日本共産党塩川てつや衆院議員、あやべ澄子予定候補らと群馬・ハツ場ダムを現地調査 |
5月9日、群馬県の八ツ場ダム建設予定地に、塩川衆院議員、あやべ澄子さんらとともに現地調査をおこないました。
新緑の美しい吾妻渓谷に寄り添うようにくらしてきた町も川原湯温泉もダムの底に沈みます。
案内してくれた国土交通省の事務所長は「吾妻渓谷は保存するような計画に変更されています」と説明しますが、住民は「水の流れを大きく堰き止めるダム建設で吾妻渓谷は守れない」と言います。
水没には学校も含まれ、山の上に中学校はすでに移転していましたが、スクールバスもありません。「自家用車で通学している生徒もいますから大丈夫」という説明に参加者は驚きの声を上げました。
水没予定地に住む男性は、生活補償がダム建設と一体のため「度重なる工期の延長で見通しの持てない生活を57年間も続けてきた」と苦境を語りました。
視察に同行した読売新聞の記者は「ダムの建設を差し止められるかどうかは、総選挙の結果いかんですね」と言います。
塩川衆院議員は、「利水も治水にも役立たない数千億円のダム建設は中止を決断することが生活再建の一番の力だ」ときっぱり。私も住民の思いを無視する政治を変えたいと決意を新たにしました。
(記・桜井はる子)
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