日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2017.8.13  No.1729
日本共産党新座市委員会
「国民に謝罪し、今すぐ辞職を!」
8.2 豊田真由子氏の議員辞職を求める市民集会
8.2 豊田真由子氏の議員辞職を求める市民集会
 「新座市民として恥ずかしい。早く辞めてほしい」
 8月2日、志木駅前ロータリーで開催された「豊田真由子氏の議員辞職を求める市民集会」で市民の怒りの声が相次ぎました。

 辞職を求める署名を真っ先に始めた市内の藤井千賀子さんは、「初めは子育てしながら頑張っている議員だと思っていたが、人の見ていないところで部下をいじめていた。議員歳費は月額約370万円。雲隠れして働かない議員、記憶や記録をすぐ無くす官僚のために、私は一生懸命働いて税金を納めている訳ではない」と発言。朝霞市、志木市、和光市の市民も次々にリレートークをしました。
8月3日、TBS「ビビット」が集会の様子を放映
8月3日、TBS「ビビット」が集会の様子を放映

 『野党が市民をつなぐ埼玉4区の会』が主催し、「入院を隠れみのに説明も謝罪もしないのは許されない。支持し推薦した自民党、公明党にも責任がある。4区のために働く国会議員に変えよう」と集会アピールを採択しました。

 マスコミ関係者も多数詰めかけ、駅前は約300人の熱気に溢れました。

豊田氏辞職を求める市民パレード
◆9月2日(土)10時〜
◆三軒屋公園
核兵器禁止条約が採択 核なき世界へ新たなスタート
核兵器のない平和な世界を
田中てる巳氏
田中てる巳氏

 核兵器を違法化する核兵器禁止条約が7月7日、国連本部で122ヵ国の圧倒的多数の賛成で採択されました。唯一つの被爆国日本政府が会議をボイコットしたことに内外から強い批判と失望の声が寄せられています。

 長崎の爆心地から3キロで被ばく。奇跡的に一命を取り止め被爆者運動に邁進している田中てる巳氏(新座市在住)のお話を力に核兵器廃絶の新たなスタートを切りましょう。

 日時:8月27日(日)14:00開会
 会場:ふれあいプラザ 志木駅丸井8階
 参加費:無料
 お話:田中てる巳氏日本被団協代表委員
 主催:志木9条の会
公共工事に安全と適正な賃金を
埼玉土建組合と共産党市議団が現場調査
埼玉土建組合と共産党市議団が現場調査
 埼玉土建組合新座支部は8月2日に毎年実施している市内公共工事現場調査行動に取り組みました。今回の現場は市役所新庁舎新設工事と大和田小学校給食室増築工事現場の二か所です。

 市役所新庁舎現場は、今年2月に労災死亡事故が発生。事故後、初めて元請けの銭高組の現場所長と直接懇談を行い、労基署からの指導や労災給付の確認などを行いました。

 また、同行した芦野修市議は「土建組合が3月実施した現場従業員の賃金調査は国の定める設計労務単価をほとんどの人が下回っていた」と述べ、「適正な賃金がしっかり行きわたるように」と所長に訴えました。

 大和田小学校は、夏休み返上で給食室の増築工事が急ピッチで施工されていましたが、元請けの浅田工務店さんに下請け施行管理台帳や建築業退職金共済証紙を貼ることなどを確認しました。この現場には工藤、石島両市議が同行しました。
草ボウボウで危険→きれいに伐採
埼玉県の朝霞県土事務所に要請
 大和田4丁目、防衛道路の脇の植樹帯。「夏場は草が生い茂って、県道の車が見えなくてとても危険」という市民の声にこたえて、芦野修市議は埼玉県の朝霞県土事務所に要請し、きれいに伐採されて見通しが良くなりました。
草ボウボウで危険→きれいに伐採
潮目は大きく変わった!
活路は共闘にあり 新座革新墾学習決起集会
 8月5日午後、新座市民会館会議室で、「8・5学習決起集会」が開かれ、会場一杯の市民が、暑い中を参加されました。
講演する五十嵐仁法政大学名誉教授
 講演する五十嵐仁法政大学名誉教授

 新座革新墾の綾部さんの司会。埼玉土建の西川副支部長は「安倍政権は内閣改造で支持率の上昇を図ったが、首相が変わらないと国民は納得しない。今日の学習を力に、市民と野党共闘で総選挙を勝利しよう」と主催者挨拶を行いました。市瀬革新墾代表世話人が、これまでの経過を報告しました。日本共産党衆院埼玉4区朝賀英義予定候補は、「東京都議選は多くの選挙区が野党共闘で勝利した。埼玉4区でも、市民が野党をつなぐ共闘で勝利をめざす」と、力強く決意を述べました。民進党の吉田よしのり予定候補からは「公務のため出席できない」と、丁寧なメッセージが寄せられました。

 「一般人の五十嵐仁です」と講演を始めた五十嵐仁法政大学名誉教授は、「もう我慢ができないと安倍政権を追い込んだのは市民と野党の共同の力。政治を変える機は熟した。国民が安倍政治を転換する闘いが始まった」と述べました。東京都議選の自民党惨敗の原因として、自民党の中谷議員が発言した「THTISイズA敗因」の最初のTは、埼玉4区選出の豊田議員の暴行・暴言のことで、「全国的に有名になった」と笑わせ、「絶対に勝利しなければならない」と強調しました。自らの経験として八王子市長選を例に、市民と野党共闘をつくる上で大事なことは、お互いの違いを認めて相手の立場を尊重すること等、楽しく語られ「総選挙も案外早まる」と述べました。

新座革新墾学習決起集会

 笠原市議が豊田議員の辞職を求める志木駅頭の運動にも触れて「市民が野党をつなぐ埼玉4区の会」について報告。栄・池田9条の会の古川さん、東野憲法9条の会の箕輪さん、新座生活と健康を守る会の保坂さんから決意表明がされました。
 「埼玉4区の会との共闘で、総選挙勝利。そのための署名宣伝行動」などを提起した集会アピールを、新日本婦人の会新座支部の山本さんが提案し、大きな拍手で確認。年金者組合森委員長の「来る総選挙は、市民と野党共闘で必ず勝利しよう」との挨拶で閉会しました。

(記・市瀬陽三)

第49回全国保育団体合同研究集会が埼玉県内で開催され(8月5日〜7日)、共産党市議も参加しました。
保育園の新増設と、保育士の待遇改善を
 「保育園落ちた日本死ね」のブログ通り、待機児童の問題は大きな社会問題です。

 1998年以降、低賃金・非正規雇用が増えたため、共働き世帯が多くなり保育園希望が急増。子どもの人数は減っているのに保育園希望は激増し今や1・2歳児の約4割は保育園児です。2000年からは幼稚園より保育園入所児童が多くなっているのは驚きでした。
 ところが、安倍首相は「2017年までの待機児童ゼロ」を先送り。国の待機児童対策は定員増の詰め込みが主流で、今後の『子育て安心プラン』も「幼稚園での乳児受け入れ」や、市が関与しない「企業主導型保育」が奨励されています。

 印象に残ったのは、1保育園の新増設、改修に国庫補助金は無くなったが、起債活用や交付税措置は残っていること。2全ての保育士の賃上げが必要。今は研修とセットで限られた人しか利用できない。3保育士は多様な子どもたちや地域の子育て相談にものっている。専門職に相応しい処遇を等です。
 新座市の待機児童は270人。認可保育園の増設、保育士の処遇改善に取り組んでいきたいです。

(記・工藤かおる市議)
第49回全国保育団体合同研究集会が埼玉県内で開催され(8月5日〜7日)、共産党市議も参加しました。
食は保育の要
 分科会「子どもの発達と給食」は3教室に分かれるほど、栄養士や調理員、保育士の参加が多く、9園から実践報告・提案がされていました。特に埼玉のどんぐりっこ保育園の、「手づかみで食べる離乳食」の提案は「食は保育の要」という考えのもと、保育と給食が共通の思いで、お互いに協力し合っている実践が印象に残りました。

 どんぐりっこ保育園の離乳食は、1子どもの食べる意欲を引き出すため、野菜は手づかみできる形に、2米の甘みを知る前に野菜本来の味を知り味覚を育てることを大切に考え、野菜の水煮から始めている、3どの段階の食事でも硬めの野菜を咀嚼する等、目の前の一人ひとりの子どもの発育や食べ具合などの様子を見ながら進めていることが話されました。入園前に家庭で離乳食を始めてきた子どもたちもいますが、スプーンで口に入れてもらうのを待っている子、野菜を食べない子が、自分の意思で手を伸ばしてくる瞬間がとてもうれしい、と話され、とても丁寧に子どもたちを育てている様子が伝わってきました。どの発言者も、栄養士と調理師、保育士の連携の大切さを語っていました。新座市では、保育園の給食調理業務の民間委託化の検討がされています。豊かな給食とは、と勉強になりました。

(記・石島よう子市議)
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