日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2006.3.5  No.1154
日本共産党新座市委員会
いのち暮らし守る「優しい市政」がほしい
市民に「ガマンと増税」強いる市長の施政方針
 須田市長は「みんなで進めよう元気の出るまちづくり−成功させよう観光都市にいざづくり−」と題する平成18年度施政方針を発表しました。

何一つない「市民の暮らし」を思いやる言葉

 今確定申告の時期ですが、今年は老年者控除の廃止、定率減税の半減などの増税の影響が市民を襲っています。所得は減る一方なのに医療や税金の負担ばかりが増える政治。市民は広がる格差を是正し、命・暮らしを守る暖かいセーフティーネットの強化を強く求めています。最も身近な市政は市民の暮らしを守ることに徹してほしいものです。

 ところが市長の施政方針は「税収が伸び悩み」と言いながら、市民の暮らしの大変さを思いやる言葉は何一つなく、財政が厳しいので「受益者負担」と税収を伸ばすための(?)「観光都市づくり」へ市民の「理解と協力」を求めるものとなっています。

「観光」ではなく「優しいまちづくり」を

 市長は06年度を「観光都市づくり元年」と位置づけ市民の協力を求めていますが、毎日の厳しい生活に追われる市民にとって「えっ観光?」という感は否めません。市役所隣地の民家「写楽」を買収改造し、『観光プラザ』として市民や旅行客の交流拠点として整備するのが今年の目玉事業です。しかし「住んで良かった、住み続けたい」と私たちが街に愛着を持つには住環境の改善や福祉施策の前進が大切です。

 「財政健全化」と称して障がい者の手当をカットし、子どもたちの補助金まで削減。雑木林は伐採される一方というのが現実の新座市です。どこで「行政と連帯、協働』できるのでしょうか。

 今必要なのは「観光」ではなく「弱者に優しく子育てや老後も安心なまちづくり」ではないでしようか。

構造改革で大打撃なのに国に物言わぬ市政

 国庫補助金、地方交付税が大幅に削減された「三位一体の改革」の影響で新座市は「3年間で51億5千万円も大幅な減収」になりました。しかし市長は「改革なくして成長なし」「官から民へ」など国民が疑問を抱き始めた小泉改革のスローガンを施政方針に無批判に掲載しています。地方財政を苦しめる「構造改革」に対して首長として国にはっきり物申す姿勢がないのは情けない限りです。

市民の願いとますます遊離須田市政の転換を

 「観光都市」にしても国際化教育特区の「英会話」にしても市民の本当の願いからは遊離した方向にますます邁進する須田市政。国言いなりに市民に「我慢と増税」を強いる市政の転換が必要だと感じさせる施政方針です。
並木傑市議が議長
小鹿伸衛市議が副議長 笠原進市議が建設常任委員長に
★各市議の所属常任委員会が決まりました。
敬称略)◎は委員長 ○は副委員長
総務常任委員会(8人)

◎嶋野加代 ○朝賀英義 並木 傑 並木平八 高邑朋矢
田中幸弘  古澤 隆 白井忠雄
文教経済常任委員会(7人)
◎加藤文保 ○川上政則 尾崎吉明 小川 清 三村邦夫
石島陽子  工藤 薫
厚生常任委員会(7人)
◎亀田博子 ○小池秀夫 平野 茂 星川一恵 平松大佑
保坂フミ子 細田 健
建設常任委員会(8人)
笠原 進 ○森田輝雄 小糸正文 羽根善保 中田 勇
小鹿伸衛  北村由江 滝本恭雪
議会運営委員会(6人)
◎小川 清 ○川上政則 森田輝雄 平松大佑 笠原 進
滝本恭雪
(委員外委員
 中田 勇 高邑朋矢 星川一恵)
3月議会で質問します!
市政に提案日本共産党議員の一般質問項目
笠原すすむ 3月17日(金) 3番目
1. 陸上自衛隊朝霞駐屯地に中央即応集団司令部が来ることについてどのような説明を受けているか。本来座間市に行きたいのに反対運動が強くていけない。新座市長も座間市長のように反対の声を上げるべき。米軍大和田通信基地の役割・機能についてどのような説明を受けているか。基地内の道路について「米軍の思いやり」とはどういうことか。
2. 観光都市づくりで市長は「税収の増えるまち」というが、地域振興策こそ必要ではないか。市長の具体策は、商店街振興・都市農業推進のための補助事業をなぜ改悪するのか。住宅リフォーム制度を実施せよ。
3. 旧新座小学校跡地利用検討協議会報告の実現のために努力すべき。旧大正小学校放課後児童保育室の跡地の活用は。
工藤かおる 3月17日(金) 4番目
1. 介護保険制度で食費の徴収が昨年10月から始まったが、各施設のデイサービス、ショートステイヘの影響と市の対策は。ショートステイは申し込みが多く利用できない状況が深刻。市として何床かでも緊急ベットを借り上げ、確保を。
2. 工業地帯に隣接する畑中・馬場地域の交通量調査の結果をどのように生かしていくのか。
3. 友好姉妹都市としてフィンランドの教育改革から学ぶ企画を持ってはどうか。
4. 市内中学校のジャージ・体操着・カバン・上履きなど指定業者を増やし、父母の利便性、地域経済の活性化につなげよ。
5. 墓地を求める市民のために「共同墓地」や「樹木葬」のスペースを確保してはどうか。
石島よう子 3月17日(金) 5番目
1. ひばりヶ丘駅北ロパリアフリー事業の進捗状況は。駅北口からパスターミナルまでの案内看板の設置を。
2. 広報にいざ配布委託料や集団資源回収事業奨励金は減額せず現行どうりにすべき。
3. 粗大ごみ収集の際、あらかじめ購入したシールを貼付する方式で立ち会わなくてもすむようにできないか。
4. 片山小学校交差点の横断歩道の位置を移動して安全の確保を。
5. 小中学校の施設改善要望は実現していないものが多い、予算の確保を。第五中学校の野球パックネット、武道場扉の改修を。
6. 小中学校の消耗品費などの必要な予算はきちんと確保すべきですが、需要費の配当が減っているのでは。
朝賀ひでよし 3月20日(月) 1番目
1. 保育園の待機児童対策について、保育所の建設、家庭保育しての支援はどのように検討しているか。
2. 保育所への指定管理者制度導入を視野に入れているようですが、保育所にはなじまないのではないか。
3. 職員の定数削減を大幅に進めようとしているが、それで行政の役割がはたせるのか。
4. この間(02年度・03年度)に増えた債務負担行為について、財政運営上問題があったことを認めるべきではないか。
保坂フミ子 3月20日(月) 2番目
1. 就学援助制度の周知徹底を図り、利用しやすくすべきではないか。
2. 政府の医療制度「改革」法案は、医療費を抑制するとして、国民に新たに痛みを押し付けるもの。医療費負担増の次の点について、市長の認識は。
110月からの窓口払いの変更
2長期入院患者
3高額医療費自己負担限度額の引き上げ
475歳以上の保険料徴収制度新設
3. 医療費等の支払い困難な方に、専門の相談窓口の充実とPRをせよ。
4. 新座駅前区画整理事業内の都市公園に幼児用遊具の設置を。再現している野火止用水は深いため藻が繁殖している。改善を。
こじか伸衛 3月20日(月) 3番目
1. 障害者自立支援法施行について。
1事業責任者の市長の見解を問う。
2利用者負担制度はどう変わるのか。
3低所得者への独自の軽減措置を行うべき。
4事務量が多くなるが、人員を増やして体制の強化をするべき。
2. 自治体の本来の仕事である「福祉の向上、教育、子育て支援」のまちづくりを考えるべきと思うが、市長の見解は。
1教育事業、子育て支援事業は削減すべきではない。
2一人暮らしのお年寄りや障害者への支援事業は削減すべきではない。
3建設関係国保補助金は増額こそすべき。
4事業費確保のため、区画整理事業のスローダウン、土地開発公社健全化計画の見直しを。
3. 市道13−05線(桜株通り)の安全対策のため、歩道の設置をすべき。
市民サービス切り下げやめよ!平和憲法守ろう
寒風突いて「いのちと暮らしを守る市民集会」
 2月22日三軒屋公園で「いのちと暮らしを守る市民集会」が開かれ、寒風を突いて市民や労組など約350人が参加。暮らしを守るために力を合わせようと志木駅までデモしました。
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