と強調しました。

ぼくらの未来はボクらが決める
デモでもやろう青年DEMO
デモでもやろう青年DEMO

 3月15日13時半から「デモでもやろう青年DEMO」を開催し、青年たちなど33名が参加しました。
 「安倍政権ダメヨダメダメ音頭」に合わせて、「増税するな」「自由に知りたい!発信したい」等、青年の願いを書き込んだ団扇でアピール。ふじみ野駅西口から出発し、イオンの前ではたくさんの人が手をふってくれました。デモを見て飛び入り参加する方が何人もいました。
 ベビーカーで参加したお母さんは、「安倍政権の戦争にむかっていく姿勢は本当に怖い。何かできたらと参加しました」と話します。「安倍政権が変わるまで続けたい」と感想が出され、次回は和光市でやることになりました。

(記・小野だいすけ市議)

介護保険料 月額4464円に値上げ
自民、公明、民主系市議が賛成
 新座市の介護保険料(65歳以上の方・第一号被保険者)が4月から平均で10・4%、月額421円引き上げられました。(平均月額4464円、年額5万3670円)日本共産党と育の会は反対しましたが、政和会(自民)、公明党、島田議員(民主系)等の市議は賛成しました。

国の交付金不足分を高齢者に背負わす

 介護保険会計は、介護保険を利用した方が経費の10%を支払い、残り90%を介護保険が払う制度です。
 介護保険会計の50%を国・県・市が負担し、50%を40歳以上の国民が負担します。第6期は第一号被保険者(65歳以上)が22%、第二号被保険者(40歳〜64歳)が28%を負担しています。
 ところが、国などが50%負担する制度なのに、実際は国から本来くるべきお金が来ないため、その不足分を65歳以上の方に負担させています。下表をご覧ください。
 国からの調整交付金不足額5億6201万円がそれです。本来負担しなくても良い分まで高齢者に負担させるため、高い保険料になっているのは言語道断です。

 新座市がおこなった「ニーズ調査」でも80%の方が「介護保険料は高い」と回答。国からきちんとお金がくれば保険料は値上げしなくて済むことが分かりました。
戦後70年節目の年に非核平和宣言を
小野大輔議員
小野だいすけ議員

 小野だいすけ議員は、「戦後70年の節目の年に、新座市の平和行政のさらなる充実を」と一般質問しました。

 小野議員は、「戦争の惨禍を風化させないように小中学生を広島、長崎へ送り、平和のための語り部となってもらいたい。また70年の節目の年に非核平和都市宣言を」と市長に決断を求めました。

 須田市長は、「広島、長崎への児童の派遣を検討はしたが、財政的に厳しい年で断念した。しかし平和市長会議加盟の市長は、広島、長崎で被爆し、生き残った木の苗木をいただける。これを新座の総合グランドに植えて、平和への思いを共有したい。」「非核平和都市宣言は健康平和都市宣言に非核の思いが込められている。」と答弁しました。
 小野議員は、「浦和で行われている戦争展、県の平和資料館など県内にも平和のための施設がある。都内にある第五福竜丸展示館では、広島、長崎に続く核開発で犠牲になった人たちの事も学ぶことができる。広島、長崎に派遣することも考えてほしいが、施設を利用して語り部になってもらう方法も検討してほしい。」と要望しました。

来年は待機児童ゼロ?
保育園の「新増設計画」を持て
工藤薫議員
工藤かおる議員

 工藤かおる市議は「保育園の待機児童が多い。認可保育園の新増設計画を持つべきだ」と一般質問しました。

 既報の通り、待機児童は189人で特に一歳児は112人もいて深刻です。ところが『新座市子育て事業計画』は、定員枠の拡大で来年度には待機児はなくなるとして、保育園の新増設計画は一切ありません。
 工藤市議は「去年より33人も待機児童が多く、家庭保育室にも入れないのではと不安の声があがっている」「定員枠の拡大は詰め込み保育になり危ない。県内でも死亡事故があった」「国は保育園建設に公費4分の3を消費税増税と別の交付金で補助するとしている。新増設計画を持つべきだ」と主張しました。

 市は「3月16日現在で0〜2歳児が55名入所できて、待機児童は121名になった」「どの地域で待機者が多いかはまた分析していない」と答えました。
 市長は「0〜2歳は小規模保育、3歳からは幼稚園の長時間預かり保育でと、すみわけが理想だが子育て世代の転入が増え保育園が足りなくなるかも知れない」と切迫感のない答弁に終始しました。

 工藤市議は、「市民は園庭があり、仕出し弁当でなく自校給食のある保育園を望んでいる。早急に計画を見直して保育園を新増設すべき」と述べました。

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