日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2015.12.13  No.1646
日本共産党新座市委員会
「消費税10%引き上げ中止を」
「陳情」を賛成多数で採択 【総務常任委員会】
 12月議会に「消費税の廃止を求める埼玉連絡会」から『消費税率引き上げ中止の意見書の提出を求める陳情書』が提出され、7日の総務常任委員会で3対2の賛成多数で採択されました。

 陳情書は、「消費税8%の増税、アベノミクスの円安による物価高で、家計は苦しく経済も停滞しており、これ以上の増税は中止を」と述べました。

 ところが、森田市議(政和会)は「世界に類を見ない超高齢化の日本で浅く広い消費税で財源を」、鈴木市議(公明党)は「持続可能な社会のために安定的な財源だ」と不採択を主張しました。

 共産党の工藤かおる市議は「税金は所得に応じて払う応能負担が原則だ。空前の内部留保をため込む大企業が応分の負担をすべき」と採択を主張しました。他に木村、大山両市議(共に育の会)も賛成しました。

 18日の市議会最終日で、本会議採択されるよう、市民の皆さんの傍聴をお願いします。
名ばかりの「介護離職ゼロ」
利用者負担の軽減、骨太方針の中止・撤回こそ必要
 安倍政権は、「1億総活躍社会」を目指す緊急対策で、介護サービスの整備計画を2020年までに50万人以上に拡大」と打ち出しました。「年間10万人超にのぽる『介護離職』をゼロにする」といいますが、介護サービス切り捨てへの反省もなく、名ばかりの内容です。

 「50万人以上」といっても、すでにある38万人分の計画に12万人分を上積みしただけです。特別養護老人ホームの待機者は52万人にのぼります。4月から入所者は要介護3以上に限定され、要介護1〜2の18万人が入所できなくなりました。計画は待機者の解消に遠く及びません。

 介護離職10万人については「介護サービスが利用できず離職した人」1・5万人だけを在宅・施設サービスの対象とし、離職者「ゼロ」もごまかしです。
 介護保険から事業所に支払われる介護報酬も4月から過去最大規模の削減を行いました。さらに、骨太方針では、2割負担の対象拡大、生活援助サービスの削減なども検討されています。

 「介護離職ゼロ」を言うのなら、介護報酬の大幅引き上げや利用者の負担軽減、など骨太方針の中止・撤回こそ求められています。

(しんぶん赤旗 12月7日付より)
朝霞台駅にエレベーター設置を
「必要性は強く認識している」東武本社が回答
署名を東武鉄道本社に提出して要請

 12月1日、日本共産党の朝霞と新座の両市委員会は、「朝霞台駅にエレベーター設置」署名1122筆を東武鉄道本社(墨田区押上)に提出して、要請しました。
 朝霞台駅はJR武蔵野線との乗り換え駅でもあり、一日の乗降客数が15万人を超え、東武東上線で4番目に多い駅ですが、エレベーターもホームドアもなく、バリアフリー化か遅れています。

 署名を集めた党支部や市議は、「赤ちゃん連れのお母さんや高齢者がぜひ作って下さいと駅頭署名は1時間に300筆も集まる」「車いすの友人が朝霞台駅では訪ねて来れないという訴えもあり、障がい者が使えない駅になっている」と強く要請しました。

 小瀧正和(鉄道事業計画管理課)は、「国交省のガイドラインでは1日3000人以上の利用者のある鉄道駅にはエレベーター、エスカレーターの設置促進がうたわれている。朝霞台駅は対象駅であり、エレベーターの必要性は強く認識しております」「障がい者のための音響案内や触知図は改札口、トイレ、階段等にすでに設置しています」と答えました。

 同行した日本共産党の紙智子参院議員は、「駅舎の大規模改修に合わせてエレベーターを設置するのなら、具体的な計画を持つべき」と強く求めました。市民の声で必ず実現しましょう。

(記・工藤かおる市議)

東武鉄道203駅中の乗降客数と順位
市民アンケートに「にいバス」への要望多数寄せられる
「1時間に1本の運行を」「日曜運休は驚き」
「循環バスは早期に1時間に1本ぐらいにしてほしい。」これは切実です。
にいバス

「車を運転できないからにいバスの本数を増やしてほしい。新堀地区から市役所への足がない。せめて1時間に1本ぐらい運行できませんか。市民会館、平林寺の催しにも参加できず、東久留米市や清瀬市を利用しています。」

 「74才独居老女です。車なしの生活。にいバスのコースが変更になり、市営墓園への不便さには、ほとほと困っています。以前は直通で行けましたが、現在は市役所で乗り換え2時間近くかかり気分が悪くなります。日曜日にバスが運休には驚きです。せめて年末年始ぐらいにしてください。」

 「夫80才、妻75才の夫婦です。年々病院通いが多くなってきましたが、石神3丁目は交通機関のバス停が遠く、車を持たない者はタクシーに頼ることになります。病院等への足ができるとありかたいです。」

 日本共産党が実施した市民アンケートにはたくさんの「にいバス」への要望が書かれています。高齢者の通院問題など深刻なものが多くあります。

 朝賀英義市議は12月16日(水)午後の一般質問で、「にいバス」の改善を提案します。ぜひ、傍聴してください。また、引き続きご意見、ご要望をお寄せください。

立憲主義と民主主義を取り戻す!
伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補
伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補
  伊藤岳参院埼玉選挙区予定候補

 戦争法が強行された9月19日を忘れない。埼玉県民の誰一人として殺させない!私たちの国は安倍晋三の国ではない、独裁国家ではない。戦争法を廃止して、立憲主義と民主主義を取り戻す!と走り続けてきました。

 「安保関連法に反対するママの会・埼玉」の皆さんから、「埼玉選挙区で野党が2議席とること、それを私たちの力で成し遂げることが、だれの子どももころさせないための結論だ!と話し合いました」とエールをいただきました。「立場の違う野党がまとまれるのか?」という声も聞こえてきますが、「いま共闘せずして、いつ共闘するのか!」という時ではないでしょうか。どうか、「国民連合政府」と「共産党・伊藤岳」を押し上げてください!

毎月増加傾向続き12月は336人の待機児童
小学校に入れない子はいないのになぜ保育所に入れない子がいるの?
 「小学校に入れない子どもはいないのに、なぜ保育所に入れない子どもがいるのでしょうか?」。待機児童を待つ父親の問いかけです。「少子化か進んでいるというのに、なぜ保育所に入れない子どもが大勢いるのでしょうか?」。本当に不思議だ。「政治の貧困」を示しているのではないでしょうか。

 12月1日現在の新座市の待機児童は336人もいます。本当に深刻です(下の表を参照)。11月1日が274人、10月1日が239人、9月1日が201人。毎月40〜50人ぐらいずつ増加しているのです。新座市では、公立保育園は少ないが、法人保育園の協力を得て毎年新増設をしてきました。平成26年4月は、264人の定数増、27年4月は制度改定もあって393人の定数増でした。それでも、12月には300人を超える待機児童がいるのです。

 来年度はさらに深刻になると予想されます。それは、市が方針を「法人保育園の新増設はせず、小規模保育施設の増設で十分」と変更したからです。来年4月は今まで毎年あった公立・法人保育園の定数増は予定されていません。小規模保育施設の58人のみです。このままでは待機児童は増加し、現在以上に深刻となるでしょう。

 「早急に保育園の新増設の計画を立て、待機児童の解消に努めるべきだ」と笠原進市議が12月16日(水)午前9時半から一般質問で取り上げます。ぜひ、傍聴してください。また、待機児童問題についてのご意見、ご要望をお寄せください。
市内保育施設(保育園・認定こども園・小規模保育)待機児数 2015年12月1日現在
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