日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2016.8.7  No.1677
日本共産党新座市委員会
共産党市議団が並木新市長に申し入れ
国保税引下げ、認可保育園の増設、地下鉄基金の活用など
並木まさる新市長に要請する共産党市議団
並木まさる新市長に要請する共産党市議団。手前から、笠原進市議、工藤薫市議、芦野修市議、石島陽子市議、辻実樹市議、小野大輔市議
 8月2日、日本共産党新座市議団6名は、26日から任期が始まった並木まさる新市長と面会し、かねてからの市民要望を来年度から実施するよう、申し入れを行ないました。

 笠原進団長は、「今、市民生活は大変きびしくなっている。区画整理や地下鉄延伸などの大型開発でなく、市民の暮らしを応援する市政にしてほしい」と述べ、12項目の要望について説明。特に、国保税の引下げ、2年も先延ばしになっている石神小学校の改修、市長も公約に掲げた保育園の増設や少人数学級などを必ず実施してほしいと要望しました。(要望書は下記参照)

 市長は「借地の買い取りがあり、財政調整基金の残高が2億円である。都営地下鉄12号線は都や県がやるべきだ」などと述べ、要望書を受け取りました。
 新座市長 並木傑様        2016年8月2日
                   日本共産党新座市議団 
                   団長 笠原進

         市政方針についての要望

 市長職への就任、ご苦労様です。住民福祉の向上のためご奮闘よろしくお願いします。8月30日に施政方針演説を行なわれる予定ですが、その中に以下のことを盛り込んで頂けますよう要望します。

1.国民健康保険税を引き下げること。
2.石神小学校の大規模改修を来年度実施すること。
3.待機児童解消のため、認可保育園を増設すること。
4.放課後児童保育室の大規模化・狭あい化の解消を進めること。
5.放課後児童保育室の支援員、補助員の賃金及び労働条件を改善し、支援員不足の解消をしっかりおこなうこと。
6.小中学校の少人数学級の実現を来年度から進めること。
7.幼稚園保育料への補助を増額して保護者負担を軽減すること。
8.市内循環バスの増便などの改善を進めること。
9.高齢者相談センターへの補助を増やして職員を拡充。
10.給付制の奨学金を創設すること。
11.当面必要のない地下鉄12号線の基金(約9億2千万円)を取り崩して、福祉・教育・市民生活の向上のために活用すること。
12.市庁舎の新設、新座駅北口土地区画整理事業に加えて、大和田2・3丁目土地区画整理事業を新規に始めることは、市財政を厳しくし、市民生活のための事業を圧迫しかねません。大型開発事業を見直すこと。

以上
小池都知事の特別秘書
「大日本帝国憲法の復活求める」野田氏
野田数氏=東京都知事特別秘書
野田数氏=東京都知事特別秘書

 小池百合子都知事は2日、特別秘書に元都議の野田数(かずさ)氏(42)を任命しました。
 特別秘書は知事が任命し、議会の同意は不要。専用の公用車はつきますが、給料は「個人情報」で未公開です。

 野田氏は2009年に自民党で都議に当選。12年に離党し橋下徹氏と連携する「東京維新の会」を結成。12年の総選挙で落選しました。

 12年9月都議会で同氏は「我々臣民としては、国民主権という傲慢(ごうまん)な思想を直ちに放棄」して現行の日本国憲法を無効とし大日本国憲法の復活を求める時代錯誤の請願の紹介議員となり賛成。(共産党、自民党、公明党、民主党等の反対で不採択)

 小池百合子知事の思想、推して知るべしです。

(しんぶん赤旗 8月3日付から)

防災無線の内容は「新座市メールマガジン」で配信
「防災行政無線の内容がよく聞き取れない」という声が市民から多く寄せられていましたが「新座市メールマガジン」に登録すると放送内容が送信されるサービスが7月25日から始まりました。
「新座市防災行政無線メール」の登録方法(市ホームページ内)

 パソコン、スマホ、他の携帯からも登録ができます。1高齢者探してメール、2防災行政無線の放送内容の両方か片方を選択できます。市民からの登録は101件だそうです。(8月2日現在)

 6月議会で共産党議員の提案が実りました。お問い合わせは市役所市政情報課まで。

介護を「卒業」?
生の声をとりあげ、社会保障解体許さない
 7月30日から開かれた第58回「自治体学校」in神戸。私は『社会保障解体の「工程表」と地域の運動課題』の分科会に参加しました。講師は日下部雅喜さん(大阪社会保障推進協議会)で、講演後、各自治体の取り組みが報告されました。

 社会保障は医療・介護分野を中心に給付削減・負担増の「改革工程表」が予定され、多くが2017年通常国会への法案提出が狙われています。

 2015年4月から始まっている介護保険の改革では、1要支援1,2のホームヘルパーとデイサービスは保険から外され市町村事業(新総合事業)へ移行2特養ホーム新規入所は原則、要介護3以上の他は対象外。3合計所得160万以上(年金収入の場合280万以上)の方の利用料2割負担に引き上げ4非課税世帯でも配偶者が住民税課税であったり預貯金が一定額以上だと介護保険施設の食費、部屋代補助は打ち切りです。しかもこの改悪は2025年に向けて更にエスカレートしていきます。
自治体学校に参加した辻みき市議=神戸
自治体学校に参加した辻みき市議=神戸

 一連の改悪の基本的な考え方は、公的責任で行う社会保障を「家族」などの「助け合い」に置き換えようとするものです。
 例えば総合事業の「新たに加えられる多様なサービス」の「緩和基準サービスA」や「住民主体サービスB」は、これまでの専門的なサービスを住民ボランティア等に肩代わりさせようとする構図です。
 新座市でも多くのボランティアがありますが、あくまでも住民主体の自発的な活動であり、単純に専門職の通所介護やデイサービスを肩代わりできるものでもありません。

 戦後の傷跡を背負って日本を支えてこられてきた高齢者に「介護を卒業」させ、さらに痛みを負わせる社会保障の削減は許せません。
 8月30日から9月議会が始まります。新座市でも来年4月からの総合事業実施にむけて整備が進みます。現行サービスを後退させないよう、生の声、現場の声を聞いて追求したいと思います。
 3日間の学習を通して、日本型人口減少社会、沖縄の闘い、社会保障の切り捨て、自然災害など負担と混迷の時代に向き合う道筋が示される充実した学びになりました。様々な自治体の議員さんとも交流できて貴重な時間を過ごすことができました。

(記・辻実樹 市議)

「使用料の無料化を」が40%
「公民館に関するアンケート」から
 公民館が社会教育施設として、充実・発展することを目的に活動している公民館利用者団体連絡会が、今年の公民館祭(4〜5月)で市内全館(8館)から集めたアンケート結果を一部掲載させて頂きます。回答者は活動歴10年以上が84%です。

1.公民館の利用は?
 サークル活動42%、公民館講座14%、人との出会い13%、作品の展示・観賞12%、会議7%
2.公民館祭りは?
 良かった63%、普通22%、良くなかった7%
3.公民館を利用する上で、どんなことを希望しますか?
 部屋の使用料を無料に40%、公民館講座の充実35%、公民館の自主グループを支援して22%

公民館祭りの感想から 一部掲載
○着物リフォームのファッションショーが良かった。○踊りに感動しました。○スタンプラリーで子ども達も楽しそうでした。○高齢化のためか発表団体が少なくなったのが残念です。

公民館に関してのご意見は?から  一部掲載
○月一回の利用で20年以上続いています。本当の居心地よく利用させて頂きありがとうございます。○駐車場が狭い○生涯学習を支援する大切な場だと思います。昨今の様子を見ると趣味的な活動は多いですが、住民の学びの場として先細りの感。行政も支援をお願いしたい。○ロビーの楽しい活用法。
平和の懸垂幕、給水塔にはじめて設置
「核兵器廃絶は市民の願い」
 野火止7丁目に新しくできた給水塔に、恒例の平和の懸垂幕が設置されました。「核兵器のない平和な世界は市民の願い」という懸垂幕です。

 懸垂幕を議会で要求してきた小野だいすけ議員は、「給水塔に設置されたのは今回初めてのこと。新市長になっても、平和行政を推進するようにがんばります」と語っています。

 担当課によると、「今年はオリンピックなので、出場する2人の市民応援の懸垂幕を市役所とほっとぷらざに設置しましたが、来年は平和の懸垂幕を設置する予定」とのことです。
平和の懸垂幕、給水塔にはじめて設置
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