日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

2007.9.9  No.1231
日本共産党新座市委員会
市が18年間の『建物改修計画方針』を決定
135の全公共施設を調査
日本共産党、「公共施設の改修」を繰り返し提案

 従来の新座市は、公共施設の新築の計画はあっても現有の建築施設の改修計画はありませんでした。

 日本共産党市議団は「今ある施設や老朽化している建物の改修を計画的に実施することが大切で、その方が施設も長持ちし経済的だ。改修計画をたてよ。財源は不要不急の大型事業を見直して生みだせ」と提案してきましたが、ようやくこの7月に『新座市有建築施設の改修改築方針』が決定されました。

来年度は、5つの保育園の耐震工事など

 保育園、小中学校、公民館、集会所など135の公共施設を調査し、いつ改修・改築するのか平成37年度までの年次計画をたてています。

 改修方針は「鉄骨鉄筋コンクリート造の建物は耐用年数が60年。15年、45年目に改修し30年目に大規模改修する。軽量鉄骨造と木造の建物は耐用年数30年で改修せずに改築(新築)する」を原則としています。

 「平成20年度〜22年度を短期方針、平成23年度〜27年度を中期方針、平成28年度〜平成37年度を長期方針とし、平成22年度にこの計画を見直しし、その後5年ごとに建物診断をして見直しする」としています。

 18年間での135施設の改修改築費は合計で約126億6000万円です。学校、公民館、体育施設などが多いため教育関係が77%を占めて第一位。第二位が保育園など福祉健康部が13%となっています。財源を確保し計画実行を求めましょう。
平成20〜22年度 改修工事費
♪感動ひろげた♪
第五回ピースフェスティバル
 9月2日日曜日、新座市民会館で第五回ピースフェスティバルin新座が開催されました。ロビーにはアフガンの写真、各団体の書籍、Tシャツ、ピースバッチ、中2階には教科書を考える会の展示と盛りだくさん。富士見市よりお借りした折鶴のパネルには目を見張りました。

 ”つなげよう こころとこころ 世代も時代も国境も越えて”をテーマに、子どもと大人が命、愛、平和について考え言いたいことを言おうと、子どもたちが書いた作文の朗読、大人の思いも織り交ぜて展開されました。

 オープニングは「新座市障害者を守る会」の仲間たちの舞台いっぱいの力強い太鼓の演奏、「朗読の会ひびき」の子どもたちの夏に涙する人。昨年参加してくれた「アフガニスタンの子どもたち」の今の映像が流れ、早く戦闘が終わることを祈らずにはいられません。

 鳴子と団扇太鼓をつかった「うらら」さんの素敵なよさこい踊りにうっとり。♪世界が一つになるまでずっと手をつないでいよう♪と歌って、第一部が終わりました。

 第二部では「新座ピース合唱団」による♪今♪信じる♪などが歌われ、出場者全員と会場の皆さんも一緒に手をつないでの大合唱で盛り上がりました。

 子どもの手を離さず、子どもたちを取り巻く問題や心の悩みに耳を傾け、決して子どもたちに無関心でないこと、沈黙しないこと、憲法九条が危うい今、政治に無関心でいないこと、これは本当に大切なものを守るための最初の第一歩です。

(田川・ピース実行委員)
介護ベットや車いすなど取り上げ進む
介護保険法の改悪で、前年よりマイナス
 06年4月に改正介護保険法が施行されました。

 厚生労働省は介護保険利用者の過半数を占める要支援、要介護1の方のサービス利用を減らすため、訪問介護等を制限して栄養指導や転倒予防などに特化、いわゆる『介護予防』を重視するシステムに大きく制度を変えました。

 要介護1と認定された軽度の方は「ホームヘルプサービスの時間や回数が減った」「ヘルパーさんと話す時間がなくなった」などの不都合が起こっています。

 また、車いすや電動ベットも自力で起き上がれないような方からも「制度が変わったから」と機械的に取り上げ、問題となっています。

 日本共産党は、「介護給付費を抑えるためのサービス切り下げは高齢者の自立に逆行だ」と批判し、在宅サービスの充実を要求しています。

 新座市の昨年度の決算資料からも、要介護1の方のホームヘルプ(訪問介護)利用件数は前年度比で微増にとどまり、給付額は逆に1600万円減っています。ベットや車いす等の福祉用具利用は給付額が約4割も減っていることがわかりました。(下表参照)
要介護1の方の訪問介護等の利用状況
介護予防はどうなったか
 今年度から要介護1の方の7割は、要支援1・2に認定替えがおこなわれます。
 新座市では6つの地域包括支援センターで軽度者のケアプランが作られ介護予防が展開されているはずですが、人員体制や財政はどうなのか日本共産党は9月議会で質問します。
介護保険料(64歳以下)は1万円アップ
県内5位の高さ


 06年度の40歳から64歳までの介護保険料は一人あたり平均4万4319円でした。国保税と一緒に徴収されるため、第二の国保税とも言われ市民には大きな負担です。この保険料は埼玉県内40市中、第5位の高さです。

介護保険料(64歳以下)は1万円アップ
住民の願い実る
新堀一丁目地域の溢水解決ヘ
 新堀一丁目6番地周辺は30年来溢水に悩まされています。昨年5月は二度にわたる大雨でマンホールから雨水が噴出し、玄関まで押し寄せる状態でした。住民の方は署名を集め下水道課と交渉をし、昨年の6月議会には小鹿議員が一般質問で取り上げました。

 小鹿議員は「250ミリの細い管では上流からくる雨水をのみ込めない。野火止用水の下の2600ミリ管に流し込む以外解決はできない」と提案。市は「来年、設計変更をして財政を検討し工事は平成20年度以降にならざるをえない」と答弁していました。

 しかし、この9月議会の補正予算で「新堀一丁目地内雨水枝線工事」が予算化されました。下図のように溢水地域の手前に800ミリ管を埋設して上流からの雨水をカットする工事がおこなわれ、長年の溢水が解決できる見込です。
新堀一丁目地域の溢水解決ヘ
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