日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2015.11.15  No.1642
日本共産党新座市委員会
18才までの子ども医療費無料、
ガン検診無料、住宅リフォーム助成など現状維持
新座市社会保障推進協議会 署名提出し市長に要請
新座市社会保障推進協議会 署名提出し市長に要請
 「高齢者や障がい者、子育てなどの福祉サービスの削減やめよ!」として、11月10日、新座市社会保障推進協議会(大森敬蔵会長)の方々と共産党市議団は、須田市長に署名(第一次分)1986筆を渡し要請しました。

 会談の中で須田市長は、「県内の他市町村及び東京都内の近隣市区と比較して新座市のサービス水準がどうなっているかを検討しただけであって、サービス水準の切り下げや市民負担の増加を目的にしたものではありません。検討中段階から厳しい批判を受けていますが、『結論ありき』ではありません。」と話し、県内最高水準の18才までの医療費無料化やガン検診の無料化などは守っていきたいと決意をのべました。「最終段階のツメに入っているので、もうしばらく待ってほしい。議員には急いで示したい。」と話しました。

 日本共産党市議団に示された資料によれば見直しするものは、1都市計画税は0・17に据え置く、2道路占有料は見直す、3オンブスマン制度を廃止する、4休日歯科応急診療所の開設日数を69日から20日に短縮するなどとなっています。

 廃止・減額などが検討されていた1精神障がい者通院医療費助成、2介護保険利用促進補助金、3個人住宅リフォーム助成、4重度介護高齢者手当、5障がい者への福祉タクシー助成、6家具転倒防止器具支給、7法人保育園施設整備費補助などほとんどが現状維持となりました。
 保育料、放課後児童保育室利用料、レジャー農園賃料などの値上げもストップされました。
プラックバイト初の調査
「日本共産党の提案が実を結ぶ」
 学生たちがアルバイト先で長時間労働や残業代不払いなどの不当な扱いを受ける『ブラックバイト』について厚生労働省は、大学生と大学院生、短大生らを対象に初めて調査を実施し、11月9日結果を公表しました。
 アルバイト経験があると回答した1000人のうち、60・5%に労働条件で何らかのトラブルがあったことがわかりました。

 厚労省は、「トラブルの経験が6割を超えるのは非常に多い」と判断し、今後、経団連などの経済団体のほか、学生アルバイトを多く雇用している小売り、外食などの業界団体に、違反是正や無理なシフトによるトラブル防止を要請します。さらに、厚労省は、年内に高校生に対するアンケートを実施し、問題の実態把握に努める方針です。

 ブラックバイト問題について、日本共産党は、昨年6月、「ブラックバイトから学生を守ろう」を発表し、国会でも取り上げ、対策を提案してきました。また、民青同盟など青年団体と共に積み重ねて来た取り組みが、今回、初めての調査に至り、国を動かしました。
市議選勝利で6人の市議必ず!
秩父のもみじ札所巡りヘ市後援会バスツアー
秩父のもみじ札所巡りヘ市後援会バスツアー
 日本共産党新座市後援会は、11月8日(日)、『秩父のもみじ札所めぐりバスツアー』をバス3台で取り組みました。
 朝7時の出発時に降りだした雨も秩父に着いたころには霧雨になり、まずまずのバスツアーとなりました。

 巡礼道が狭いため、札所めぐりは3台が分散して実施。巡った札所は札所一番の四萬部寺、四番の金昌寺、八番の西善寺、そして二十三番の音楽寺の4ケ所を巡りました。
 一番札所の四萬寺では、参加した5人の子どもさんが代わる代わる吊鐘を『ゴ〜ン』とつき、喜んでくれました。

 昼食は、二十三番札所近くの秩父ミューズパークの野外ステージです。晴れていれば芝生での昼食もできましたが、あいにくの雨で屋根がある野外ステージとなりました。今度の市議選で勇退する朝賀市議の後を継ぐ「つじみき」さんら6人の市議候補が紹介されました。また、久喜邦康秩父市長からは「錦秋の秩父へようこそ」とのメッセージも披露されました。

 日本共産党秩父市議の斎藤さんからは、秩父札所の由来などの説明もうけ、和やかな懇談となりました。斎藤市議からは秩父の銘酒「武甲」の差し入れがありました。
 780年の歴史を秘めた札所。庶民が巡り『家内安全』などの願いをかけた息遣いを感じたバスツアーでした。

【富家・投稿】
貯めこまれた基金(250億円)で高い保険料の引き下げを
埼玉県後期高齢者広域連合議会で共産党工藤市議が要求
 11月4日、埼玉県後期高齢者広域連合議会が開かれ、共産党の工藤かおる議員が、「高い保険料の引き下げ」などを一般質問で求めました。

 埼玉県の75歳以上の人口は約74万人で人口の約1割。伸び率は全国一です。来年度は4回目の保険料を決める年になります。
 工藤議員は「年金が下がり、高齢者は高い保険料に苦しんでいる。滞納者は何人で所得状況は?」と質問。

 給付課長は「滞納者は1万2405人で、所得なし(年金153万円以下)世帯が5550人で約半数」と答えました。
 工藤議員は、「所得が少ない人が払えないのは明らかだ。収入が半減しないと減免しないという条例は条件が厳しすぎる」と2割減、3割減の条件にするよう求めました。

 また、「埼玉県の1人当たり医療費の金額と全国順位は?」と質問。「平成26年度決算ては83万9959円で昨年度より約千円減り、全国で33位」と答弁がありました。医療費が減ったため、保険給付費支払基金には156億円も積み立てがあります。
 工藤議員は、「156億円を活用すれば1人当たり3417円保険料を下げられる」「他にも財政安定化基金が99億円もあり、引き下げの財源は合計250億円以上もある。全国7位の高い保険料を引き下げるべきだ」と強く要求しました。

 当局は「医療懇話会で審議が始まったばかりなのでこれから検討していきたい」と答弁しました。
 全県から、「保険料の引き下げを」の声を上げて行きましょう。
第一期新庁舎建設 工事費補正予算を可決
共産党市議団は既存備品の再利用の推進、地元建設業者への配慮を行うことを要望し議案に賛成
 平改27年度第一回臨時市議会が11月11日行われ、新庁舎建設第一期工事の建設工事費が提案されました。

 現在の庁舎は「震度6強の地震で倒壊のおそれがある」との診断結果により、新庁舎建設準備が行われてきています。

 このたび、実施設計が出され、当初58億5600万円と試算されましたが、共産党議員団は「できる限り縮減すべき」と要求し、約6億縮減の52億8000万円まで縮減した補正予算が提案され、共産党市議団は、最低限必要な経費に縮減したことを評価し、さらに備品購入等、できる限り既存備品の再利用をすすめよ。また、工事施工についても地元業者への配慮をしっかり行うことを要望し、議案に賛成しました。
今年も紅葉ライトアップ実施
オープンカフェも同時開催
睡足軒の森の紅葉ライトアップ(写真提供:新座市)
睡足軒の森の紅葉ライトアップ(写真提供:新座市)
 市役所前の指定天然記念物平林寺境内林の一部である、睡足軒(すいそくけん)の森で、今年も紅葉ベストシーズンにライトアップが行われます。

 11月21日(土)〜12月1日(火)、ライトアップは午後4時30分から午後7時30分です。

 ライトアップ期間中は、呈茶、展覧会等の催しも行われます。

 また、紅葉の見ごろに合わせ、市役所前の市民広場において、オープンカフェも開催されます。市内の飲食店や物産店が出店します。オープンカフェは、11月21日(土)〜23日(月・祝)、27日(金)〜29日(日)で各日午前10時〜午後3時に開催されます。
本当にダム建設は必要なのか
県水値上げで水道料金引き上げも懸念
八ッ場ダムの現地視察

 新座市水道委員会は、11月6日、建設を再開した群馬県八ッ場ダムの現地視察を行いました。水道委員のあしの修市議も参加しました。
 八ッ場ダム建設は、1洪水調節施設とし、治水安全度の向上をはかる。2流水の正常な機能の維持、3新規都市用水の供給として埼玉県等へ水道用水供給を行うと国交省は説明しています。

 昭和27年、利根川改修改訂計画の一環として調査に着手したのが事の始まりと言われ、この間周辺道路整備、水没する住民の代替え地整備が行われ、平成21年民主党政権になり、一時工事の中止が表明されましたが、平成23年自公政権に代わり再び工事継続が表明され、平成27年2月ダム本体工事起工式が行われ、現在本体工事が行われています。ダム建設は平成31年度完成予定で、建設費用の概算額は約4600億円と言われています。

 水没する住民は340世帯に及びダム建設とその関連工事に伴う家屋移転は470世帯になります。
 水没する場所は紅葉もきれいで景観もすばらしい所です。その景観がすべて水の底に沈んでしまいます。ダム計画から63年の歳月がたちようやく本体工事です。63年の間にも大雨も降りましたが大きな水害は発生したでしょうか。さらに、水道用水の供給で新座市も県水の値上げ等の影響も懸念されています。現地視察を行い、改めてダム建設の必要のなさを感じました。

【芦野市議・記】

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