新座市水道委員会は、11月6日、建設を再開した群馬県八ッ場ダムの現地視察を行いました。水道委員のあしの修市議も参加しました。
八ッ場ダム建設は、洪水調節施設とし、治水安全度の向上をはかる。流水の正常な機能の維持、新規都市用水の供給として埼玉県等へ水道用水供給を行うと国交省は説明しています。
昭和27年、利根川改修改訂計画の一環として調査に着手したのが事の始まりと言われ、この間周辺道路整備、水没する住民の代替え地整備が行われ、平成21年民主党政権になり、一時工事の中止が表明されましたが、平成23年自公政権に代わり再び工事継続が表明され、平成27年2月ダム本体工事起工式が行われ、現在本体工事が行われています。ダム建設は平成31年度完成予定で、建設費用の概算額は約4600億円と言われています。
水没する住民は340世帯に及びダム建設とその関連工事に伴う家屋移転は470世帯になります。
水没する場所は紅葉もきれいで景観もすばらしい所です。その景観がすべて水の底に沈んでしまいます。ダム計画から63年の歳月がたちようやく本体工事です。63年の間にも大雨も降りましたが大きな水害は発生したでしょうか。さらに、水道用水の供給で新座市も県水の値上げ等の影響も懸念されています。現地視察を行い、改めてダム建設の必要のなさを感じました。
【芦野市議・記】
|