日本共産党新座市議会議員団
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にいざ民報

12.30-1.6合併号  No.1497
日本共産党新座市委員会
希望の持てる新しい日本へ 今年も全力で奮闘します
日本共産党新座市議団  2013年 新春
日本共産党新座市議団
日本共産党新座市議団 左から朝賀英義議員、笠原進議員、工藤かおる議員、
石島よう子議員、小野だいすけ議員、あしの修議員
 今年こそ、希望ある未来につながる年にしたいものです。小選挙区制の弊害で自民党が多数となりましたが、景気の低迷、不安定な雇用など、市民の暮らしは一向に変わっていません。
 日本共産党は、消費税増税中止、原発は即時ゼロに、社会保障の充実、憲法九条を守るなど国民の願い実現に全力で奮闘します。新座市では4月から18歳まで医療費無料化、国保税引き下げ、ガン検診無料化など、市民の願いが一歩前進します。引き続きのご支援、ご協力を心からお願い申しあげます。 門松
日本の政治に新しい胎動を!
伊藤 岳

 新しい年おめでとうございます。暮れの総選挙では「民主党ノー」の劇的な審判が下りました。今年の参院選挙では日本政治の新しい胎動が聞こえる選挙に!と決意しています。

 私は3・11以降、県内15か所で「原発さよならツイッターデモ」を連続実施してきました。デモ参加者たちと「大飯、敦賀、東通とどこでも活断層の可能性が高く安全な原発などあり得ない」「懲りずにデモを継続していこう」と語り合っています。

 国民の願いの通る国会にするには、原発マネーも企業献金も受け取らない党。財界やアメリカ―にコントロールされない党がどうしても必要です。

 「本物の改革」へのキーマン・日本共産党と私・伊藤岳をどうかよろしくお願い致します。
 
伊藤 岳(参議員埼玉選挙区予定候補)

新座から「原発即時ゼロ」の発信を
市長「30年代までになくすのが現実的」
小野大輔議員
小野だいすけ議員

 小野だいすけ議員は12月議会で「『原発即時ゼロ』を新座市から発信すべきだ」と一般質問しました。

 具体的には、懸垂幕の標記、「脱原発を目指す首長会議(蕨市長などが参加)」への参加などを提案しました。
 市長は、「脱原発は国民総意の声であると考える。脱原発を目指す首長会議への参加ではなく、今後、全国市長会副委員長、埼玉県市長会会長として意見を述べていきたい」と答弁しました。
 小野議員は、「市長は全国市長会会長への立候補を決意している。『原発即時ゼロ』を公約としてはどうか」と追求。
 市長は、「現在、立候補表明について原稿を作成中である。原発から自然エネルギーへの転換については国が惜しみない予算を組んで研究すべきだ。しかし、電力供給を考えれば30年代までになくすのが現実的で、即時ゼロは非現実的」という答弁に終始しました。

 小野議員は「関西圏では大飯原発が再稼働しなくても電力が足りていたことは明らかだ。電気料、環境、経済どの点を取っても『原発即時ゼロ』こそ日本が進むべき路線だ」と述べ、市長の考えを批判しました。

点字ブロックを改修 朝霞台駅の歩道
点字ブロックを改修 朝霞台駅の歩道
 朝霞台駅バス乗り場付近の点字ブロックはマジックペンが入る程大きな亀裂が。
 共産党朝霞市議団と連携して速やかに修繕しました。危険個所をお知らせ下さい。
少人数学級に決断を
3年生になると10名も増加 1クラスあたりの児童数
笠原進議員
笠原すすむ議員

「一人一人の子どもへの行き届いた教育実現のために、少人数学級は必要だ。いつまでも実行しようとしない国や県の現状を考えれば、新座市独自にでも実現を図るべきではないか。少なくとも来年度から小学校3年生の35人学級を実現すべきだ」笠原進議員は12月18日の一般質問で提案しました。

片山、第四、東北、東野、石神、新開、栗原、陣屋の8小学校で一クラスの児童数が激増

 今の制度は小学校1、2年が35人学級、3年生以上が40人学級になっています。従って、2年生の時は1クラス24人で3クラスだったのに、3年生になると1クラス36人で2クラスという事態も生まれます。1クラスの人数が10人以上も増えると先生も大変になります。勉強が難しくなるのに、これが卒業まで続くことになるのです。
 表1を見てください。
 毎年市内小学校の半分近くの学校でこうした事態が生じます。来年度は、片山、第4、東北、東野、石神、新開、栗原、陣屋の8小学校で3年生になると1クラス当たりの児童数が激増します。4小、陣屋小などは、これが毎年続いています。

 笠原議員は「少人数学級は欧米では当たり前なのに、日本では自民・公明政権も民主政権も40人学級のまま放置してきた。本来、国や県がやるべきだが蕨市や志木市などでも市独自で教員を雇って実施している。新座市でも予算4千万円程でできる」と提案しました。
 教育長は「少人数学級は本来国や県でやるべきことで、市単独でやることではない」と後ろ向きの答弁に終始しました。

小学校30人学級の犬山市(愛知県)を視察
いじめをなくし行き届いた教育は父母の願いです
いじめをなくし行き届いた教育は父母の願いです

 笠原議員は「10月に文教環境常任委員会で、愛知県犬山市を視察した。犬山市では小学校は30人学級、中学校は35人学級を実現していた。児童・生徒数は新座市の半分ほどだが、犬山市独自で教員を7人、非常勤講師を54人採用(平成24年度)している。1クラスの人数を少なくし、さらに英語、数学(算数)では1クラスを半分ずつに分けて教えていた。新座市でも見習うべきだ。」と主張しました。

新座市独自で少人数学級を実現すべき

 「新座市では副担任、教科担任、英会話など市独自の施策に多額の予算を使っている。少人数学級も市独自に実現すべきではないか」と提案しました。

 教育長は「副担任、英会話などは枝葉的なもので、少人数学級は根幹のものだ。根幹のものは市独自でなく国や県が実施すべきものだ」と答弁。

 笠原議員は「英会話なども大切だと思うが、根幹の少人数学級こそ大切にすべきではないか。国の動きを待っている間に子どもたちは卒業してしまう。同じ新座市でずっと25人のクラスと40人近いクラスで勉強する学校では教育環境に大きな差が出る。一年も早く改善すべきだ」と厳しく追及しました。

表1、子どもたちの教育環境を平等に!
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